久々にお能 [能・狂言]
今年も、年末恒例の1年間のブログのまとめをしてて、今年はお能をあんまり
観に行ってないな~!なんて思ったので、思い立ったが吉日って感じで「第七
十六期 第四回 上野松颯会定期能楽会」を観に大槻能楽堂に行ってきました。
今日は、ゼミか何かの課題なのか?大学生と思しき団体さんがいて、平均年
齢を押し下げた感じの、いつもと違う会場の雰囲気の中、先ずは、仕舞がはじ
まり、「芦刈」、「龍田」、「猩々」。
そして、赤井きよ子さんのお能で「楊貴妃」。言わずと知れた中国の話ですが、
基本は本邦モノと同じで楊貴妃の霊と方士(道教の呪術師)が登場し、楊貴
妃が自分の生い立ちや玄宗皇帝との思い出を舞うという展開なんですが、と
りあえず前半は、楊貴妃は舞台中央の作り物の中で、ただただ方士が楊貴
妃探しの説明をしている。。後半、華やかな楊貴妃は現れるんですが、如何
せん静かなお能に、私の方が夢うつつな状態になっていました!居眠りの言
い訳でもないですが、地謡の響きの中うつらうつらするのが、めちゃ気持ちイ
イんですよね~!(演者の方には失礼ですが・・)
100分におよぶお能の後は、ちょっとひと息って感じで、善竹忠一郎さんと善
竹隆司さんに上西良介さんの狂言「長光」。立派な刀を持った男が都の市場
でお土産を物色していると、泥棒が現れ刀を盗もうとすると言う話です。が、
男にぴったりと寄り添って、刀に付いている紐を自分の腰に巻いて、この刀は
自分の物だと言い出す泥棒の手口に、思わず笑ってしまいました!
最後のお能に向け、間の仕舞で、上野朝義さんと上野雄三さんのこちらも中
国モノで「東方朔」。少しでしたが、お二人で舞われる凛とした姿が素晴らしい!
最後は、上野朝彦さんの「熊坂」。寅さんの口上「泥棒の始まりが石川の五右
衛門なら、博打打ちの始まりが熊坂長範」でお馴染みの(私だけかもしれませ
んが・・)熊坂長範の話です。旅の僧が美濃の赤坂を通りががった折、地元の
僧(実は熊坂の霊)に呼び止められ、ある人物の供養をしてほしいと頼まれる
静かな前半。熊坂長範に姿を変え槍を手に牛若丸との死闘を舞う激しい後半
のギャップを楽しませてもらいました。
そして、昼ごはんは、谷四にあるイタリア料理店「オステリア アランチャ 」さん
で、二色の大根とカツオのラグーソースという珍しいスパゲッティをいただきま
した。
不思議な食感でめちゃ美味しかったですよ。
観に行ってないな~!なんて思ったので、思い立ったが吉日って感じで「第七
十六期 第四回 上野松颯会定期能楽会」を観に大槻能楽堂に行ってきました。
今日は、ゼミか何かの課題なのか?大学生と思しき団体さんがいて、平均年
齢を押し下げた感じの、いつもと違う会場の雰囲気の中、先ずは、仕舞がはじ
まり、「芦刈」、「龍田」、「猩々」。
そして、赤井きよ子さんのお能で「楊貴妃」。言わずと知れた中国の話ですが、
基本は本邦モノと同じで楊貴妃の霊と方士(道教の呪術師)が登場し、楊貴
妃が自分の生い立ちや玄宗皇帝との思い出を舞うという展開なんですが、と
りあえず前半は、楊貴妃は舞台中央の作り物の中で、ただただ方士が楊貴
妃探しの説明をしている。。後半、華やかな楊貴妃は現れるんですが、如何
せん静かなお能に、私の方が夢うつつな状態になっていました!居眠りの言
い訳でもないですが、地謡の響きの中うつらうつらするのが、めちゃ気持ちイ
イんですよね~!(演者の方には失礼ですが・・)
100分におよぶお能の後は、ちょっとひと息って感じで、善竹忠一郎さんと善
竹隆司さんに上西良介さんの狂言「長光」。立派な刀を持った男が都の市場
でお土産を物色していると、泥棒が現れ刀を盗もうとすると言う話です。が、
男にぴったりと寄り添って、刀に付いている紐を自分の腰に巻いて、この刀は
自分の物だと言い出す泥棒の手口に、思わず笑ってしまいました!
最後のお能に向け、間の仕舞で、上野朝義さんと上野雄三さんのこちらも中
国モノで「東方朔」。少しでしたが、お二人で舞われる凛とした姿が素晴らしい!
最後は、上野朝彦さんの「熊坂」。寅さんの口上「泥棒の始まりが石川の五右
衛門なら、博打打ちの始まりが熊坂長範」でお馴染みの(私だけかもしれませ
んが・・)熊坂長範の話です。旅の僧が美濃の赤坂を通りががった折、地元の
僧(実は熊坂の霊)に呼び止められ、ある人物の供養をしてほしいと頼まれる
静かな前半。熊坂長範に姿を変え槍を手に牛若丸との死闘を舞う激しい後半
のギャップを楽しませてもらいました。
そして、昼ごはんは、谷四にあるイタリア料理店「オステリア アランチャ 」さん
で、二色の大根とカツオのラグーソースという珍しいスパゲッティをいただきま
した。
不思議な食感でめちゃ美味しかったですよ。
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