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大人の遠足(奈良 第五弾 飛鳥・今井町) [観光]

今日は、いつもお世話になってる梅田のジャズバー“パイル
ドライバー”の常連さんたちと、秋の恒例になっている奈良
散策に行ってきました。
ここのことろ聖徳太子ゆかりの地を歴史的にさかのぼる感
じで奈良の各所をめぐってます。が、今回は、聖徳太子誕
生の地と言われる飛鳥の“橘寺”を中心に蘇我馬子の墓と言
われる“石舞台”、馬子が建立した日本最古の寺院“飛鳥寺”
と飛鳥大仏、それに、大化改新の舞台となった飛鳥宮跡な
どを散策。

近鉄の上本町駅の構内になる立ち食いうどん屋「上六庵」
さんの横を通ったら伊勢うどんの文字が目に止まり、散策
前の腹ごしらえでもしようと伊勢うどんをすすりました。
柔らかな極太麺に甘辛い醤油ダレをからめて食べるうどん、
何度食べても不思議な味わいのうどんです。
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しばらく近鉄に揺られて集合場所の橿原神宮前駅に到着。
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ほどなく16名が集まり、ガイドの木村さんも合流。周遊
のかめバスで最初の目的地“石舞台”に出発しました。
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皆さん関西の方ですが、石舞台なんて小学校の遠足以来だ
みたいな方も多く、整備された風景にビックリして、昔は
石の上にのぼって遊んだのに!なんて思い出話に花が咲い
てました。中に入ってガイドさんから巨石を運んだ方法な
どを解説してもらいました(石があまりに重いので切れな
いように女性の髪を結ってロープにしたという伝説も残っ
てるそうです)。
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お土産に石舞台の横の土産物屋さんで古代三色米(赤米・
黒米・緑米)を購入。最近、黒米を入れてご飯を炊いてい
たんで、今度は三色米を試してみようと思います。
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次は、聖徳太子が誕生した地と言われる“橘寺”。今は小ぶ
りのお寺ですが、創建当初は五重塔を有する広大な寺院だ
ったそうで、昔、五重塔が立っていた場所には心柱の跡が
残っていました。聖徳太子を本尊とする本堂前のお堂では
百味飯食(ひゃくみおんんじき)と言う聖徳太子に五十種
一対(百味)の食べ物をお供えする行事が行われていて、
大根に金柑を釘で刺したモノやブロッコリーなど50種の食
材が整然と並べてあり、なんとも不思議な光景でした。
いゃ~イイものを拝見させてもらいました。境内には有名
な二面石(右善面左悪面)が置いてあり、ガイドさん曰く、
太陽の塔の顔はこの石の顔をモチーフにしているそうです。
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次は、大化改新で蘇我入鹿暗殺の舞台となった“飛鳥宮跡
(飛鳥板蓋宮跡)”を拝見。石が敷き詰められた井戸や高
床式の館の跡などが再現されていました(板蓋宮跡は1m
ほど地下にあると言うことでした)。飛鳥の中では広い場
所だったみたいですが、手狭になったのか?後に、もう少
し北の藤原京、さらに平城京へと都は移っていきます(途
中、近江大津宮に飛びますが・・)。
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飛鳥散策の最後は、“飛鳥寺”。ご住職の解説を聞きながら
日本最古の仏像飛鳥大仏を眺めさせてもらいました。面長
で大陸系の面影が濃いお顔立ちで、右は少し厳しい顔で、
左は穏やかにアルカイックスマイルを浮かべてらっしゃい
ます(珍しく写真OK)。
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寺の西80m先には蘇我入鹿の首塚なる塔も立っていました。
くわばらくわばら!
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いったん橿原神宮前駅に戻り、近鉄橿原線で八木西口駅へ
移動。
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古い街並みが残り、ちょうど“奈良・町家の芸術祭 はならぁ
と2019 ぷらす”が開催されている重要伝統的建造物群保存
地区“今井町”に向かいました。
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ガイドさん曰く、今井町は、東西600m、南北300mで回り
に環濠を有する街で、戦国時代には信長と戦った街だそう
です。古い町並みの残るところは日本各地に在りますが、
これほどの規模で残っていて、また、ほとんどの家が普通
に暮らしているという、ある種、奇跡的な街です。
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ガイドさんがどんどん歩くので、個人的なお目当ての“はな
らぁと2019”の作品をゆっくり見ることはできませんでし
たが、幟を目印にお仲間とはぐれない程度にアートを展示
している家々を覗かせてもらいました。古い町家を活かし
たアートが素敵でした。
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アートはともかく、今井町では西の守りのかなめ今西家で
家人の女性に家の歴史(もともとは奉行所みたいなところ
で燻し牢があたり、地震で壊れた話など)を詳しく聞かせ
てもらいました。見学できる建屋の奥の棟で今でも暮らし
ているそうです。他に称念寺や豊田家(300年拭き掃除す
ると丈夫な格子も凹むそうです!笑)なども拝見させても
らいました。
今井町は、はならぁとがらみで何回か来てますが、きちん
と解説を聞くと見方が変わって良いもんですね。ちょうど
お祭りが行われていて山車が路
地を練り歩いていました。
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大和八木駅近くでガイドの木村さん(83歳とは思えないく
らいかくしゃくとしてらっしゃる)と別れ、今回の奈良散
策は終了。ありがとうございました。
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散策の後は、こちらも楽しみ、今回は、大和八木駅横の近
鉄百貨店にある和食屋「奈良春日奥山 月日亭」さんで食事
会となりました。
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先ずは八寸で秋刀魚の燻製や栗豆腐、お造りは炙りマグロ
に鯛、椀物は鰆の湯葉包み、メインは大和牛朴葉焼き、ご
飯はゆり根ののったイクラと鮭の親子丼と松茸のお吸い物、
デザートはマロンムースでした。
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上品な味わいの美味しい料理を食べながら、奈良の歴史に
ついて熱い談義が繰り広げられました。春には平等院にも
行きたいねとか、来秋の奈良散策はどこにしようかなど、
次の計画も立ち上がって、終宴となりました。

いつものように計画からガイドさんや食事会の手配まで、
なにからなにまでお世話になりっぱなりで、本当にありが
とうございました。感謝です。


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