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歌舞伎でらくだ [歌舞伎]

正月を初春と言うけど本当に初春のような陽気だった本日、会社は今日まで
お正月休みってことで、今年の遊び始めは、大阪松竹座に「壽初春大歌舞伎
(昼の部)」を観に行ってきました。
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演目は、愛之助さんと壱太郎さんの“歌舞伎十八番 鳴神”、扇雀さんの舞踊
“枕獅子”、そして、楽しみにしていた中車さんの久六と愛之助さんの熊五郎と
言う落語でお馴染みの“らくだ”でした。
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先ずは、鳴神。鳴神上人(愛之助さん)が神通力で滝壺に龍神を閉じ込めたた
めに、雨がまったく降らず干ばつの被害が甚大になったことから、朝廷は、雲
の絶間姫(壱太郎さん)と言う美人を鳴神上人のところに遣わす。姫は色香で
鳴神上人をだまし泥酔した隙に、龍神を逃がし自分も逃げ出す。が、騙された
鳴神上人は怒り心頭で弟子の坊さんに当り散らし、姫を追いかけると言う話。
酔いつぶれるまでの前半は、笑いやちょっと下ネタありの楽しい展開、がらりと
変わって、怒り狂った後半の激しい荒事の落差と合わせて、歌舞伎らしい様式
美の世界を楽しませてもらいました。
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そして、こちらも初春の歌舞伎と言う華やかさのある扇雀さんの枕獅子。郭の
座敷で美しい傾城が、扇の獅子舞を踊り蝶に誘われて姿を消し、次に白いた
てがみの獅子が現れ舞う、お正月らしいお目出度い演目でした。

幕間に、高砂堂さんの“栗赤飯まんじゅう”を頬張って後半へ!
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餡子の代わりに入ったほのかに甘くモチモチ食感の赤飯が独特の美味さです。

最後は、らくだ。場面は、ずうたいが大きく無頼漢でらくだとあだ名される宇之
助(亀鶴さん)が、河豚にあたって死に部屋に寝かされ、兄貴分のやたけたの
熊五郎(愛之助さん)が、葬式の工面を考えているところに、紙屑屋の久六(中
車さん)が通りかかる。熊五郎に脅され葬式の手伝いをすることになった久六。
家主幸兵衛(寿治郎さん)のところに行って酒と煮しめを届けるようにと使いっ
走りをさせられ、嫌と言うなら死人にかんかんのうを踊らせると伝言するが、家
主は相手にしない。それならばと、久六にらくだを背負わせ家主のところに連れ
て行きかんかんのうを踊らせ、酒と煮しめを手に入れて、2人で酒盛りをはじめ
るが・・・普段、気弱な久六、実はめちゃ酒癖が悪かったと言う話。
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最後はさらりと終わった感じでしたが、大いに笑わせてもらいました。
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