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池田でゴシュン [美術館]

夏に逆戻りのような暑さの中、今日は池田の逸翁美術館に
「ゴシュン 画家 呉春 池田で復活(リボーン)!」を観に
行ってきました。
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呉春は、京都四条派の祖と言われる人ですが、一時期池田
に住んでたことがあり、池田でリボーンってことだそうで、
今回は、とにかく呉春三昧て感じで、前後期に分けて80点
あまりの作品が展示されるみたいです。

見た感じ、応挙の影響を受けた写実系の作品よりは、蕪村
のながれをくむおおらかな文人画風の作品がけっこう並ん
でいて、ユーモラスな絵とくねくねとした独特の字の書か
れた作品を楽しく拝見させてもらいました。

ちょうど「四条派展をやりましたvsやりますよ 学芸員は観
た!」と銘打った講演会が開催されていて、逸翁美術館の
仙海義之館長を司会に、西宮市大谷記念美術館の枝松亜子
さんと京都国立近代美術館の平井啓修さんを迎え、今年春
にやった“四条派への道”と、年末にかけて京都近代で開催
される“円山応挙から近代京都画壇へ”の両展覧会の話を中
心に、呉春や応挙やその系譜について色々話を聞かせても
らいました。
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それぞれの美術館のおかれている状況(どこぞでも話題に
なりましたが、公金を使う云々て感じで、美術館のある街
にゆかりがあるのかとか、国立のそれも近代美術館で江戸
期のものをやっていのかとか、下世話な話だと客は入るの
かとか・・・)などもあって、展覧会の企画を通すこと自
体がかなり高いハードルだそうです(京都近代で応挙をや
るのは館としての夢だったみたいです)。が、決まった後
も作品の選定、貸出先との交渉、諸々の調査など、ひとつ
の展覧会を開催するまでの、ご苦労やこだわりや気づきな
どが聞けて面白かったです。

池田での昼ごはんは、“新そば打ち始めました”の貼り紙に
つられて蕎麦屋「蕎麦見世 のあみ」さんでせいろ蕎麦と
とろろごはんをいただきました。
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上品な香りの蕎麦、美味しかったです。

夜は、阪急東通商店街のはづれにあるライブハウス“ムジ
カジャポニカ”さんにタテタカコさんのライブ「ムジカジ
ャポニカ13th後の祭りスペシャル タテタカコ ニューアル
バムリリースツアー」を聴きに行ってきました。
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学校の校歌みたいなBGMの中、タテさんが登場。いつも
のように激しく軽やかなピアノとのびやかな声で素敵な
歌声を堪能させてもらいました。
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アンコールでは、故遠藤ミチロウさんの楽曲を披露!魂
を震わせるような歌に目頭が熱くなりました。

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