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入学はできませんが・・。 [美術館]

仕事から帰ったら、郵便受けにデカイ茶封筒が入っていて、
何かと思ったらスプツニ子!さんと西澤知美さんのアート作
品と言うか、アートプロジェクト「東京減点女子医科大学」
の入学案内パンフレット風の図録でした。
(東京医科大学の入試で女性が減点されていたと言う事件
を題材にしたアート作品です。)
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すっかり忘れてましたが、個展開催のクラウドファンディ
ングに参加してました。
さっそく拝読しましたが、けっこうよくできたパンフレッ
トです。
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女性差別に対する明瞭な批判をしながらも、アートとサイ
エンスとファッションをユーモアを交えながらおしゃれな
作品に昇華しているところが素晴らしい(男性が見たらイ
ヤミたっぷりに感じる、絶妙な皮肉さもイイ感じです)。

ちょうど現在、東京のCOREDO室町テラスで個展をやって
るみたいですね。
最近、東京出張がめっきり無くなったので、見に行けない
のが残念ですが、個展が開催できて本当に良かったです。
おめでとうございます。少しはお役に立てたのかな?


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小さいけど素敵な劇場で秋の音楽 [観劇(他)]

今日は、兵庫県立芸術文化センターの神戸女学院小ホールに
「金谷こうすけピアノコンサート Era of Empathy 2019」
を聴きに行ってきました。
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芸文にはちょこちょこ足を運んでいますが、演劇系の観劇が
多く、音楽を聴きに行くことがほとんど無いので、ソロや少
人数構成のクラシックの公演の多い小ホールには入ったこと
が無く、今回が初でした。木調で八角形のすり鉢状の造りの
ホールは、演者を囲んで演奏をまじかに聴いてる感じで、と
ても良い雰囲気でした。

建築関係が好きなので、いきなりホールの構造の感想から入
りましたが、行った目的はもちろん音楽なので演奏の感想も
少し、演奏はピアノの金谷こうすけさんにヴァイオリンの渡
辺剛さん(元G-クレフの方だそうです)とチェロの向井航さ
ん(関西フィルハーモニー管弦楽団首席チェロ奏者で、今日
は同じ時間に芸文の大ホールでフィガロの結婚をやっていて、
関西フィルハーモニー管弦楽団の皆さんは、そちらで演奏を
していたそうですが・・?)。
しっとりとした感じの“鏡花水月Ⅲ”や軽やかで明るい“Love
Dance”など金谷さんのオリジナル曲以外に、チャイコフス
キーの秋の歌やAutume Leavesなど秋の曲などジャズやク
ラシックの耳馴染みのある曲(Danny Boy、ニューシネマ
パラダイス、Csardans、Liber Tangoなど)もあって、楽
しく音楽に浸るひと時でした。

楽しいと言えば金谷さんのオリジナルの“勇気をだして~新
たなる出発~”を皆で歌ったり(客席のお客さん兼ボーカル
の方々がやおら立ち上がり、通路に並んで歌いだしたので
ビックリしましたが・・)、MC中に撮影タイムがあったり
などサプライズもありました。
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オペラ観劇でいつもお世話になているクラシックの好きな
KITAさん曰く、小ホールは客席も少なくなかなか席が取れ
ないみたいですが、また、行きたくなるような素敵なホー
ルでした。

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秋の大阪アートめぐり [美術館]

またまた関東の方では、雨でエライことになってますが、
大阪の方は、昼から爽やかな秋晴れ。
芸術の秋って感じで、大阪でも色々アートイベントをや
っているのと、ギャラリーでも面白そうな展示を色々や
っているので、気になる奴をちょっくら駆け足で巡って
きました。

先ずは、グランフロント大阪北館ナレッジキャピタル コ
ングレコンベンションセンターで今日明日開催している
「UNKNOWN ASIA ART EXCHANGE OSAKA 2019」。
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日本の作家さんが中心ではありますが、タイ、インドネシ
ア、マレーシア、中国、韓国、香港、台湾、USA、ニュー
ジーランドなどなどの国や地域から約300組のクリエイタ
ーが集まり作品の展示販売をする大規模なアートフェアで
した。作品も様々で、絵画、インスタレーション、写真、
彫刻、陶芸、イラスト、デザイン、ファッション、アクセ
サリーなどのブースが並び、けっこうお客さんも多くって、
カオスな雰囲気ですごい熱気が漂っていました。
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さすがに全部をしっかり見ることはできませんでしたが、
流し見をしながらブース全体を使ってインスタレーション
的な展示をしてらっしゃる方を中心に作品を拝見させても
らいました。
Rinna&Rayさんのハートで見る作品、石原次郎さんの飛行
機の窓、藤原正和さんのうごめくカプセル、杉浦知子さん
の少年の彫刻、ワタナベフーズさんのきのこ雲の子供たち、
新家智子さんの妖精人形、大明さんの立体ドローイングブ
ースなどなど。
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特にタイとインドネシアの作家さんの作品はエネルギーが
あったような気がします。マレーシアからは10歳の少年
(ikuwashi and james)も参加していて、お客さんに流
ちょうな英語で海洋汚染の問題を題材にした作品の解説を
してました!(他にも海外の作家さんたちが英語で色々作
品の説明をしてく
れました。が、私、英語が苦手でほぼ会
話もできず。す
ませんでした。。アートを見るにも英語
は必要ですね!)
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量に圧倒されましたが、面白い作品もたくさんあって、楽
しい時間が過ごせました。

そして次は、谷六にあるギャラリー“+1 art”さんで開催し
ている加藤可奈衛さんと田口伸子さんの二人展「点空 in
the constellation」を覗いてみました。
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加藤さんは立体の作家さんでテラコッタのレンガを使った
インスタレーションを展示。田口さんはフレスコ画(スト
ゥッコルチド画法)の作家さんで黄色い雲間に青空や夕焼
けが見え隠れしているような作品が飾ってありました。
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古民家の風情のギャラリーの白い壁に小窓のように田口さ
んはフレスコ画が並び、床には加藤さんの赤いテラコッタ。
なんだか地中海のような情景を思い浮かべました。作家さ
んがお2人ともいらして作品について詳しく教えてもらい
ました。感謝です。

“生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪2019”の一環
で「まちと生きる現代アート」と題して、今日と明日、北野
家住宅、原田産業株式会社大阪本社ビル、安井建築設計事務
所本社ビルで現代アートの展示が行われていたので、吉岡千
尋さんが作品展示をしている安井建築設計事務所本社ビルに
立ち寄ってみました。
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吉岡さんは“ムカルナス9”と言う木漏れ日を描いた作品が安
井建築設計事務所本社ビルに飾ってあると言うご縁で、こち
らで作品展示と建築塗り絵のワークショップと公開制作をす
ることになったそうです。作品が素敵なのはもちろんワーク
ショップも楽しそうでした。
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部屋の奥では、荒川修作さんとマドリン・ギンズさんによる
死なないための住宅“三鷹天命反転住宅”の設計概要や模型な
どの展示もしてありました。
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他にも安井建築が手掛けたアート系の建物が多数紹介してあ
って、こちらも面白かったです。

最後は、京阪電車なにわ橋駅の“アートエリアB1”ではじまっ
た鉄道芸術祭vol.9「都市の身体 外から眺める私たちの輪郭、
遠くから聞こえてくる私の声」を拝見。
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今回、小沢裕子さんは多言語をテーマにした映像作品、ジョ
ンペット・クスウィダナントさんはインドネシアの抱える問
題を表現したインスタレーション、武田晋一さんはナチュラ
ルな雰囲気のインスタレーションが展示してありました。
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浪曲をたまに聞いている私としては、広沢虎造の浪曲石松三
十石船道中の出だし“旅行けば駿河の道に茶の香り・・”を、
色々な言語で語る小沢さんの映像作品は面白かったです。
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秋の日は釣瓶落としって感じで、5時過ぎにはすっかり暗く
なった中之島を後に帰路につきました。
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季節はまだ早いですが能で紅葉狩 [能・狂言]

今宵は、山本能楽堂に秋の番組、とくい能「紅葉狩」を観
に行ってきました。
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とくい能とは、山本能楽堂でやている初心者や外国の人向
けの解説付きのお能の会だそうで(外国のお客さんも多か
ったです)、番組のはじまる前に山本章弘さんと通訳さん
が舞台に登場し、紅葉狩の見どころなどを解説。
しばらく解説の後、山本章弘さんは衣装を着替えに舞台裏
に引っ込み、通訳の方が引継ぎで壁に映し出されたスライ
ドでさらに詳しくストーリーを説明してくれました。
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ほどなく番組の始まり。所は信濃国(長野県)戸隠山、先ず
は、紅葉に見立てた赤、薄紅、橙、緑の派手な衣装を身に
まとった、シテの高貴な女性(実は鬼神)の山本章弘さん
を含めた4人の女性が登場し、しばらく紅葉狩りを楽しむ
華やいだ風情が繰り広げられます。
次に登場するのが、鹿狩りに来たワキの平維茂(福王知登
さん)。宴会の邪魔にならないように静かに横切ろうとし
ますが、女性に呼び止められてお酒すすめられ、ついつい
お酒を飲んで寝込んでしまうと、それを見計らったように、
シテの高貴な女性は岩山に隠れ、他の女性たちも去ってい
きます。
酔って寝込んでいる維茂のところに男山八幡宮の使いだと
いう武内ノ神(茂山茂さん)が現れて、あの女たちは鬼な
ので退治するようにと神剣を渡します。
維茂が眠りから覚めるとシテの高貴な女性が本性の鬼神の
姿で岩山から現れ維茂と壮絶な戦いを繰り広げ、鬼神は維
茂に切られて最期を遂げるという話。

山本さん曰く、なんとなく終わったのか終わってないのか
が判らない感じで、ぼんやりと終わる演目が多い能の中で
は珍しく、起承転結がはっきりした判りやすい能だそです。
(それでも切られて死んだ鬼がやおら起きて、維茂と一緒
にしずしずと舞台を去っていく姿はやっぱりお能だなって
感じですが・・)

番組が終わってからは、再び山本章弘さんと通訳さんが登
場し、質疑応答の時間。よくある誰も質問しない形ばかり
の質問タイムかなと思っていたら、山本さんの回答が辛辣
で、なんだかすごく盛り上がりました。
能は舞台も物語のシンプルなのでなぜ衣装だけ絢爛豪華な
のか?と言う質問に対して山本さん曰く、秀吉が見るだけ
では飽き足らず自分も舞台に上がってきだしたので、派手
好みの秀吉の影響で衣装が派手になったそうです。
女性を演じる時の気持ちはと言う質問には、声色を変えた
りなど女性を演じているわけではなく、おっさんが女性の
面をかぶっているだけで、それ以上はお客さんの想像力に
ゆだねている。能は不親切な演劇で、舞台装置も演者も基
本的にはお客さんに向かっては、なにも説明も主張もせず、
あくまで見ているお客さんの想像力に任せる演劇だそうで
す。
能面に関して、面をつける人とつけない人の違いは何か?
と言う質問に関しては、生身の男性を演じる時は面をつけ
ないのとワキは基本的に面をつけないそうです。
同じ演目はすべて同じ演技演出(謡や舞など)なのか?と
言うの質問に対しては、役者は型通りに行うのが基本、し
かし、演技や演出に差が無い分、役者の個性が現れるので、
そこを見てもらいたいそうです。
シェークスピアの演劇も、昔はすべて男性が演じていたが、
時代とともに男性の役は男性、女性の役は女性になってき
た。能もそのような変化は起きるのか?と言う質問に対し
ては、今は女性の能楽師もいて舞台に立つが、役柄として
男女で分けてはいない、男女関係無く役を演じている。
男女の流れで、なぜ演者は男性が多いのかと言う質問には、
能が武士の娯楽だったころ殿様は男色が多かったからだな
ど通訳の人が困るような回答がバンバン出てきて、思わず
笑いが漏れていました。
あとは、スポーツも少し齧るだけでも見るポイントが分か
て面白いのと一緒で、能も少しだけ習ってもらうとさらに
楽しく見られるので是非習ってくださいってことでした。

能はたまに見てますが、分かり易くは無い芸能ではないの
で、解説や観劇後の感想も含めて一曲を分解しながらじっ
くり見るのも非常に面白かったです。

お能前の腹ごしらえは、能楽堂近くのカレー屋「まんねん

カレー」さんで、ほうれん草カレーをいただきました。
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初味覚のマイルドでほうれん草たっぷりのカレー美味しか
ったです。カレーライスとカレーつけ麺を提供するちょっ
と変わった店でした。

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大人の遠足(奈良 第五弾 飛鳥・今井町) [観光]

今日は、いつもお世話になってる梅田のジャズバー“パイル
ドライバー”の常連さんたちと、秋の恒例になっている奈良
散策に行ってきました。
ここのことろ聖徳太子ゆかりの地を歴史的にさかのぼる感
じで奈良の各所をめぐってます。が、今回は、聖徳太子誕
生の地と言われる飛鳥の“橘寺”を中心に蘇我馬子の墓と言
われる“石舞台”、馬子が建立した日本最古の寺院“飛鳥寺”
と飛鳥大仏、それに、大化改新の舞台となった飛鳥宮跡な
どを散策。

近鉄の上本町駅の構内になる立ち食いうどん屋「上六庵」
さんの横を通ったら伊勢うどんの文字が目に止まり、散策
前の腹ごしらえでもしようと伊勢うどんをすすりました。
柔らかな極太麺に甘辛い醤油ダレをからめて食べるうどん、
何度食べても不思議な味わいのうどんです。
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しばらく近鉄に揺られて集合場所の橿原神宮前駅に到着。
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ほどなく16名が集まり、ガイドの木村さんも合流。周遊
のかめバスで最初の目的地“石舞台”に出発しました。
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皆さん関西の方ですが、石舞台なんて小学校の遠足以来だ
みたいな方も多く、整備された風景にビックリして、昔は
石の上にのぼって遊んだのに!なんて思い出話に花が咲い
てました。中に入ってガイドさんから巨石を運んだ方法な
どを解説してもらいました(石があまりに重いので切れな
いように女性の髪を結ってロープにしたという伝説も残っ
てるそうです)。
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お土産に石舞台の横の土産物屋さんで古代三色米(赤米・
黒米・緑米)を購入。最近、黒米を入れてご飯を炊いてい
たんで、今度は三色米を試してみようと思います。
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次は、聖徳太子が誕生した地と言われる“橘寺”。今は小ぶ
りのお寺ですが、創建当初は五重塔を有する広大な寺院だ
ったそうで、昔、五重塔が立っていた場所には心柱の跡が
残っていました。聖徳太子を本尊とする本堂前のお堂では
百味飯食(ひゃくみおんんじき)と言う聖徳太子に五十種
一対(百味)の食べ物をお供えする行事が行われていて、
大根に金柑を釘で刺したモノやブロッコリーなど50種の食
材が整然と並べてあり、なんとも不思議な光景でした。
いゃ~イイものを拝見させてもらいました。境内には有名
な二面石(右善面左悪面)が置いてあり、ガイドさん曰く、
太陽の塔の顔はこの石の顔をモチーフにしているそうです。
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次は、大化改新で蘇我入鹿暗殺の舞台となった“飛鳥宮跡
(飛鳥板蓋宮跡)”を拝見。石が敷き詰められた井戸や高
床式の館の跡などが再現されていました(板蓋宮跡は1m
ほど地下にあると言うことでした)。飛鳥の中では広い場
所だったみたいですが、手狭になったのか?後に、もう少
し北の藤原京、さらに平城京へと都は移っていきます(途
中、近江大津宮に飛びますが・・)。
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飛鳥散策の最後は、“飛鳥寺”。ご住職の解説を聞きながら
日本最古の仏像飛鳥大仏を眺めさせてもらいました。面長
で大陸系の面影が濃いお顔立ちで、右は少し厳しい顔で、
左は穏やかにアルカイックスマイルを浮かべてらっしゃい
ます(珍しく写真OK)。
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寺の西80m先には蘇我入鹿の首塚なる塔も立っていました。
くわばらくわばら!
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いったん橿原神宮前駅に戻り、近鉄橿原線で八木西口駅へ
移動。
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古い街並みが残り、ちょうど“奈良・町家の芸術祭 はならぁ
と2019 ぷらす”が開催されている重要伝統的建造物群保存
地区“今井町”に向かいました。
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ガイドさん曰く、今井町は、東西600m、南北300mで回り
に環濠を有する街で、戦国時代には信長と戦った街だそう
です。古い町並みの残るところは日本各地に在りますが、
これほどの規模で残っていて、また、ほとんどの家が普通
に暮らしているという、ある種、奇跡的な街です。
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ガイドさんがどんどん歩くので、個人的なお目当ての“はな
らぁと2019”の作品をゆっくり見ることはできませんでし
たが、幟を目印にお仲間とはぐれない程度にアートを展示
している家々を覗かせてもらいました。古い町家を活かし
たアートが素敵でした。
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アートはともかく、今井町では西の守りのかなめ今西家で
家人の女性に家の歴史(もともとは奉行所みたいなところ
で燻し牢があたり、地震で壊れた話など)を詳しく聞かせ
てもらいました。見学できる建屋の奥の棟で今でも暮らし
ているそうです。他に称念寺や豊田家(300年拭き掃除す
ると丈夫な格子も凹むそうです!笑)なども拝見させても
らいました。
今井町は、はならぁとがらみで何回か来てますが、きちん
と解説を聞くと見方が変わって良いもんですね。ちょうど
お祭りが行われていて山車が路
地を練り歩いていました。
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大和八木駅近くでガイドの木村さん(83歳とは思えないく
らいかくしゃくとしてらっしゃる)と別れ、今回の奈良散
策は終了。ありがとうございました。
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散策の後は、こちらも楽しみ、今回は、大和八木駅横の近
鉄百貨店にある和食屋「奈良春日奥山 月日亭」さんで食事
会となりました。
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先ずは八寸で秋刀魚の燻製や栗豆腐、お造りは炙りマグロ
に鯛、椀物は鰆の湯葉包み、メインは大和牛朴葉焼き、ご
飯はゆり根ののったイクラと鮭の親子丼と松茸のお吸い物、
デザートはマロンムースでした。
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上品な味わいの美味しい料理を食べながら、奈良の歴史に
ついて熱い談義が繰り広げられました。春には平等院にも
行きたいねとか、来秋の奈良散策はどこにしようかなど、
次の計画も立ち上がって、終宴となりました。

いつものように計画からガイドさんや食事会の手配まで、
なにからなにまでお世話になりっぱなりで、本当にありが
とうございました。感謝です。


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雅な歌の世界 [美術館]

曇天模様で時折雨がぱらついた本日、今秋目玉の展覧会
かなと思っている「佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美」を
観に京都国立博物館平成知新館に行ってきました。
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めちゃ混んでるつもりで出かけたんですが、雨模様のお
かげか?そんなに人気がないのか?は分かりませんが、
良い塩梅にお客さんも多くなく、ことのほかゆっくり楽
しめました。
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解説曰く、三十六歌仙絵も色々有るんですが、今回の作
品は、旧秋田藩主佐竹侯爵家に伝わったことから“佐竹
本”と呼ばれているそうで、この作品を最も有名にした
のは大正8年12月20日に起きた“絵巻切断”事件。
もともと絵巻物だった三十六歌仙絵を山本唯三郎氏が売
りに出したのがはじまりで、あまりに高額で誰も買えず、
このままだと海外に流出する可能性もあったことから、
三井物産初代社長益田孝(鈍翁)氏が発案し、住吉大明神
を入れた三十六歌仙を37枚に切断し、くじ引きで有志37
名が購入をしたと言うことだそうです(会場にはその時、
くじ引きに使った竹の花入れと棒が飾ってありました)。
その後、震災、戦争、高度成長、バブル崩壊などなど、
時代の波の中で色々な人の手を渡り歩いた三十六歌仙の
内、今回31作が集められているそうです。が、期間中の
入れ替えもあるみたいで、本日は24作を見ることができ
ました。

会場3階に上り、先ずは平安時代に書かれた紀貫之の“ち
はやふる”や小野道風が書いた国宝の本阿弥切“古今和歌
集”なとなどの書を拝見。あまりに字が美しく何と書いて
あるのかは読めませんでしたが、繊細で美しい字でした。
次に、歌聖として柿本人麻呂像が多数展示してあったん
ですが、佐竹本三十六歌仙絵も描いた藤原信実の描いた
柿本人麻呂が妙に生々しくって印象的でした。

そして、メインの佐竹本三十六歌仙絵、書は後京極良経
で画は藤原信実。東博所蔵の住吉大明神を筆頭に、大伴
家持、素性法師、藤原兼輔、相国寺の源公忠、源宗于、
藤原敏行、メナード美術館の藤原興風、サンリツ服部美
術館の大中臣能宣、MOA美術館の平兼盛、耕三寺博物館
の紀貫之、野村美術館の紀友則と秀吉の茶杓、藤原朝忠、
逸翁美術館の藤原高光、東博の壬生忠岑、源重之、泉屋
博古館の源信明、五島美術館の清原元輔、文化庁の藤原
元真、北村美術館の藤原仲文、壬生忠見。文化庁の持っ
ている坂上是則は表具が特徴的で、歌に合わせて同時の
風景画が使われていました。
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そして、美男子で有名な在原業平(湯木美術館)と美女
で有名な小野小町は並んで飾ってありました。小野小町
は顔を描かず後ろ姿ってのが、なんとも魅力的です。

大正時代、切られる前の絵巻を田中親美氏が描き写した
模本“佐竹本三十六歌仙絵巻”も飾ってありました。また、
諸々の三十六歌仙絵として、治承、為家本、業兼本、上
畳本、釈教も少しずつですが展示してあり見比べること
もできます。
絵巻では、“西行物語絵巻”も素晴らしかったですし、背
景の絵と字のバランスが美しい“源氏物語抜書”や、色々
な顔のお公家さんが辛辣に描かれた“公家列影図”は性格
まで垣間見えるようで楽しい絵でした。
最後は、江戸時代に描かれた三十六歌仙図屏風で、土佐
派の土佐光起、狩野派は狩野永岳、琳派の鈴木其一が飾
ってあり、同じ三十六歌仙でもそれぞれ表現が違って面
白かったです。

三十六歌仙なにの31枚で、それも期間中入れ替えかよ!
と思って観に行きましたが、20枚ちょとでも十二分に
見応えありました。と言うか絵にパワーがあって見疲れ
るくらいでした。素晴らしかったです。

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今年は黄色のアヒルを見逃しました [美術館]

曇天模様で時折霧のような雨が降っていた10日間の休暇
の最終日。今日は、北加賀屋のMASK ( MEGA ART ST
ORAGE KITAKAGAYA)でやっている「Open Storage
2019-2020 拡張する収蔵庫」を観に行ってきました。
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いつもは同時期に名村造船所大阪工場跡地で開催されて
いる“すみのえアート・ビート”で登場するオランダのア
ーティストF.ホフマン氏の黄色のラバーダックを一緒に
見に行ってたんですが、残念ながらみのえアート・ビー
トは
昨日(13日)が開催日だったので、今年は黄色のア
ヒルは見逃しました。

見逃したと言えば、近くにあるモリムラ@ミュージアム
の展覧会“Mの肖像”も見たかったんですが、こちらは開
館が金土日のみだったので、今日は閉まってました。こ
れまた残念。ちゃんと調べてから行けってことですが・。

まぁ~残念なのはさておいて、MASKの方、展示物は毎
年ほぼ一緒ですが、ヤノベケンジさんの“ジャイアント・
トらやん”や“サン・チャイルド”、 やなぎみわさんのス
テージトレーラー“花鳥虹”(今日は閉じてました)、
名和晃平さんの“N響の舞台セット”、久保田弘成さんの
“大阪廻船”、金氏徹平さんのどろどろオブジェ、宇治野
宗輝さんの車と家楽器は不規則な音を響かせていました。
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展示以外に若手アーティストの募集の企画やトークイベ
ント、対話型鑑賞ツアーなども開催されるみたいです。

そして、昭和30年代に建てられた文化住宅をリノベーシ
ョンし食堂、バー、商店、展示スペースなどが同居する
施設「千鳥文化」でも企画展示をやってらしたので、ち
ょっと覗いてみました。
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建屋のほぼ全体を使って行われていたのは、アメリカの
アーティスト、ロビン・ラッサー氏、マーガレット・ペ
レ氏、ブルース・シャーティング氏を中心にアメリカ、
日本、韓国、台湾、ロシア、スコットランド、フランス
等の作家さん30名ほどが「水との関係」を探索するアー
ト展覧会。実験器具のような作品や水平線の部屋など面
白い作品が多数展示してありました。
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1階の奥のスペースでは、イラストレーターの望月梨絵
さんとグラフィックデザイナーの赤井佑輔さんの二人展
「MOTIF」が開催。作業部屋のような空間にお2人の作
品が整然と並んでいてイイ感じでした。
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IMG_9994.JPG IMG_9997.JPG IMG_9999.JPG IMG_0001.JPG 
2階の奥では、金氏徹平さんが「クリーミーな部屋プロ
ジェクト」と題し、趣向の違う3つの部屋を創り上げて
いて、どろどろと幾何学的な空間やシューケースに並べ
られたどろどろフィギュアの部屋から、隣の物置のよう
な雑然とした部屋を覗き見る仕掛けなどなど、面白かっ
たです。
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北加賀屋界隈、鄙びた雰囲気の中に徐々にアートな空間
が広がっている感じで、今後、楽しみな所です。

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関西の芸術祭にも [美術館]

朝、ニュース映像を見てビックリ!中部、関東、東北と
広範囲に被害が及んだ今回の台風19号。被害にあわれた
方々のご無事と早い復興を祈るばかりです。

復興と言えば、神戸長田で2年に一度開催される「下町
芸術祭2019」を見に行ってきました。
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アート展示がメインでスタートした下町芸術祭でしたが、
お祭りとして徐々に町に溶け込む中で形式も変化し、ア
ート展示以外に 森村泰昌さんが創作した能の公演や各所
でのパフォーマンス、セミナーや講演、カフェ、鑑賞ツ
アーなど町の方々が参加しやすいイベントになってきて
るようでした。

とりあえずアート展示のエキシビションプログラム「fro
m 此処から、此れから」を回ってみました。
駒どりの家には、高田雄平さんと藤森太樹さんの作品が
展示。
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高田さんの部屋では、病的のほどに細かくペンで描かれ
た絵が台所やトイレを飾っていました。
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藤森さんの部屋は、新聞紙で作られた妖怪が押し入れか
ら這い出してして不気味と言うかユーモラスな雰囲気を
漂わせていました。
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二葉じぞう広場では、ソン・ジュンナンさんの“飛び出
しトンム”が半分風で倒れてました。
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Atelier KOMAには、ハラチグサさんの作品が展示され、
今日は、フリーマーケットや作家さんによる子供向けの
ワークショップも開催され、楽しげな雰囲気でした。
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角野邸の庭には、神野翼さんの人体のオブジェや絵画が
置かれ、建屋1階には加藤千佳さんの儚く砕けそうなガ
ラス惑星が並び、2階には宮崎みよしさんの浦島太郎を
題材にしたインスタレーションが広がっていました。
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旧駒ヶ林保育所では、庭に馬渕洋さんの木製戦車と石碑
が鎮座。
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1階には激しいタッチの高橋信夫さんの絵画が並び、特
に厨房の展示が斬新でイイ感じでした。別の部屋は國久
真有さんの公開制作中の巨大なキャンバスが部屋を埋め
尽くしていました。
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廊下と階段には中元俊介さんの作品も飾ってありました。
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2階にはこれまた神戸ゆかりの画家堀尾貞治さんの作品
が並び。
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ベランダにはおおのあやかさんの極彩色の花。
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2階の広い部屋には澤田知子さんの見合い写真が箱入り
娘って感じでケースに展示してありました。好きな写真
に投票もできます!
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そして同時期に神戸でやているもう一つの芸術祭「アー
ト・プロジェクト KOBE 2019:TRANS-」のグレゴー
ル・シュナイダーさんの“美術館の終焉 12の道行き"の続
きを拝見。
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第9留駒ヶ林駅コンコースの扉の向こうには、キューバ
のグアンタナモ湾収容キャンプ内の独房を再現した作品
“白の拷問”が設置され、白い廊下と赤い扉が並ぶ不気味
な雰囲気を漂わせていました。
そして、本町商店街の北のはずれにあるノアービル3階
の第10留“ドッペルゲンガー”は、先日見たデュオドーム
の第2留の作品のあっち側の世界です。同じビルの屋上
には第11留の“空っぽにされた”と言う作品があるって案
内がありました。が、どれが作品だか判りませんでした。
最後は、震災の被害をまぬがれた古い丸五市場の第12留
“死にゆくこと、生きながらえること”。こちらもデュオ
ドームにあった人物を3Dスキャナする第1留を連動した
作品で、スマホのアプリで市場内にスキャンした人物
を出現させる仕掛けだそうです。(アプリの設定が面倒
だなと思い説明だけ聞いて去りました)※写真はNG

長田でのアートめぐり前の腹ごしらえは、「お好み焼
志ば多」さんで、うどんモダンをいただきました。
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もっちりしたうどんの味わいがめちゃ美味しかったです。

そしてデザートは、「たい翔」さんのうす皮たい焼、美
味しい!
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大きな台風 [雑記]

今回、関西方面への直撃は無かったものの、本州の
ほとんどを強風域が覆うような巨大な台風19号(ハ
ギビス)のために、大阪も一日雨模様で風も吹てい
て、色々な施設も休みか早じまいって感じだったの
で、今日は大人しく部屋にこもって、瀬戸芸2019
秋の写真を整理してました。
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台風が直撃した静岡や関東方面の被害が少ないこと
をただただ祈るのみです。
今後地球温暖化で海水温が上がると、こんな大きな
台風が当たり前のように襲てくるようになるんでし
ょうね。くわばらくわばら!

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実は岡山でも芸術祭やてます [美術館]

瀬戸芸からの帰り道、こちらも楽しみにしていた「岡山
芸術交流2019 Okayama Art Summit IF THE SNAKE
もし蛇が」を拝見。
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アースミュージック&エコロジーの石川康晴氏が旗振り
役で2016年にはじまった新しい芸術祭。特色はあまり
地元色を出さずに、今世界で活躍しているアーティスト
をよんで、最先端のアートを見せるというある意味、昨
今乱立する地方系芸術祭の中でも異彩を放つ芸術祭です。
今回は、3年前に作品を展示していたピエール・ユイグ
氏をアーティスティックディレクターに迎え、世界各国
で活躍している20名ほどのアーティストさんたちが(ほ
ぼ海外の方です)、岡山城、岡山市立オリエント美術館、
林原美術館、旧内山下小学校などの7施設の会場を中心
に作品を展示し、それと合わせて10点あまりの常設野外
展示の作品も楽しむことのできる正に国際芸術祭になっ
てました。

先ずは、岡山市立オリエント美術館。こちらは写真NGだ
ったんですが、ポール・チャンさん、メリッサ・ダビン
&アーロン・ダヴィッドソンさん、ミカ・タジマさん、
ライアン・ガンダーさんの作品がありました。
サーキュレーターでダンスする黒い人型が印象的でした。
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次は、岡山県天神山文化プラザには、ミカ・タジマさん
の規則的にうごめく磁性液やツボ送風機、エティエンヌ
・シャンボーさんの散骨広場、シーン・ラスペットさん
の新規の香料成分が展示。アート作品として新規の化学
物質を創るってのは衝撃的でした。科学とアートの境界
線が曖昧と言うか超えてきた感じです。
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そして、旧福岡醤油建物では、エヴァ・ロエストさんの
VR作品とフェルナンド・オルテガさんの虫よけライトが
楽しめました。
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メイン会場て感じの旧内山下小学校では、運動場にピエ
ール・ユイグさんの砂の山、パメラ・ローゼンクランツ
さんのピンクのどろどろプール、体育館にはタレク・ア
トウィさんの楽器インスタレーションの他、マシュー・
バーニーさん、エティエンヌ・シャンボーさん、ファビ
アン・ジロー&ラファエル・シボーニさん、フェルナン
ド・オルテガさん、ティノ・セーガルさんらが建物すべ
てを使ってアートな世界を創り上げていました。兎に角
圧巻です!
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林原美術館では、ピエール・ユイグさんのCGアニメキャ
ラがしばし喋った後に生身に少女が現れてCGキャラをコ
ピーした主客転倒を思わせるパフォーマンスを披露。
ほぼマンツーマン状態で純粋な目力に圧倒され、セリフ
なのか私への質問なのかの判断がつかず、妙な間が発生
しドギマギ。質問は、忙し過ぎるのと忙しくなさ過ぎる
のとどっちが良いと言うもので、迷わず忙しくない方が
良いと答えてしまったんですが、平日遊んでる奴に聞く
ことではないような気もします。。苦笑
他にはイアン・チェンさん、フェルナンド・オルテガさ
ん、ティノ・セーガルさんの作品と庭にはヤン・ヴォー
さんの彫刻がありました。
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岡山城の廊下門と不明門では、ポール・チャンさんと
リリー・レイノー=ドゥヴァールさんの映像作品が楽し
めました。
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これ以外に、岡山神社のダン・グラハムさん、石山公園
のメリッサ・ダビン&アーロン・ダヴィッドソンさん、
岡山城のお堀にはエリザベス・エナフさん、RSK山陽放
送のジョン・ジェラードさんなど野外作品も楽しめます。
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シネマ・クレール丸の内では、ローレンス・ウィナーさ
んの作品が上映されていたみたいですが、台風も気にな
っていたので、見ずに切り上げました。
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岡山での晩ご飯は、ってことで晩ごはんは、カツ丼屋
「味司 野村」さんで、ドミグラスソースカツ丼と玉子
とじカツ丼をWで味わえる子膳をいただきました。
子と言っても普通の七がけくらいの丼がふたつのなの
で、けっこう多くて、お腹いっぱいになりました。
どちらのカツ丼も美味しかったです。
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お腹いっぱいと言えば、ホテルの朝ごはんがバイキン
グ形式で色々な料理が並んでいたので、思わず取り過
ぎました。サラダが充実していて美味しかったです。
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昼ごはんは、天満屋地下のフードコートにある吾妻寿
司さんでにぎり寿司のランチとままかりをいただきま
した。ままかり美味しんですよね。
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岡山でのアートめぐり。力作ぞろいでゆっくり見たか
ったんですが、台風も気になるので足早に鑑賞し、レ
モンケーキを頬張りながら、そそくさと大阪に戻りま
した。
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それにしても、めちゃ素敵な芸術祭なのに、なんでこ
んなにお客さんがいないの?って感じでした(平日の
朝&瀬戸芸に比べるとではありますが・・)。

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