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伊丹と六甲アイランドの幻想 [美術館]

週末ちょっとだけ秋の気配がと思ったら暑さがぶり返
した感じの3連休の初日。今日は、フィンランドのア
ラビア製陶所で活躍した陶芸家ルート・ブリュックさ
んの展覧会「ルート・ブリュック 蝶の軌跡」を観に
伊丹市立美術館・工芸センターに行ってきました。
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先日、大阪市立東洋陶磁美術館で開催されている「フ
ィンランド陶芸」でも陶板の作品を少しだけ拝見させ
てもらったルート・ブリュックさん。
第1展示室では、陶芸を始める前のイラストレーショ
ンから始まり、陶板画では、いったん施した釉薬を掻
き落とすスグラフィートと呼ばれる技法や鋳込み成型
(スリップ・キャスティング)呼ばれる技法で凸の内
側に釉薬を厚く塗ることで独特の深みと透明感を表現
した作品が並んでいました。
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“ライオンに化けたロバ”などイソップ童話を題材にし
たユーモラスな作品や“最後の晩餐”や“東方の三博士”
など宗教画、教会や橋など建物をかたどったものなど
叙情的な雰囲気の作品が印象的でした。
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第2回会場には、蝶を描いた箱形の器を組み合わせた
作品や幾何学的なタイルピースを組み合わせて作った
“都市”と言う作品など中期の徐々に抽象化していく作
品が展示してありました。
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今回は、工芸センターが第3会場になっていて、こち
らにはレゴブロックのような小さなタイルピースを無
数に組み合わせた幾何学模様のような抽象画のような
後期の作品がインスタレーションのように展示してあ
り、なんとも幻想的な雰囲気が漂っていました。
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1階には、ルート・ブリュックさんの生誕100周年を記
念して、娘さんが遺品のタイルピースで作ったという
10mほどのインスタレーション“心のモザイク”の日本
バージョンとして、茶箱の上にタイルを並べた作品が
展示してありました。
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伊丹での昼ごはんは、「奥出雲 そば処 一福」さんで、
舞茸天そば(冷)を手繰りました。
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サクサクの舞茸天の香りに負けてない風味豊でコシの
ある蕎麦、美味しかったです。

そして次は、神戸ゆかりの美術館を第1会場、神戸ファ
ッション美術館を第2会場として開催されている特別展
「高野山金剛峯寺 襖絵完成記念 千住博展」を観に六甲
アイランドへ。
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第1会場の神戸ゆかりの美術館には、今回の目玉、高野
山金剛峯寺の囲炉裏の間を飾る襖絵“瀧図”と茶の間を飾
る襖絵“断崖図”。
暗い青灰色を背景に真っ白な瀧が無数に流れる静寂の
“瀧図”。正面の瀧と対峙するように置かれたソファーに
腰かけ、瀧をぼんやり眺めていると、なぜだか長谷川等
伯の松林図屏風が頭に浮かんできました。
“断崖図”は和紙のしわを岩に見立て、若き日の空海が修
行をした四国の山々を描いてあるそうで、むき出しの岩
肌に修行の厳しさを感じながらも、心の原風景というか、
初めて見るのになんとなく懐かしさを感じながら、同行
二人の心持で眺めさせてもらいました。

第2会場の神戸ファッション美術館には、千住さんの初
期の作品の他、2015年のヴェネチア・ビエンナーレで
展示された、蛍光塗料で描かれた瀧がブラックライトで
青白く輝く屏風“龍神Ⅰ・Ⅱ”が展示されていました(写真
撮影OK)。圧巻の美しさでした。
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神戸ファッション美術館の館内には名誉館長コシノヒロ
コさんのコーナー「KH FASHION BOX」が設えてあり、
コシノさんのデザインした服と絵画が展示してありまし
た。
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