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春の京都でお能と京料理 [能・狂言]

雨に濡れる京都の満開の桜を横目に、今日は「第73回 喜多流 涌泉能」
を観に大江能楽堂に行ってきました。
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本日の番組。先ずは、能「巴」を高林昌司さん、次は、狂言「寝音曲」
を茂山千五郎さん、そして、独吟「小原御幸」を高林白牛口二さん、
最後は、能「小塩」を高林呻二さんでした。
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優雅で勇壮な高林昌司さんの“巴”は素敵でしたし、千五郎さんの膝枕じ
ゃなきゃ謡えないと言い出す“寝音曲”では大笑いさせてもらい、高林白
牛口二さんの張り詰めたような緊張感のある独吟に驚かされ、そして、
高林呻二さん気品と陰のある在原業平の舞も素晴らしかったです。

大江能楽堂には、今回、はじめてお邪魔させてもらったんですが、明治
に建てられたと言う1・2階の桟敷席を有する木造の能楽堂がなんとも
風情のある佇まいでした。増築増築と言う感じで雰囲気の違う屋根が五
つも連なった建屋の中は、なんだか迷路のようで楽しかったですよ。
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普段見ている能楽堂より舞台が近い感じで、演者の方が手のとどくよう
な距離で演じれらっしゃるような臨場感がありました。

そして、大江能楽堂でのお能観劇の後、京都らしく京料理の「割烹 凪」
さんで食事会。
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料理は、ぐじの南蛮漬け、ホウボウのお造り、ニシンの塩焼きに姫皮の
梅肉、桜餅風のぐじの桜蒸し、筍にスズキを巻いた天ぷら、若竹煮、鯖
と鯛寿司、フルーツのゼリー。
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目と舌で季節を感じる美味しい料理で春の京都を満喫しました。

今回、いつもの観劇のメンバーさんとは違う方々とご一緒させてもらっ
たんですが、その方々が、また、面白い!蝶やカメムシを集めに世界を
巡っている方や収集したガムの袋の本を出した骨董屋さん、地唄舞の御
師匠さんなどなど、普段絶対聞けないような楽しい話をたくさん聞かせ
てもらいました。感謝です。
感謝と言えば、今回、能のチケットの手配からお店の予約まで、なにか
らなにまでお世話になりっぱなしで、本当に感謝です。ありがとうござ
いました。
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雨とは言え、さすが京都って感じで桜目当ての観光客の方々で賑わう中、
高瀬川のライトアップされた桜を横目に楽しみながら、そそくさと大阪
に戻りました。

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