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伝統芸能の夜 [能・狂言]

平昌オリンピックもはじまって、気になる競技などもあ
りますが、今日は、そぼ降る雨の中、山本能楽堂に「第
167回 初心者のための 方伝統芸能ナイト」を観に行って
きました。
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寒波が来て北陸方面はエライ事になってますが、暦の上
では春ってことで、テーマ「花」。
先ずは、出演者の方々と小佐田定雄さんが舞台に並んで、
自己紹介と簡単な演目の解説を聞かせてくれました。

初っ端は、活動写真の弁士坂本頼光さんが登場し、初期
のディズニー観が漂う「一寸法師・ちび助物語」、絵本
のような「花咲爺」、それと大河内傳次郎主演の「血煙
高田馬場」を映しながら、軽妙な語りを聞かせてくれま
した。面白くって、けっこう引き込まれました。

次は、狂言の「真奪」で、善竹隆司さんの主が、太郎冠
者(善竹隆平さん)と、真(生花の中心になる花)を求
めて東山に行くと、ちょうど良い感じの真を抱えた道通
り(善竹忠亮さん)と出会い、真を譲ってくれるように
頼むが断られ、無理やり奪い取ろうとしたときに、うっ
かり手に持っていた太刀を渡してしまって大騒ぎと言う
話で、太刀を奪い返すために道通りを捕らえてから縄を
なう(泥縄)シーンで笑わせてもらいました。

そして、桂南天さんの落語「桜の宮」。花見の仇討の上
方版という内容で、稽古屋の若い衆4人が、花見で面白
い趣向としようと、仇討ち芝居をしようとするが、間で
止めるはずの友達が来ずに、本物の田舎侍が助っ人に入
ってきたから大騒ぎ!侍が西国訛りと言うところも上方
っぽいなって感じで、春らしい楽しい噺でした。

最後は、山本章弘さんの能で「熊野(ゆや)」。熊野は、
地名の“くまの”ではなく、お妾さんの名前で“ゆや”。全
編やると1時間半くらいかかる能だと言う事で、今回は、
村雨が降って、病の母のところに帰れるようになった熊
野の最後の舞のところだけを見せてもらいました。華や
かで上品な能でした。

途中、体験コーナーもあって、今回は、能笛に挑戦と言
う事で、3人のお客さんが舞台に上がって吹いてらした
んですが、いゃ~~!音が出なくて難しいそうでした!

そんなこんなで、色々楽しめて、本当に面白かったです。

観劇後の晩ごはんは「自家製粉石臼挽手打蕎麦 守破離 谷
町四丁目店」さんで、なす煮に出し巻きをつまんで、小海
老の天ぷらそばを手繰りました。
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そばもちろん、なすも出し巻きもめちゃ美味しかったです。

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