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道楽亭で初笑 [落語]

今日は爽やかに晴れた成人の日。晴れ着のお嬢さんもちら
ほら見かけ、街に華やいだ雰囲気が漂う中、初笑いって感
じで、道楽亭に一月昼席を聞きに行ってきました。
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本日の演目は、先ずは、優々さんで“子ほめ”、まくらでは
やたらと噛みまくりでしたが、本編は大丈夫で楽しい話を
聞かせてくれました。

次は、そうばさんで“代書”、代書は枝雀さんのイメージが
強過ぎて、やる方も工夫のしどころって感じなんでしょう!
かなりの変化球って感じで、印鑑が割れ目の上の方に紛れ
込んでいてビックリ!けっこう笑わせてももらいました。

そして、紅雀さんで“宿替え”、これも枝雀さんのイメージ
が強いですが、こちらはなんとなく枝雀さんの雰囲気もあ
りつつ、エネルギッシュな紅雀さんの勢いに引き込まれた
感じで笑わせてもらいました。

中トリは、枝三郎さんで“池田の猪買い”、亥は今年の干支
ってことで、はじめから決めてらしたのかもしれませんが、
ちょいと迷走している風にも見えるくらい色々な方向に転
がりそうなまくらで、あまり多くない客席を探りながら本
編へ。皆が膨らませる部分をけっこう大胆に削ったダイジ
ェスト的な内容でしたが楽しめました。

中入後は、道楽亭では珍しい曲芸で豊来家幸輝さんの太神
楽、一月新春の寄席ってことでお祝いの風情があってイイ
感じでした。でも道楽亭は天井が低いので膝をついての上
半身だけで技を披露するのはかなりしんどそうでした。素
晴らしかったです。

トリは仁扇さんで“首提灯”、落語は同じネタでも東京と上
方でディテールが違うと言う噺はたくさん有りますが、こ
の“首提灯”は、東京版と上方版では、まったく違う噺で、
上方だと前半部分だけを上燗屋(酔っ払いが居酒屋店主に
くだを巻く話)と言う題でよく耳にしますが、つづきの部
分を聞いたのは久々でした(こちらも、いくつかバージョ
ンがあるみたいですが、今回は首を斬らないパターンで、
橋の下で寝ている人が、毎晩仕込み杖で殴られると言う奴
でした)。ちなみに東京版は、酔っ払いがお侍にからんで
居合抜きで首を斬られると言うけっこうシュールな話です。

道楽亭の看板がいつの間にかキレイになってました!
イイ感じです。

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