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2ヶ月続けての歌舞伎 [歌舞伎]

天気は悪かったんですが、今日は、2ヶ月続けて行われている四代目中村鴈治郎
さんの襲名披露公演「中村翫雀改め四代目中村鴈治郎襲名披露 二月大歌舞伎」
を観に、1月に続けて今月も大阪松竹座に行ってきました。
二月歌舞伎.jpg 
1月に、鴈治郎さんの“襲名披露 口上”は聞かせてもらったので、今月は、「市川
猿之助宙乗り狐六法相勤め申し候」って文句に惹かれて夜の部で席を取ってしま
いました。
Img_3094.jpg Img_3097.jpg 
公演は、無茶苦茶良かったんですが、公演の感想を書く前に、三津五郎さんの訃
報を知ってしまって、かなり動揺していますので、ちぐはぐな内容になっていると思
います。すみません。
(公演中、なんだか凄い迫力が舞台に漲っていて、一つ一つの演目が心に響いて
感動で身体が熱くなり、ただならぬ雰囲気だな~!なんて思ってました。)

最初の演目は、坂田藤十郎さんがお初を勤める“曽根崎心中”。お初に藤十郎さ
ん、そして、徳兵衛に鴈治郎さん。あまりに有名な作品なので内容で書くことは無
いですが、齢80歳を超えた藤十郎さんの1300回を超えるお初!昨年の歌舞伎
座が最後ってことでしたが、ありがたいことに大阪での再演となったので、見納め
と思って、目に焼き付けておきたい舞台でした。

次の“連獅子”にも、鴈治郎さんが登場し右近&親獅子の精を勤め、左近&仔獅
子の精は壱太郎さん。先ずは、狂言師の右近と左近が出てきて、獅子は我が子
を千尋の谷に落とすという故事を踊ってみせ、蝶に誘われて去っていくと、次に僧
蓮念(猿之助さん)と僧遍念(松緑さん)が登場、狂言“宗論”で笑わせてくれます。
そして、連獅子と言えばってこの場面が直ぐに頭に浮かぶと思いますが、赤と白
のタテガミをぐるぐる回すやつ!ザ!歌舞伎って感じで、何回見てもこれはテンシ
ョン上がりますね!

そして最後は、お目当ての“三代猿之助四十八撰の内 義経千本桜”の川連法眼
館の場。佐藤忠信(実は源九郎狐)はもちろん市川猿之助さん!
静御前(壱太郎さん)が持っている初音の鼓が、両親の革でできていることから、
佐藤忠信に化け静御前のお供をしていた源九郎狐だったが正体を見破られ、初
音の鼓が両親の革でできていることを告げると、哀れに思った義経(門之助さん)
が鼓を源九郎狐に授け、喜んだ源九郎狐が義経の追っ手を退治して、宙乗り狐
六法で去っていくという話。
なにより猿之助さんの早変りや宙乗りなどのケレン味をたっぷり楽しめる舞台で、
最後は会場全体に桜吹雪も舞って、心躍る最高の演目でした。

そんな猿之助さんの宙乗り狐六法を見終わって、大阪松竹座の階段でスマホの
電源を入れていきなり飛び込んできたのが、坂東三津五郎さんの訃報!
あまりのことにぼう然としてしまいました。
勘三郎さんや團十郎のこともあったので、心配をしてたんですが、いくらなんでも
早過ぎますよ!
残念でしょうがないですが、ご冥福をお祈り申し上げます。。。(涙)


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