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節分の京都でアートめぐり [美術館]

観光客で混みまくっているので、あまり足が向か
いな京都ですが、気になる展覧会もちょこちょこ
有ったりするので、人混み覚悟で京都文化博物館
で本日まで開催している「Kyoto Art for Tomor
row 2024 京都府新鋭選抜展」を見に行ってきま
した。
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毎年開催されている京都を中心に活躍している若
手の作家さんを紹介する展覧会で、関西のギャラ
リーやアートイベントなどでもよく見かける作家
さんの作品が多数展示してあるので、毎回楽しみ
にしています。
今回は、赤松加奈さん、出口雄樹さん、井上結理
さん、岩﨑萌森さん、隗楠さん、宇野湧さん、小
笠原周さん、沖見かれんさん、尾﨑晴さん、木田
陽子さん、北浦雄大さん、北村侑紀佳さん、久保
木要さん、佐々木萌水さん、清水佑季さん、杉本
奈奈重さん、髙木智子さん、高瀬栞菜さん、竹下
麻衣さん、張諒太さん、土取郁香さん、楢木野淑
子さん、西久松友花さん、西久松綾さん、西村涼
さん、服部幸さん、原菜央さん、藤田紗衣さん、
ベーハイム 雪絵 ラオレンティアさん、堀奏太郎
さん、堀花圭さん、前田あかねさん、美馬摩耶さ
ん、三宅佑紀さん、宮﨑菖子さん、森夕香さん、
八木佑介さん、山田真実さん、山本理恵子さん、
吉浦眞琴さん、六根由里香さんのと言う41名の
作家さんが紹介されてました。
気になった作品の写真を少しだけ撮ってみました。
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写真以外の作品も含めて、どれも素晴らしかった
んです。

また、レトロな風情の別館ホールでは、特別展示
として山本真澄さんの「まれびと」と言う展示も
行われてました。
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やさしく繊細な画風で描かれた子供たちと民族装
飾と言う不思議な組み合わせが、なんともほっこ
りした空気を漂わせていました。

同じ京都文化博物館で、シュルレアリスム宣言か
ら100年を記念して「シュルレアリスムと日本」
が開催されていたので、そちらも覗いてみました。
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100年前の1924年にフランスの詩人アンドレ・
ブルトンが、著作“シュルレアリスム宣言/溶ける
魚”を発表したことから始まるシュルレアリスム。
発端になったアンドレ・ブルトンの「シュルレア
リスム宣言・溶ける魚(1924年)」も展示してあ
りました。
そして、日本人として先駆的にシュルレアリスム
を試みた作家の東郷青児“超現実派の散歩(1929年)
”阿部金剛の“Rien No.1(1929年)”、古賀春江の
“音楽(1931年)”の展示からはじまり、本格的に
日本にシュルレアリスムを広めた福沢一郎の“他
人の恋(1930年)”。
それに続いて、吉原治良の“縄をまとう男”、瑛九
の“眠りの理由”、大好きな作品ですが、靉光の
“眼のある風景”、石田順治の“作品2”などなど。
写真でシュルレアリスムを試みた植田正治の“コ
ンポジション”、戦後のシュルレアリスムとして、
岡本太郎の“憂愁”などが紹介されてました。

作品で約100点、雑誌などの資料も100点あまり
が展示してあって見応え有りました。が、なんだ
か夢の世界を漂っているみたいで、これだけの量
のシュルレアリスムをいっぺんに見るとクラクラ
してしまいました!

そして、京都芸術センターに移動して、居原田遥
さんがキュレーションした「当意即妙(とういそ
くみょう)芸術文化の抵抗戦略」を拝見。
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2021年にミャンマーで起きた軍事クーデター以降
に制作されたアートや映像などを紹介する展示で、
混沌と死をイメージした作品が心に刺さりました。
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見ん来たお客さんが舟の折り紙を折って参加する
アートもあったので、2艘の舟を折って飾ってみ
ました。
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折り方の解説は有りましたが、そう言えば子ども
の頃に折ったな~と懐かしい記憶を手繰り寄せな
がらなんとか完成させました。が、本当に久々の
折り紙でした。

そしてまとめてアートって感じで、京都高島屋の
5階と6階にある京都蔦屋書店のアート展示スペ
ースで諸々アート展示を拝見。
松井照太さんの個展「てんびん -balance-」は、
石をパックしたり固定した面白い作品でした。
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坪本知恵さんの個展「文字をなぞる。文字を読む
。」は、抽象画と文字の境界線って感じの作品で、
意味が見え隠れする感じを楽しめました。
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韓国人アーティスト3名(イ・チェウォンさん、
キム・ジヒさん、キム・ソウルさん)によるグル
ープ展「Bloom Vision」は、スタイルは三人三
様って感じでしたが、同じくらい作品から湧き出
るエネルギーの強さを感じました。色彩が鮮やか
で素敵な作品です。
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色彩が鮮やかと言えば、やましたあつこさんの
個展「alone」。
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淡い色彩の人や馬が極彩色の植物と濃密に融合
したような作品で、解説曰く、デンドロフィリ
ア(植物性愛者)を題材に描かれているみたい
です。独特の世界観で印象的でした。

京都での昼ごはんは、久しぶりにイノダコーヒ
ー(三条本店)さんのイタリア。
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ケチャップ風味が濃厚で美味しい。

節分ってことで、恵方巻きを買ってきました。
今年は東北東だそうです。
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一気喰いはしませんが、切ってない巻き寿司は、
ただただ食べにくい!苦笑

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宇宙(?)を感じるアート [美術館]

年末に徳庵にあるギャラリー“クモノス”さんから
個展のお知らせが届いたので、自転車を漕いでギ
ャラリーに行ってきました(行き帰りの途中、雨
が降ってきて、道すがらのスーパーで雨宿りした
りとちょっと大変でしたが・・)。
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1階と3階では、しまだそうさんの個展「気に入っ
た絵ができたから」、2階では、池田慎さんの個
展「超ひも理論(後期展)」が開催されていました。
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しまださんの方は、1階に新作の“the HOLY GR
AIL”、3階には2008年に制作された“キゴウノイ
ムポテンツ”と言う大き目の作品が飾られ、階段
などにちょこちょこ小ぶりの作品が散りばめてあ
りました。
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しまださんの解説曰く、(私も特に現代アート系
の個展に行って、作家さんがいらしたら、ついつ
い聞いてしまいがちな)「この絵は、何を表現し
たんですか?」と言う言葉や意味の世界から離れ、
「気に絵ができたから、見に来てください!」だ
けで良いんじゃないのと言う思いを込めた展示だ
そうです。2008年の絵は、制作当初はあまり気に
行ってなかったけど、実家に長らく飾ってあった
ら、なんだかこれも気に入ってきたので、見てく
ださいって感じだそうです。

池田慎さんの方は、昨年秋の個展「ひも理論」の
後期展示と言う形で、今回の「超ひも理論」だそ
うです。前期の「ひも理論」を拝見していないの
で、前期からの文脈があるのかもしれませんが、
後期のみを楽しませてもらいましたって感じです。
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ちょうど作家の池田さんとしまださんにもうひと
方アーティストさんがいらして、池田さんの作品
について色々話をされていたので、横にいて聞き
耳を立ててました。
写真ではお見せできない太陽電池を使ったキワド
イ作品も面白かったんですが、繊細な刺繍の作品
が凄くって、段ボールや紙袋やトイレのスッポン
やプラスチックスプーンなどへの刺繍は、生地の
色や文字などに合わせて刺繍糸を使い分けるなど
のこだわりが詰まった作品が見事でした。

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能と神話のアート [美術館]

雲間から青空も覗いて寒さも少し和らいだ今日は、
空堀商店街に在るギャラリー“+1art”さんでやっ
ている浮川秀信さんと赤星マサノリさんの立体×
演劇の二人展「無顔 FACELESS」を見に行ってき
ました。
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ギャラリー展示室の真ん中には、浮川さんがピア
ノ線を溶接して制作した道成寺の釣鐘が設置され、
その周りには、これまたピアノ線溶接の松が並ぶ
インスタレーションと言うか舞台装置が設置して
ありました。
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部屋の四隅には、マイクとヘッドホンが置かれ、
マイクで喋ると声がAIの技術で清姫なのか女性
の声に変換され、ヘッドホンから聞こえてくる仕
掛けでした。
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来週から今回の展示の目玉、ギャラリー空間を舞
台にして、赤星マサノリさん他、4名の方々が出
演する演劇「無顔」の公演が開催されるそうです。
舞台の内容は、能の道成寺をベースに様々な神話
が組み合わさった物だそうです。

昼ごはんは、松屋町にある古民家居酒屋さんを昼
だけ間借りして営業をされていると言う「とんか
つ ひー豚」さんで、ロースかつ定食をいただきま
した。
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柔らかいけどしっかり豚肉って肉感と風味のある
美味しいとんかつでした。

そして深江橋に移動し、“ギャラリー ノマル”さん
で本日までやっていた黒宮菜菜さんの個展「たまの
うつわ Vessel of the Soul」を覗いてみました。
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年末から尼崎のアートスペースA-LABでも黒宮菜菜
さんは「たましいのかたち Soul Form」と言う個
展をやっていて、それを見に行った折に、ノマルさ
んでも1月末に個展をやると言う告知があったので、
足を運んだ次第です。

ちょうど作家さんがいらして、日本の神話に詳しい
お客さんと万葉集の英訳を手がけたと言う外国のお
客さんに作品の説明をしてらしたので、これ幸いと
後ろに付いて回って、作品の説明を盗み聞き(?)
せてもらいました。
古事記を題材に、蜜蠟を油絵具の油として使い、葦
やカズラなどの実際の植物を蝋で塗り込んで、その
上に舟や馬や鳥など魂を運ぶと言われているモノを
描いているそうです(通常の油絵具の油と違い蜜蠟
は蒸発しなので厚く残ると言う性質を利用して制作
をされているってことでした。が、融点が60℃くら
いなので熱に弱いのが難点だそうです。私も仕事で
蜜蠟は使うので、取り扱いが難しいだろうなと思い
ながら聞いてました)。
古墳の壁画の様な趣やメメントモリ的と言うか折口
的な死の雰囲気もある独特の作品で、素晴らしかっ
たです。

日本の古典に詳しいお客さん2人が、良い感じで質
問を投げかけるので、作家さんも作品の説明ばかり
ではなく思考の深い所をお話されてて、盗み聞きっ
ぽい感じでしたが、非常に面白いお話が聞けました。
ありがとうございました。

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大和でやまと絵 [美術館]

今年は大河ドラマも源氏物語(と言うか紫式部)
なので、その流れに乗ってってことでもないで
すが、大和文華館でやっている「やまと絵のこ
ころ」を見に行ってきました。
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国宝の“寝覚物語絵巻”や俵屋宗達の“伊勢物語図
色紙”、尾形光琳の“扇面貼交手筥”、本阿弥光悦
筆の“新古今集和歌色紙”、江戸後期にやまと絵の
復古に務めた岡田為恭の作品などなど雅な世界を
堪能しました。
絵も良かったんですが、流れるような連綿のかな
文字も素晴らしかったです。(コロナの間、筆ペ
ンですが、かな文字なんかも臨書をしてたので、
なんだか“字の美しさ”も気になるようになって、
絵巻や色紙などが倍楽しめるようになった気がし
ます)
源氏物語がらみでは、伝岩佐又兵衛筆の“源氏物
語図屏風”や、特に白描の“源氏物語浮舟帖”の美
しさは秀逸でした。
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庭も美しい大和文華館に咲いていた寒椿が、冬
の柔らかな日差しに輝いていました。

学園前に向かう道すがら、久しぶりに上本町の南
海飯店さんで、春巻き定食のランチをいただきま
した。
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改装後、はじめてお邪魔しました(もともと人気
店でしたが、改装でさらにお客さんが増えた感じ
で、並ばないと入れなくなってます)。
テーブル配置はそのままで、全体に綺麗になった
感じで、キッチンが見えるのようになったのが一
番変わったとこかなと思います。味は変わらずで、
春巻き美味しかったです。

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今年は玉三郎さんから [美術館]

お正月の3日目。今年は個人的な理由でお祝いモード
では無かったんですが、世間的にも元旦から続く能登
の地震や2日の飛行機事故と言う、おめでたくない出
来事が続いてます。が、気分を変えて、大阪松竹座に
玉三郎さんのお正月公演「2024年1月 坂東玉三郎 初
春お年玉公演」を観に行ってきました。
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思い起こせば、2019年に南座で同じく玉三郎さんの
阿古屋を観に行って以来の歌舞伎鑑賞でした。
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玉三郎さん曰く、今回は、値段設定がお年玉価格って
ことで、私は2階の見やすい席だったんですが3000円
を言う値段。若い方にも見ていただきたいと言う思い
で、3階には1500円の席も用意されているみたいです。
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そんなこんなで満員の会場、おめでたい獅子舞の映像
が映された幕が上がり、花の絵の描かれた華やかな金
屏風が並ぶ中、先ずは、玉三郎さんからの新年のご挨
拶の口上。やはり触れないわけにはいかないだろうと
言う感じで、能登の地震と飛行機事故のお悔やみから
始まりました。
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口上の後は、今の時代、女方と言うシステム自体が合
っていないのではないかと言う思いも背景にありつつ、
ギリシャ演劇やシェークスピアでは、昔は少年が女性
を演じていたり、中国の古典演劇でも一部に女方が残
っている話、日本では、能や狂言なども男性が女性を
演じている話など古今東西の演劇における女方の歴史
などをふまえて“女方の魅力”を聴かせてくれました。
立ち居振る舞いや着物のラインや手ぬぐいの曲線的な
使い方によるマニエリスム的な美や、それと真逆の扇
の直線的な使い方での美が融合した女方の型について、
実演付きで解説をしてもらえて(ちょっとした動きも
すべて洗練されていて、ハッとするような美しさでし
た)、非常に興味深い内容でした。

その後、“黒髪”の舞。休憩を挟んで“天守物語”の富姫
の場面と、亀姫に扮して、玉三郎さんご自身による琴
の演奏も聴かせてもらいました。

そして、その亀姫の衣装のまま映像で劇場の紹介をす
る趣向。玄関から応接室に入り、大正・昭和時代の道
頓堀の賑わいや、玉三郎さんが松竹座で演じた代表的
な舞台の紹介。そこから舞台の裏に回って舞台構造の
解説をしてくれました。

舞台側から見た客席の映像で解説が終わって幕が上が
ると、生の玉三郎さんが立っていて、優美な“由縁の
月”の舞がはじまりました。

舞が美しいのはもちろん、上品だけど堅苦しくは無い
解説が面白くってどんどん引き込まれました。
玉三郎さんが、ギリシャまでさかのぼる古今東西の演
劇の歴史を踏まえた上で、今の時代に女方をやってい
る思考の片鱗を垣間見せてもらえたみたいで素晴らし
かったです。
年に1回くらいは玉三郎さんは見とかなきゃと言う思
いを改めて感じた公演でした。


玉三郎さんの前に、お正月から開いている美術館がな
いかなと思ったら、心斎橋筋商店街にある大阪浮世絵
美術館が開いていて、企画展で「二人の天才 葛飾北斎
・月岡芳年」をやっていたので覗いてみました。
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“神奈川沖浪裏”や“山下白雨”など、葛飾北斎の富嶽三
十六景が20点まり、最後の浮世絵師と呼ばれた月岡芳
年の“月百姿”、“藤原保昌月下弄笛図”、“新容六怪撰 平
相国清盛入道浄海”などなど。
それと合わせて芳年の師の歌川国芳、弟子の歌川芳幾、
門人の水野年方や月岡耕漁作品も合わせて56点あまり
の浮世絵が飾ってありました。
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ほぼ海外のお客さんでしたが、そんなに多くは無くゆっ
くりと微細に描き込まれた浮世絵を、楽しむことができ
ました。
そんな館内で、小学校低学年くらいの女の子が、背伸び
ししながら一点一点虫眼鏡を使って鑑賞している姿が、
なんだか微笑ましい光景でした(親御さんは飽きて座っ
てましたが・・笑)。
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余談ですが、法善寺横丁付近に在る上方浮世絵館と混同
していました。が、違う美術館だったんですね!汗

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アートなクリスマス [美術館]

年の瀬っぽい寒さだけどスッキリと晴れていたクリ
スマスイブの今日は、クリスマスとまったく関係無
く、23日から始まった「Study:大阪関西国際芸術
祭 Vol.3」を(一部を)見に行ってきました。
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今回が、3回目となる“Study:大阪関西国際芸術祭”
ですが、2025年の万博と同時期に開催される本番
(?)に向けて、徐々に規模も大きくなって、今回
は、大阪市内18ヶ所あまりの会場でアートフェアや
作品展示、トークイベントなどが行われていました。

グランフロント大阪のアートフェアがメインのイベ
ントだと思うんですが、今回は、作品展示を楽しも
うと、沓名美和さんがキュレーションをしている
船場エクセルビルの“STREET 3.0:ストリートはど
こにあるのか”と、ICHION CONTEMPORARY B2
の“STREET 3.0:道を外した書”を覗いてきました。

先ずは、扇町にあるICHION CONTEMPORARY B2
の“STREET 3.0:道を外した書”を拝見と言うか“南
條史生と語る井上有一と書”を聴講。
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モデレーターを沓名美和さんが務め、ゲストに南條
史生さんを迎えて参加アーティスト(書道家?)の
山本尚志さん、ハシグチリンタロウさん、グウナカ
ヤマさん、日野公彦さんが登壇し、書道家井上有一
氏の話と今後の書道について、有一の書道はパンク
だ!みたいな熱いトークが繰り広げられてました。
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作品的には、やはり井上有一氏の書が印象的でした。
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特にトボトボ歩く様な風情の“貧”の字は目が釘付け
になりました!もちろん他の方々の作品も素晴らし
かったです。

そして、堺筋本町に移動して、船場エクセルビルの
“STREET 3.0:ストリートはどこにあるのか”を拝見。
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受付のある2階では、香りを読むをコンセプトに、ア
ートパフューマリー(AP)と題して、アーティスト
など15組の方々が調香した香りが、設置してありま
した。
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癖のある香りもありましたが、概ね素敵な香りでし
た。

3階では、“GRAFFITI IN OSAKA”と題して、VERY
ONEさんのグラフィティのアーカイブやインスタレ
ーションと[レジスタードトレードマーク]寫眞さんの夜の大阪の道路のインスタ
レーションが設置されていました。
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雑然としたカッコ良さみたいな、正にSTREETって
感じでした。

4階には、アラン・バーソルさんの街中にUSBメモ
リーを設置する“Dead Drops”とサイモン・ウェッ
カートさんの複数台のスマホをキャリーワゴンに積
んで歩き回る“Google Maps Hacks”の映像作品。
それとAQV-EIKKKMさんのアートの価値をデータ
化し色分けするインスタレーションが展示してあり
ました。
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デジタル情報とアートの関係性を感じる面白い作品
でした。

5階には、関連展として、石谷岳寛さん + Chim↑
Pom from Smappa!Groupさんの“Artchive of
Street”と題し、ゴミの吹き溜まりと化した道のイ
ンスタレーションと森美術館で開催された“道”の映
像の展示が行われてました。
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正に足の踏み場も無いと言う感じで、中々インパク
トのあるインスタレーションでした。


ビルの各階フロアで会田誠さんも作品を見て歩いて
らしたんですが、その会田誠さんの作品も展示して
ある6階の釜ヶ崎芸術大学エリアでは、非常階段まで
侵食した諸々の釜ヶ崎芸術大学の作品と“STREET3.
0 釜ヶ崎芸術大学 会田誠の部屋構想 だから、私は愛
したい”を眺めさせてもらいました。
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毎回ですが、釜ヶ崎芸術大学のごった煮感が凄かった
です。コーヒーまでご馳走になって、ありがとうござ
いました。


天神橋筋三丁目にある真のナポリピッツァ協会認定の
店「ピッツェリア イルソーレTEN-3」さんで赤・緑・
白のクリスマスカラーのピッツァ、マルゲリータを頬
張りました。
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釜で焼いた香ばしくってモチモチでトマトの風味豊か
なピッツァ、めちゃ美味しかったです。

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年末にアートチャリティー [美術館]

昨日の土曜日(12/16)は、+1artさんで開催し
ていたチャリティーオークション展「MUSIC」
のオークション入札最終日で、16:00~19:00
まで入札される金額を公開して(期間中、いつ
でも入札はできたんですが、最終日のオークシ
ョン本番までは、作家さんが付けたスタートの
値段と入札人数だけが表示されているのみで値
段は判らない状態)、値段を競い落札する仕組
みでした。
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昔、金額云々より、こう言うのって、やっぱり
参加しないと面白くないよ!とアドバイスをも
らったことがあったので、今年も気に入った作
品に値を付けて最終日を待ちました。
(この企画は、そもそも作品が小さいのとチャ
リティーがメインなので、お手頃価格に設定し
てあります)

当日、ギャラリー会場でリアルでもやっていた
かどうかは判りませんが、部屋で別のことをし
ながら、チラチラとネットで値段が上がってい
くのを確認してたんですが、最終日まで入札の
無かった作品にも、どんどん値が付き始め、人
気の作家さんなどは、少しづつ値が上がって、
最終的には10万円くらいになってました!

そんなこんなで、私が入札した作品は最終日に
私以上の値を付ける人が現れず、無事(?)、
作品を落札できました。
金額の一部は、途上国の女子教育を支援する基金
に寄付されます。私が落札した作品の作家さんも
まだ学生さんだったりします。頑張ってね~!

アートやオークションとは、まったく関係無い話
ですが、最近、Youtubeの飲食店の仕込み動画を
よく見てて、気になったお店があったので、北風
が吹きすさぶ中、自転車を漕いで豊里大橋近くに
ある町中華「中華料理ぐら」さんに行って、ぐら
定食をいただきました。
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七味風味のから揚げ、海老天、酢豚、オムレツ。
ボリュームたっぷりで美味しかったです。
ご飯の大盛で有名な店みたいで、昭和のアニメや
漫画の様なてんこ盛りのご飯を食べてる人もいま
した。が、私は普通盛りでも多かったです。。。

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師走の伊丹と尼崎でアート [美術館]

ぽかぽか陽気の今日は、I'M 市立伊丹ミュージアム
に牛腸茂雄さんの写真展「“生きている”ということ
の証」を見に行ってきました。
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牛腸(ごちょう)さんの写真と言えば、運動場の霧
の中で子供達が走っている写真が有名です。
が、今回、没後40年記念の全集出版を受けての回顧
展と言う事で、初期の写真集“日々”、代表作“SELF
AND OTHERS”、カラー写真“見慣れた街の中で”の
作品と未完に終わった“幼年の「時間(とき)」”6点も
含め、約200点ほどの写真と手記などの関連品が展
示してありました。
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牛腸さんは、70年代コンポラ写真の第一人者ってこ
ともあって、印象的には、ほぼ横位置の構図で子供
や家族のポートレートが多いのと、どの写真の被写
体も友人に撮ってもらってるような自然で穏やかな
表情をしていて、何よりも構図が絶品でいた。
牛腸さんは、幼少の時に大病を患い身体的にハンデ
ィキャップがあり、医者からも長くは生きられない
と言われながら(36歳で亡くなってます)、バウハ
ウスの流れをくむ桑沢デザイン研究所に入り、そこ
で写真の才能を見出され、短い期間ですが、人間を
真っ正面からとらえたような写真を撮られた方です。
特に子供の写真が素晴らしく、子供の目線と言うか
身体的に子供と目線が合うと言う事なのかもしれま
せんが、正面から写真を撮られながらも自然体で写
っている姿が、心に残りました。

展示室6でやっていた「2023伊丹国際クラフト展
ジュエリー」も覗いてみました。
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国内174名、海外19ヵ国128名、計302名の作品
965点を審査し、選ばれた入選者97名の作品が展
示してありました。
もちろん日本の方が多いんですが、台湾や韓国、
中国の方の作品も多く選ばれていて、写真が無く
って残念ですが、細密で美しい作品に目を奪われ
ました。

それと、尼崎のAーLABでやっている黒宮菜菜さんの
個展「たましいのかたち Soul Form」にも足を伸
ばしてみましたと言うか、JR尼崎駅から歩いたん
ですがけっこう遠かったです。。。
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古事記や古墳に描かれた壁画から着想して描かれた
作品は、プリミティブな雰囲気が漂っていて、なん
だか癒されました。

埴輪みたいな小さな顔のオブジェも可愛かったですし、
天岩戸の神話を題材にした袖を振る女性の絵、特に和
歌山で古墳時代の遺跡から小鳥(アジサシ)を抱いて
埋葬された少年の遺骨が出土したと言う話を題材にし
た作品は、非常に美しく心打たれました。
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ROOM3の壁に広がった“ウツシキ アヲヒトクサ”も遺
跡の壁画感が有って素晴らしかったです。
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アヲヒトクサ(青人草)と言うのは古事記に書かれて
いる人間を表す言葉だそうで、正に現世(うつしよ)
の人々と言う感じの作品でした。

伊丹での昼ごはんは、関スー内にある喫茶店「トーク」
さんで、オムライスをいただきました。
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昔ながらの喫茶店のオムライスって感じで美味しかっ
たです。

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旭区でアート展を見たのは初めてかも? [美術館]

先日、TEZUKAYAMA GALLERYさんに行った折に、
ギャラリー関係者の方が手がけたグループ展がある
旨を紹介されたってことで、今日は、山本アヤカさ
んと言う方がキュレーションを務めた「BABEL派
vol.1」を見に大阪市立芸術創造館に行ってきました。
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大阪市立芸術創造館は建物も特徴的で、たまにお邪
魔するうどん屋の蔵十さんの近くに在るので、なん
となく存在は知ってましたが、今回、初めて中に入
りました。

今回、3階の演劇の稽古場と舞台のある場所を使っ
て作品が展示してあり、舞台では、造形作家の呉本
俊松さんと山本剛さんのインスタレーション。
稽古場(リハーサル室)にはサラ・ミリオ&ソー・
ソウエンさんの映像作品、もう一つの稽古場(リハ
ーサル室)には高倉大輔さんの写真が展示してあり
ました。

ちょうど山本剛さんがいらして、是非、触りながら
見てくださいってことだたので触感も使いながらじ
っくり鑑賞させてもらいました。
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家族連れでいらしてるお客さんがいて、小さな女の
子に触っていいよと言っても、なかなか触ろうとせ
ず、恐る恐る手を出している姿になんだかほっこり
しました。

呉本俊松さんの作品は、無機的に立つ眼鏡をかけた
人物の彫刻やプロペラにのった人など、なんとも不
思議だけど、なんとなくおしゃれな雰囲気もある作
品でした。
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サラ・ミリオさんとソー・ソウエンさんはパフォー
マンスをされる方々らしく、バレエバーのある鏡張
りの部屋の雰囲気とも相まってイイ感じでした。
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作品のコンセプトが床にチョークで書いてあったん
ですが、いかんせん英語だったので・・・解読でき
ず。。。汗

高倉大輔さんは、自身も演劇の経験がある方みたい
で、写真はピエタをテーマにして、血をイメージす
る赤い服を着た同一人物がキリストとマリアを演じ
る設定になっていると言う事でした。
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デジタル合成写真なんですが、写真の裏にモデルの
立ち位置や目線などの演出を細かく指定した絵コン
テも展示してあって、舞台裏を見せてもらっている
ようで面白かったです。

どの作家さんの作品もめちゃ見応えあって、面白か
ったです。

昼ごはんは、千林商店街にある精肉店“肉工房たじ
まや”さんのイートインのコーナーで、カルビ重を
いただきました。
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正に肉三昧!って感じで、美味しかったです。

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アートな中之島線にキテミテ [美術館]

今日は、京阪電車中之島線で駅からはじまるアート
イベントと題して開催されているアートイベント
「キテミテ中之島2023」の“みんなの駅美術館”を
見に行ってきました(毎年恒例ですが、作品の前に
止まって写真を撮ってるのが、ほぼ私くらいなので、
怪しげな目で見られるのも気にせず)。
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先ず、なにわ橋駅には、お馴染みのヨシムラリエさ
んのパンツのインスタレーション。カワイイ!
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次は、大江橋駅には、坂東志保さんのエイが泳いで
いる様なインスタレーションで水族館状態。 
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また、大江橋駅改札外特設会場には、キュレーター
の方もいらして、多数の作品が飾ってありました。
坂東志保さん、石橋穂香さん、 田中愛莉さん、 枡
本裕一郎さん、 大西洸太郎さん、 人外Nさん、 小
嶋仁一さん、 涼風さん、 前川和輝さん、 柴清さん、 
田中恒子さん、れおさん、それ以外に、大阪市立豊
崎中学校家庭科部のタペストリー、 ”愛の鐘”みおつ
くしの鐘プロジェクトのワークショップ作品も飾っ
てありました。
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渡辺橋駅には、こちらもお馴染みの園川絢也さんの
トロトロのインスタレーション。 
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改札の外には、Liisaさんのイラスト、フィンバンカ
ンさんの絵画、山本竜大さんや刀禰静さんの作品が
有りました。
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改札内メイン会場的な中之島駅には、鈴木ひとみさ
んと酒井沙織さんのインスタレーションの他。
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katchanさん、馬竣成さん、影山弘樹さん、里胡翔
菜さん、 音喰ねねさん、牧田葉月さん、馬場洋介さ
ん、赤坂淳子さん、吉田美紀子さん、前田泰宏さん、
吉田真弓さん、東本憲子さん、 野村知広さん、岩岡
航路さん、フィンバンカンさんの絵画が展示してあ
りました。
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京都産業大学三条大橋プロジェクト/モザイクアート、 
園川絢也×『みんないきものがたり』作品、外には、
界隈の幼稚園や小学校とコラボした“リボンでつなぐ、
みんなの愛”の作品や キテミテ中之島×京丹後の森ア
ートキャンプ2023“BE いきものがたり”の作品も飾
ってあってほっこりする雰囲気が漂っていました。
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今年も楽しく秋のアート散策をさせてもらいました。
キュレーターの方や関係者の方には感謝です。
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そして、夏に開催された“UNKNOWN ASIA 2023”
で、注目された作品でクリスマス月の中之島ダイビ
ル本館界隈をいろどる「UNKNOWN ASIA EXTRA
2023」も拝見。
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ダイビル本館には、平面と立体が融合した谷正輝さ
ん、エネルギッシュなSkyさんの絵画、台湾のRさん
のサイバーなイラスト、ポップなタイのJeff Aphisit
さん。
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中之島ダイビルには、写真家のwally_kさん、空中建
築をテーマにした伊吹さん。
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中之島フェスティバルタワー・ウエストには、プチプ
チラッピングのANCHROMEさん、華道家の生駒敦さ
ん、点描画の文蔵さん、鈴鹿萌子さんの染色作品。
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中之島フェスティバルタワーにはatelier minoriさん
の地図。
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会場で印象に残っていた作品ばかりで、会場だと商
談とかもされているのでチラッとしか見られなかっ
たモノも、しみじみと眺めさせてもらいました。

最後は、空堀商店街にあるギャラリー”+1 art”の年
末恒例のイベント「チャリティ& オークション vol9
MUSIC 音楽」に寄ってみました。
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今回のテーマは“音楽”で、155x155x60mmの木箱
を使用したBOX作品に挑んだのは、51名のアーティ
ストさん。常連の作家さんが多いんですが、毎回、
どの方も本当に工夫をされてて、小さな作品ですが
技が凝縮している感じで、素晴らしい作品ばかりです。

フレスコ技法の抽象画はあまのしげさん、覚書のメ
モは安藤由佳子さん、ラジオの音をイメージした虹
の写真は池田啓子さん、音叉ライトは池田慎さん、
顔料の粒子にまでこだわった石橋志郎さん、不思議
なレバー?アンテナ?の井上明彦さん、音の痕跡ビ
デオテープは今井祝雄さん、ピアノ線で描いたジャ
ズ演奏は浮川秀信さん、波形アートの岡本奇太郎さ
ん、1週間無音楽活動の契約書と説明書は梶原瑞生
さん、路地の抽象画は加藤悦郎さん、日本画のあさ
りは河嶋菜々さん、鳴らないスプーン楽器は菊地和
晃さん、音符が踊る葛本康彰さん、フーガをイメー
ジした石の漆芸品は栗本夏樹さん、日本画のお肉は
監物紗羅さん、箱入りシンバルは佐古馨さん、オル
ゴールの音に反応して瞬く光は笹岡敬さん、メータ
ー音の増幅装置はシュヴァーブトムさん、木版の鍵
盤は鈴木真衣子さん、フーガをイメージした幾何学
模様の角谷恭子さん、淡い光の世界は髙畑紗依さん、
フレスコ技法の陣太鼓は田口伸子さん、不協和音の
抽象画は谷内春子さん、JPOPをイメージした粘土
は中澤ふくみさん、色のハーモニーは中島麦さん、
土木作業みたいな作品のイメージでしたが繊細な
刺繍の野村由香さん、日本画の天使は橋爪ちなつ
さん、音階の余白を詰め込んだ瓶のスノードーム
は林葵衣さん、層になった墨絵は范叔如さん、
水笛の青い鳥はひらいゆうさん、微細かつ繊細
な日本画の風景は福井悠さん、ミニマルなミュー
ジックBOXは藤本由紀夫さん、カラフルな線で可
視化された音楽は冬耳さん、裏も表も横も縦も
ベリーマキコさんの世界、粘土のホイップクリー
ムがポップでカワイイ前田あかねさん、中に絵巻
入った玉手箱は松下みどりさん(ギャラリー近く
の公園の水たまりで作品を汚して最後の仕上げを
されていたそうです)、可変する三重奏の箱は
ミコワイ・ポリンスキさん、油絵の風景は宮岡
俊夫さん、繊細なパステルの落葉は三宅佑紀さん、
不思議なキャラクターの世界は村上ルミさん、
耳鳴りをイメージしたセミの抜け殻もポップに
感じる不思議な世界は森本紀久子さん、白い大
理石の彫刻は矢作隆一さん、陶器の紙コップの
糸電話は山下裕美子さん、木彫りのカーテンは
山西杏奈さん、NFCタグが埋め込んである彫刻
は山本堪さん(ドイツで現代アートを学び、今
は高知の山奥で紙の財布を作っている作家さん
だそうで、+1のご店主が夏に高知で声をかけた
そうです)、聞こえているけど意識されない基
調音を表現した山本紗佑里さん、蜂蜜色の光と
羽の音は山本直樹さん、筆圧による波は山本雄
教さん、リズムを可視化した吉井秀文さん、ポ
ッピングをイメージした版画は六根由里香さん。
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ちょうど出展作家の佐古馨さんが入札がてらい
らしてて作品について少しお話を伺いました。
箱にピッタリ収まっている鉄のシンバルの様な
円盤は、箱のサイズに合わせてカットしたもの
ではなく、たまたまちょうど良い大きさの鉄の
円盤が有ったそうです!そんな偶然が有るんだ!

12月16日(土)16:00~19:00に最終入札が行わ
れ、最終いくらになるかは判りませんが、作家さ
んが付けたスタートの値段は、ほぼ材料費の値段
と言うか、山本直樹さんのミツバチに因んだ328
円をはじめ、どの作家さんも明らかにマイナスっ
て感じです。
オークションで販売した売上額の10%を途上国の
女子教育を支援するマララ基金に寄付されるそう
です。

去年は買えずでしたが、さてさて今回は作品を買
うことができるのか?楽しみです。

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