SSブログ

花粉じゃないけど鼻をすする落語 [落語]

曇天模様だは、花粉は飛んでるはで、一日パッとしない天気
だった桃の節句の本日、ひな祭りとまったく関係ないですが、
いつものようにまったりした時間を過ごそうと、道楽亭の昼
席を聴きに行ってきました。
52964887.jpg 
今日の演目。開口一番はりょうばさんで“強情灸”、師匠の塩
鯛さんからは勢いだけで、そんなに面白くはないけどね?と
言われながら稽古をつけてもらった噺だそうですが、なんと
なく意地っ張りの江戸っ子の話ってイメージの強いネタです。
確かに勢いはありました!

次はそうばさんの新作落語“必殺仕分人”、あくまで主観で共
感は得られないと思いますけどと言いながら、自分には大切
なモノが他人には無駄なモノだったり、そして最後は自分が
仕分けられるって噺。身につまされます。

そして宗助さんの“稲荷俥”、怖がりの車夫が謎の男を人力車
で高津神社から産湯稲荷神社まで送ると、その男、産湯稲荷
の使いだと車夫をからかって無賃で去って行く。が、大金を
人力車に忘れてしまって大騒ぎって噺。

中トリはわかばさんで“悋気の独楽”、やきもち焼のごりょん
さんと店の人々とのやり取りが面白い噺で、三つの独楽を回
して旦那の独楽がごりょんさんの独楽から逃げてお手掛けさ
んの独楽によっていくオチがなんともおおらかだし、わかば
さん演じるごりょんさんに詰められて困ったお店の人や定吉
の表情がイイ感じです。

中入後は米輔さんの“道具屋”、無職でやる気も何も無い男が、
おじさんの仕事の道具屋を手伝う噺ですが、露店商っぽい風
情と、甥っ子はまったくやる気が無いけど、ゆるい繋がりの
まわりの助けで、なんとなく生きていけるって雰囲気が、け
っこう好きなネタです。

最後はよね吉さんの“幸助餅”、ちょうど来週から三月場所も
始まるんですが、そんなお相撲さんとご贔屓が過ぎてお店を
つぶしたタニマチ(谷町)の旦那が出てくる人情噺。道楽亭
の昼席ではがっつりの人情噺を聴く機会は少ない気はします
が、客席がよね吉さんの話に引き込まれて、あちらこちらか
ら軽く鼻をすする音がしていました。いゃ~!泣けました!

落語の前の腹ごしらえは、天六のスパゲティ屋「パスタ小僧」
さんで、たっぷりきのことベーコンのオイルパスタ白トリュ
フ風味をすすりました。
52964894.jpg 53366852.jpg 
たっぷりのきのこの隙間に麺がちらほらって感じで、美味し
かったです。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。