SSブログ

大人の遠足(龍野と室津) [観光]

梅雨前のプレゼントって感じで、爽やかに晴れ渡った日曜日。今日は、
いつもお世話になってる梅田のジャズバー“パイルドライバー”の常連
さんたちと龍野と室津へ大人の遠足。

昼前に姫路駅に集合し、ホームからの姫路城を横目にJR姫新線に乗り
換えてのんびりと本竜野駅へ。
DSC06830.JPG DSC06831.JPG 
本竜野駅からヒガシマル醤油の工場の横を通り、揖保川を渡ると古い
町並みの残る龍野の市街地が現れます。
DSC06840.JPG DSC06847.JPG 
先ずは、散策前の腹ごしらえって感じで、龍野城にのぼり、みんなで
昼ごはん。私は姫路駅で買った「おかめ弁当」を頬張りました。美味
しい!
18766077.jpg 18813973.jpg 
そうこうしているうちにガイドさんが登場し、ご挨拶の後、しばし龍
野城のいわれを聞いて・・散策開始!
DSC06860.JPG DSC06861.JPG 
先ず、龍野城内にある「たつの市 龍野歴史文化資料館」で、ちょうど
開催していた“脇坂安治・安元資料特別公開 秀吉・家康・秀忠たちの
手紙”を拝見。
DSC06865.JPG DSC06870.JPG 
秀吉が脇坂に送った手紙が展示してあったんですが、日付から届く前
に次の指示(叱咤)を書いていている秀吉のせっかちさがにじみ出る
手紙群でした!それと秀吉直筆と言われる手紙も飾ってありました。

次は、旧脇坂屋敷周辺の白壁の道を通って、三木露風が幼年期を過ご
した邸宅跡。(この門の前で母を思った気持ちを詩にしたのが有名な
“赤とんぼ”だそうです)

そこから秋にはもみじが美しいと言うもみじ谷の新緑のもみじを愛で
つつ、聚遠亭の御涼所を見学。床下に抜け穴なんてのも残っている風
情のある建物でした。
DSC06893.JPG DSC06906.JPG 
DSC06904.JPG DSC06905.JPG 
時間の都合でお参りでできませんでしたが、龍野は野見宿禰が出雲に
帰る途中に病死した地として野見宿禰神社が祀られているそうです。

そして、水練場看板のかかる立派な門のある小学校のプールの横にあ
る「霞城館」で、三木露風、三木清、内海信之、矢野勘治の詩と哲学
を駆け足で楽しませてもらいました。
DSC06913.JPG DSC06916.JPG 
DSC06920.JPG DSC06925.JPG 
龍野は醤油の町のイメージが強かったんですが、工場は近代化されて、
町に醤油の香りは、全く漂って無くってちょっと寂しかったんですが、
「うすくち龍野醤油資料館」で、大きな樽や麹室、滑車の付いた圧搾
機など昔の醤油製造の面影を感じさせてもらいました。
DSC06930.JPG IMG_3038.JPG 
DSC06942.JPG DSC06939.JPG 
さすが龍野、醤油の自動販売機がありました!
18835898.jpg 
醤油蔵の中にある「如来寺」に参拝し、お城の下の三木露風の生家の
横を通って、水練場の前に戻って龍野散策の終了と相成りました。
DSC06951.JPG DSC06952.JPG 
IMG_3041.JPG IMG_3047.JPG 
DSC06957.JPG 
ガイドさんありがとうございました。今回、かなり駆け足だたので、
今度はゆっくりとお邪魔させてもらいます。

そして、水練場の前に待っていた室津の料理旅館「きむらや」さん送
迎バスに乗り込んで次の目的地、室津へ。
DSC06960.JPG 
揖保川を横目に南に下ることしばし、エアコンの風で涼みながらウト
ウトしている間に瀬戸内の海が見えてきて、室津に到着。
海というより湖のよな波も無い穏やかな入り江にはたくさんの漁船が
並び、潮の香りもあいまって賑わう漁港の風情。
今は漁港ですが、江戸時代までは西国の諸藩や朝鮮通信使が必ず立ち
寄った、本陣が6つもある港町だったそうです。
IMG_3070.JPG 
そんな港で待っていたガイドさんと合流し、室津散策のスタート。
DSC06968.JPG 
山が海岸までせまるほとんど平地が無い地形で海を背に宿屋は並び、
山には遊女が建立した五つの寺“五ヶ精舎”が並んでいたそうです。

先ずは、江戸時代の室津の賑わいを感じられる、廻船問屋豪商嶋屋の
遺構「たつの市立室津海駅館」を見学。
DSC06988.JPG 
1階には小松帯刀や大久保一蔵なども文字の書かれた資料があったり、
朝鮮通信使に出した食事などが再現されていました。
DSC06976.JPG 
2階は客室になっていたということことで丸い天井など凝った造りに
なっています(江戸時代は、基本的に2階建ては建てられなかったそ
うですが、室津では特別に2階建てが許されたそうです)。
DSC06985.JPG 
次も江戸時代の室津の賑わいを感じられる「たつの市立室津民俗館」。
こちらの方は、海産物問屋魚屋跡の建物で、シャッターのような造り
の玄関や隠し階段など面白い造りの建屋でした。
DSC06994.JPG 
道すがらには、お夏清十郎の清十郎の生まれたのが室津と言う事で碑
が立っていました。
DSC06991.JPG 
迷路のような坂道をめぐりながら遊女が立てたお寺や、法然上人ゆか
りのお寺「清涼山浄運寺」。
IMG_3059.JPG 
法然上人に諭されて尼になった遊女友君の塚や法然上人が貝で掘った
ら真水が出たと言う海辺の井戸を眺めさせてもらいました。
DSC07012.JPG DSC07013.JPG 
室津散策の最後は「賀茂神社」。上賀茂神社の御厨として平安時代に
建立されたといわれる神社で、桧皮葺の五つの社殿の並ぶ本殿と境内
を挟んで向かい合うように建てられた拝殿を有する不思議な造りの神
社に参拝。神社の裏からは正面に小豆島を望むことができます。
IMG_3061.JPG 
DSC07020.JPG DSC07022.JPG 
IMG_3068.JPG 
港に戻って散策終了。ガイドさんありがとうございました。
地形をからめたお話がブラタモリみたいでめちゃ面白かったです。

散策後は、司馬遼太郎さんも泊まったという室津の料理旅館「きむら
や」さんで宴会。
DSC07039.JPG DSC07043.JPG 
海の幸をメインに、素朴さもありつつ洗練された味の美味しい料理が
並んで、最後は、ちょっと甘みのある穴子ご飯と〆は今年初の甘いス
イカ!大満足の料理でお腹いっぱいになりました。
IMG_3074.JPG IMG_3075.JPG 
IMG_3076.JPG IMG_3078.JPG 
IMG_3079.JPG IMG_3080.JPG 
IMG_3082.JPG 
送迎バスで網干まで送ってもらい、電車で爆睡しているうちに大阪に
到着!本当に楽しい旅でした。
18814332.jpg 
企画から諸々のご手配まですべてやっていただいたcha_banさん、
本当にありがとうございました。感謝です。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0