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お久しぶりの大人の遠足:宇治篇 [観光]

初夏の様な陽気だた今日は、コロナ前に企画していて
行けずじまいになっていた宇治の散策に、3年半越し
で行ってきました。
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大人の遠足仲間の方々総勢16名。宇治観光ボランティ
アガイドの方2名(西田さんと佐々岡さん)に案内されて
の散策。
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京阪宇治線の黄檗駅に集合し、先ずは黄檗山萬福寺へ。
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萬福寺は、黄檗宗の大本山で、インゲン豆で有名な隠
元禅師が開いた禅寺で、中国様式を色濃く残した他に
は無い雰囲気のお寺です。
もともと観光客が少ないのと伽藍の風情が好きで、何
回も足を運んでいるお寺ですが、ガイドさんに説明し
てもらうと知らないことだらけで、新鮮でした。
伽藍は全体としてシンメトリーな造りなんですが、総
門が中心から左に少しずらしてあって、これは邪気が
総門から入ってきても伽藍に入り込めないようにする
中国様式の仕掛けだそうです。
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また、伽藍内の道には菱形の石がひき詰めてあるんで
すが、これは龍をイメージしているそうで龍の伽藍と
も言われているそうです。
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いかにも中国風と言う総門、上に乗るのパと見た感じ
はしゃちほこですが、ガイドさん曰く、足が有るワニ
だそうです。
総門を抜け、ちょっと曲がって豪華な三門(額黄檗山
と萬福寺の字は隠元禅師の書)をくぐって大きな松の
木を横目に回廊をめぐり斎堂(食堂)へ。
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斎堂の前には食事の合図をずる“開梆”と”雲版”があり、
この魚の形の開梆を見ると萬福寺に来たなって気にな
ります。
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弥勒菩薩の化身といわれる布袋さんを祀った天王殿。
金ぴかの布袋さんがなんともおめでたい雰囲気です。
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釈迦如来坐像に摩訶迦葉と阿難陀を祀った大雄寶殿
には、十八羅漢像がずらりと並んでいます。
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法堂では、前日までルイ・ヴィトンのイベントをやっ
ていたそうで、お堂の前の砂地にはルイ・ヴィトンの
モノグラムのマークが設えて有りました。
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後片づけの人が大勢働いていて、ちょっと異界感が漂
ってました。
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開山堂は、やはり卍及び卍くずしの文様の勾欄が印象
的です。
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萬福寺を堪能したあと、次は宇治駅に移動してとりあ
えず腹ごしらえ。

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宇治橋近くにある「京料理 宇治川」さんで天丼と茶そ
ばをいただきました。
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特に胡麻豆腐と湯葉が美味しかったです。
(萬福寺には普茶料理と呼ばれる中国風の精進料理が
有りますが、今回は時間の都合もあって遠慮しました)

お腹も膨れたところで次は、平等院。萬福寺とは逆に
参道にも大勢の観光客、入口には長蛇の列ができてい
てちょっとげんなりしましたが、見頃の藤の花を眺め
ながらしばし待ち、団体分のチケットをもらって中に
入りました。
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有名な鳳凰堂に入るには1時間半待ちってことで、十
円玉を思い出しながら正面から鳳凰堂を眺めて、そそ
くさと平等院ミュージアム「鳳翔館」 へ。
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国宝の梵鐘および照明を抑えた部屋に浮かぶ雲中供養
菩薩像の美しさに魅了されます。人は多かったんです
が、鳳翔館はガイドさんの説明もしっかり聞けてゆっ
くりできました。雲中供養菩薩像は何回見ても感動し
ます。
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鳳凰堂や雲中供養菩薩像はもちろんですが、見頃の藤
の花がとにかく美しかったです。

宇治川の中州を渡り、宇治上神社へ。途中、宇治神社
も申し訳程度に眺めましたが・・。
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古くから信仰されている神社で、本殿は日本最古の神
社建築だそうで、菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)
、応神天皇、仁徳天皇が祀ってあるんですが、覆屋に
覆われているのが特徴的です。
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人もそれほど多くなく厳かな雰囲気が漂っていました。

青い楓が爽やかなさわらびの道を通り、与謝野晶子の
歌碑や源氏物語ミュージアムを横目に京阪宇治駅に戻
って、ガイドさんとはこちらでお別れとなりました。
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詳しいご説明、本当にありがとうございました。非常
に楽しかったです。

散策の後は、恒例の食事会。今回は、10年ほど前に同
じ大人の遠足で伏見界隈を散策した折にお世話になっ
た「石勢」さんでの食事でした。
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八寸、刺身、海鮮グラタン、炊き合わせ、レンコン饅
頭、天ぷら、どれも滅茶苦茶美味しかったです。

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何も書けない街歩き [観光]

今日は、昨年11月28日から今年の3月31日までOsaka Me
troでやっているナゾトキ街歩きゲーム「謎解きメトロ旅」
を体験してきました。
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けっこう前に同僚たちがはまっていたこともあって、リア
ル脱出ゲームなるものが世間で流行っていたことは知って
ましたが、なんとなくやる機会もなかったんですが、今回、
お誘いを受けてやってみるかと思い立った次第です。

地下鉄の1日乗車券付きの謎解きキット(2300円)を買っ
て、ガイドブックを片手にOsaka Metroに乗って謎解きを
しながら目的地を見つけ出し、ゴールを目指すと言うモノ。
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最初の問題はけっこう簡単解けて、こんなもんかとたかを
くくっていたら途中から、謎が謎を呼ぶみたいな感じでさ
っぱり判らなくなってしまい、この先、どうなることやら
と思いました。が、なんとかゴールにたどり着けました。
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大阪の名所に行ったり、途中、カフェでキットを広げて謎
解きをしながら美味しい食事なんかもしたんですが、写真
を出すと場所をばらす事になるので、申し訳ないですが、
いつもの記事と違って写真は無しです。

同じコースを巡っているから出会うのは必然ですが、なに
より参加者の多さに驚きました。(自分も持っているので、
謎解きキットを持っている人が、余計に目についたんだと
思いますが・・)
老若男女、1人から家族やグループまで、皆さん楽しんで
らして良いイベントのような気がします。
私的にはかなり難しくってけっこう達成感もありました。
が、自分の頭が硬くなってるのをしみじみと実感させられ
た1日でした!苦笑
とは言え、滅茶苦茶面白かったです。

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大人の遠足(奈良 第五弾 飛鳥・今井町) [観光]

今日は、いつもお世話になってる梅田のジャズバー“パイル
ドライバー”の常連さんたちと、秋の恒例になっている奈良
散策に行ってきました。
ここのことろ聖徳太子ゆかりの地を歴史的にさかのぼる感
じで奈良の各所をめぐってます。が、今回は、聖徳太子誕
生の地と言われる飛鳥の“橘寺”を中心に蘇我馬子の墓と言
われる“石舞台”、馬子が建立した日本最古の寺院“飛鳥寺”
と飛鳥大仏、それに、大化改新の舞台となった飛鳥宮跡な
どを散策。

近鉄の上本町駅の構内になる立ち食いうどん屋「上六庵」
さんの横を通ったら伊勢うどんの文字が目に止まり、散策
前の腹ごしらえでもしようと伊勢うどんをすすりました。
柔らかな極太麺に甘辛い醤油ダレをからめて食べるうどん、
何度食べても不思議な味わいのうどんです。
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しばらく近鉄に揺られて集合場所の橿原神宮前駅に到着。
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ほどなく16名が集まり、ガイドの木村さんも合流。周遊
のかめバスで最初の目的地“石舞台”に出発しました。
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皆さん関西の方ですが、石舞台なんて小学校の遠足以来だ
みたいな方も多く、整備された風景にビックリして、昔は
石の上にのぼって遊んだのに!なんて思い出話に花が咲い
てました。中に入ってガイドさんから巨石を運んだ方法な
どを解説してもらいました(石があまりに重いので切れな
いように女性の髪を結ってロープにしたという伝説も残っ
てるそうです)。
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お土産に石舞台の横の土産物屋さんで古代三色米(赤米・
黒米・緑米)を購入。最近、黒米を入れてご飯を炊いてい
たんで、今度は三色米を試してみようと思います。
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次は、聖徳太子が誕生した地と言われる“橘寺”。今は小ぶ
りのお寺ですが、創建当初は五重塔を有する広大な寺院だ
ったそうで、昔、五重塔が立っていた場所には心柱の跡が
残っていました。聖徳太子を本尊とする本堂前のお堂では
百味飯食(ひゃくみおんんじき)と言う聖徳太子に五十種
一対(百味)の食べ物をお供えする行事が行われていて、
大根に金柑を釘で刺したモノやブロッコリーなど50種の食
材が整然と並べてあり、なんとも不思議な光景でした。
いゃ~イイものを拝見させてもらいました。境内には有名
な二面石(右善面左悪面)が置いてあり、ガイドさん曰く、
太陽の塔の顔はこの石の顔をモチーフにしているそうです。
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次は、大化改新で蘇我入鹿暗殺の舞台となった“飛鳥宮跡
(飛鳥板蓋宮跡)”を拝見。石が敷き詰められた井戸や高
床式の館の跡などが再現されていました(板蓋宮跡は1m
ほど地下にあると言うことでした)。飛鳥の中では広い場
所だったみたいですが、手狭になったのか?後に、もう少
し北の藤原京、さらに平城京へと都は移っていきます(途
中、近江大津宮に飛びますが・・)。
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飛鳥散策の最後は、“飛鳥寺”。ご住職の解説を聞きながら
日本最古の仏像飛鳥大仏を眺めさせてもらいました。面長
で大陸系の面影が濃いお顔立ちで、右は少し厳しい顔で、
左は穏やかにアルカイックスマイルを浮かべてらっしゃい
ます(珍しく写真OK)。
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寺の西80m先には蘇我入鹿の首塚なる塔も立っていました。
くわばらくわばら!
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いったん橿原神宮前駅に戻り、近鉄橿原線で八木西口駅へ
移動。
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古い街並みが残り、ちょうど“奈良・町家の芸術祭 はならぁ
と2019 ぷらす”が開催されている重要伝統的建造物群保存
地区“今井町”に向かいました。
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ガイドさん曰く、今井町は、東西600m、南北300mで回り
に環濠を有する街で、戦国時代には信長と戦った街だそう
です。古い町並みの残るところは日本各地に在りますが、
これほどの規模で残っていて、また、ほとんどの家が普通
に暮らしているという、ある種、奇跡的な街です。
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ガイドさんがどんどん歩くので、個人的なお目当ての“はな
らぁと2019”の作品をゆっくり見ることはできませんでし
たが、幟を目印にお仲間とはぐれない程度にアートを展示
している家々を覗かせてもらいました。古い町家を活かし
たアートが素敵でした。
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アートはともかく、今井町では西の守りのかなめ今西家で
家人の女性に家の歴史(もともとは奉行所みたいなところ
で燻し牢があたり、地震で壊れた話など)を詳しく聞かせ
てもらいました。見学できる建屋の奥の棟で今でも暮らし
ているそうです。他に称念寺や豊田家(300年拭き掃除す
ると丈夫な格子も凹むそうです!笑)なども拝見させても
らいました。
今井町は、はならぁとがらみで何回か来てますが、きちん
と解説を聞くと見方が変わって良いもんですね。ちょうど
お祭りが行われていて山車が路
地を練り歩いていました。
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大和八木駅近くでガイドの木村さん(83歳とは思えないく
らいかくしゃくとしてらっしゃる)と別れ、今回の奈良散
策は終了。ありがとうございました。
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散策の後は、こちらも楽しみ、今回は、大和八木駅横の近
鉄百貨店にある和食屋「奈良春日奥山 月日亭」さんで食事
会となりました。
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先ずは八寸で秋刀魚の燻製や栗豆腐、お造りは炙りマグロ
に鯛、椀物は鰆の湯葉包み、メインは大和牛朴葉焼き、ご
飯はゆり根ののったイクラと鮭の親子丼と松茸のお吸い物、
デザートはマロンムースでした。
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上品な味わいの美味しい料理を食べながら、奈良の歴史に
ついて熱い談義が繰り広げられました。春には平等院にも
行きたいねとか、来秋の奈良散策はどこにしようかなど、
次の計画も立ち上がって、終宴となりました。

いつものように計画からガイドさんや食事会の手配まで、
なにからなにまでお世話になりっぱなりで、本当にありが
とうございました。感謝です。


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大人の遠足(奈良 第四弾 法隆寺) [観光]

10月最後の日曜日。爽やかな秋晴れの中、梅田のジャズバー
パイルドライバーの常連さんたち総勢18名で、奈良斑鳩の
法隆寺界隈の散策に行ってきました。

大阪から大和路快速に40分ほどの揺られて法隆寺駅に到着。
(駅に地味なポスト!奈良ってポストが赤じゃないんだ!)
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集合時間までに昼ごはんを済まそうと、駅前をウロウロした
けど食事ができるような店があまりなくって、どうしたもの
かと思っていたら、ちょうど早めに来ていたT村先生と会っ
て、二人で駅近くで唯一開いていた洋食と中華の店「レスト
ラン若竹」さんで、人気があるというミンチカツ定食をいた
だきました。
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大ぶりの肉団子の様な熱々のミンチカツ、ボリュームもあっ
て、けっこう歩く予定のエネルギー補給になりました。T村
先生から台風と地震の時に出張で出向いていた北海道でのサ
バイバルな話を聞いているうちに集合時間が近づいたので駅
に戻って皆さんと合流。

今回は専門のガイドさんに案内をお願いしてあるってことで、
表話裏話など色々な話を聞きながらの散策のはじまり。
(先ずは、何故イカルガを斑鳩と書くのか?の話。イカルと
言うくちばしの黄色い斑模様の鳩みたいな鳥が住む場所って
ことで斑鳩だそうです)

駅からテクテク歩き人がほとんど歩いていない参道の松並木
を抜けて法隆寺へ。
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法隆寺は、五重塔の塔のある西院伽藍の印象しかなかったん
ですが、ガイドさんの案内で今回は聖徳太子が三つの経典を
納めたと言う修行の場“三経院”を横切り、どっしりとした薬
師如来像が祀られた西円堂から見学。西円堂の横には正岡子
規の“柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺”で有名な鐘が吊られてい
ました(イメージよりかなり小さかったですが・・)。ちょ
っと離れますが境内には茶店跡という石碑も立っていました。
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そして、いよいよ本命?の西院伽藍に入り、久しぶりに見た
らイメージより小さかった五重塔を眺めながら、面ながらの
飛鳥仏釈迦三尊像を祀る金堂、薬師三尊像を祀る大講堂に参
拝。
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朱色が鮮やかな大宝蔵院には、悪い夢を良い夢に変えてくれ
ると言う夢違観音、昔は玉虫で飾られていたと言う有名な玉
虫厨子、飛鳥調の面長な顔と2mを超える細みの身体が特長
的な百済観音像などが納められています。
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大宝蔵殿の方では、法隆寺秘宝展が行われていて、数々の仏
像の他、鮮やかな扇面法華経冊子断簡、五天竺図、狩野派と
おぼしき花鳥図屏風。それに玉虫厨子を復元した平成の玉虫
厨子や毘沙門天と吉祥天像の復元像が飾ってあり、創建当時
の極彩色の世界を垣間見ることができます。
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宝珠と八角形の姿が印象的な夢殿では、ちょうど秋季の本尊
特別開帳が行われていました(暗くてよくは見えませんでし
たが・・唇が赤いのが見えるとご利益があるそうです)。
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次は法隆寺を少し離れて、飛鳥彫刻の最高傑作と言われるご
本尊の菩薩半跏像が鎮座する中宮寺。アルカイックスマイル
と言われる微笑は何回見ても美しい!大好きな仏様です。
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オレンジ色の実がたわわに実る柿畑の向こうに三重塔と言う
斑鳩ののどかな風景を眺めながらしばし歩いて法輪寺に到着。
法輪寺は法隆寺を建てる見本として小ぶりに造ったお寺だと
も言われているそうですが、台風や落雷による火災で創建当
時の伽藍はほとんど失われ宮大工の西岡常一棟梁のもと昭和
に再建されてそうです。
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講堂兼収蔵庫でご住職のお話を聞かせてもらいながら、十一
面観音菩薩立像の他、飛鳥仏の薬師如来坐像と虚空蔵菩薩立
像を拝ませてもらいました。

今回の散策の最後は、お寺と言うよりは、コスモス畑の借景
って感じで、日本最古と言われる国宝の三重塔のある法起寺。
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こちらには葉書の語源となった貝多羅葉樹(バイタラヨウジ
ュ)の木があり、この木の葉に文字を書くと黒く文字が浮か
び上がってきました!なんだか神秘的でした。
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そんなこんなんで、法隆寺界隈の散策を終えて、法起寺から
21人乗りのコミュニティバスにギリギリ乗り込んで法隆寺の
駅に戻りました。

そして、いつものように今回の散策談議と次の遠足の計画を
練る食事会。
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今回は王寺にある北京料理店「百楽」さんで美味しい中華料
理をいただきました。
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冷菜盛合わせ、フカヒレスープ、キスのフリッター、イカの
炒め物、黒酢風味の酢豚、麻婆茄子、レタス炒飯、杏仁豆腐。
美味しかったです。

今回の本当に楽しい一日でした。企画や諸々のご手配をして
いただいたT田先生とMご夫婦には感謝です。ありがとうご
ざいました。

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群馬の旅 [観光]

今週は仕事で群馬に行ってきました。東京駅で新幹線を乗り
継いで、レモン牛乳こと“関東・栃木レモン”とのコラボ商品
だと言う「贅沢バニラミルク」を飲みながら高崎へ。
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仕事の時間まで少し時間が有ったのと群馬に来ることはほと
んど無いので(昔、わたらせ渓谷鐵道に乗りに来て依頼の群
馬でした)、とりあえず世界遺産で国宝の「富岡製糸場」を
見とこうと富岡まで足を伸ばしました。

高崎駅で、電車型待合室と言う電車をそのまま待合室にして
いる上信電鉄に乗り換えて上州富岡駅へ。
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しばらく電車に揺られてたどり着いた上州富岡駅はモダンな
造りが印象的な駅でした。
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駅もですが、駅近くにある隈研吾さんが設計したと言う富岡
市役所も大きな芝の広場と木をふんだんに使ったお洒落な建
屋が素敵です。
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駅から10分ほど歩くと、目的の「富岡製糸場」が現れ、レト
ロな赤レンガが目に飛込んできました。
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富岡製糸場は明治5年にフランス人指導者ポール・ブリュナの
もと官営模範器械製糸場として建てられた工場だそうです。
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入口正面に見えていたのは東置繭所と言う建物で、繭を貯蔵
していたそうです。1階は資料館的に使われており、2階は
奥行き100mほどの倉庫を眺めることができます。
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東置繭所の奥には西置繭所と言う建物があるんですが、そち
らの方は現在修中と言う事で部分的に修復風景を見学できる
ようにしてありました(時間が無かったのでこちらは見てま
せん)。
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東と西の置繭所をつなぐように横たわるのが140mある繰糸
所で、トラス構造で柱のない大空間は圧巻です。こちらには
繰糸器が残してあり、いかにも工場って雰囲気です。
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敷地の奥には、ブリュナが家族と暮らしていた首長館、診療
所、寄宿舎なども設えてあり見応えありました。
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奥にあったといえば、日比野克彦さんのアートプロジェクト
“明後日朝顔プロジェクトin富岡”の朝顔の花壇を見つけてち
ょっとほっこり(時季は過ぎてましたが・・)!笑
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ガイド見学ツアーなども行われていたので説明してもらった
らもっと楽しめたのかもしれません。が、今回は時間も無か
ったので足早に見学して富岡製糸場を後にしました。

仕事も終わり、群馬からの帰り、EX予約の特典でグリーン車
に乗れたので、こういうときこそって感じで、グリーン車で
大阪に戻りました。
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新幹線は豪華ですが、駅弁はいつもの崎陽軒のシウマイ弁当で
した!

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GW3日目は長谷寺で牡丹! [観光]

薄雲のもと初夏のような気温の今日は、牡丹の花でも見よ
うかと思い立ち奈良の長谷寺(正式には豊山神楽院長谷寺)
に行ってきました。
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今年は花の開花が全体に早いので、残っていれば良いけれ
どと思いながら訪問でしたが、やはり牡丹と石楠花は盛り
を過ぎ、残り少なくなっていました。が、鮮やかな色を楽
しむことができました。花は少なかったんですが、代わり
に新緑が美しく、緑の葉を揺らしながら、爽やかな風が吹
いていました。

長谷寺駅から谷を下り、初瀬街道沿いの昔の風情の残る参
道をしばらく歩くと、山肌に長谷寺の伽藍が現れます。
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仁王門をくぐって長い長い登廊を上り、10mを超える木造
のご本尊十一面観世音菩薩立像が祀られる本堂に参拝。
下から見上げるとご本尊の大きさが際立ち力強く見守られ
ている感じがします。
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本堂の舞台から眺める伽藍も素晴らしい。
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わずかに残った牡丹と石楠花を求めながら、新緑の山肌を
日限地蔵尊、御影堂、本長谷寺、五重塔を巡って、晩春と
言うか初夏の長谷寺を楽しみました。
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長谷寺は、西国三十三所観音霊場の第八番の札所で、今年
は西国霊場草創1300年ってことで記念として、本坊では
16mを超える掛け軸「大観音大画軸」のご開帳も行われて
いました。
第八番の札所と言えば、ご朱印所の長蛇の列にビックリ!
私が昔、西国三十三所を巡っていた頃は、ご朱印をいただ
くのは巡礼の方だけでしたが、昨今は、ご朱印ブームなの
か?皆さんご朱印目当てで参拝されている感じですね。
神社仏閣にどんな形であれ興味を持てもらうのは良い事だ
と思います。

昼ごはんは、参道にある町家カフェ「わらしべ長者の里
泊瀬長者亭」さんで、やっぱり三輪素麺の地に来たんだ
からこれを食べなきゃって感じで素麺をいただきました。
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具沢山のシコシコの素麺も奈良のお米で作ったと言う俵
おにぎりも、めちゃ美味しかったです。

そして、こちらも参道にある「総本家 寿屋」さんの手摘
み自然よもぎだけで作ったと言う風味豊かで美味しい草餅
(半月が生、丸いのが焼き)を頬張りながら大阪に戻りま
した。
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大人の遠足(書写山) [観光]

朝方まで雨が残って、どうなることやらと思っていましたが、
昼前には良い塩梅に雨もあがった今日は、梅田のジャズバー
パイルドライバーの常連さんたち総勢18名で、書寫山圓教寺
と姫路城界隈の散策 に行ってきました。

大阪から姫路までは新快速だと1時間かかるんですが、今回、
ちょっと贅沢に30分の新幹線の旅。志津屋さんのビーフサン
ドを頬張りながら集合場所の姫路駅中央改札口へ。
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姫路駅からバスとロープウェイを乗り継いで、目的地書写山
山頂に到着。
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圓教寺は、昔、西国三十三所めぐりをしていた時に、一度来
たことがあったんですが、記憶は曖昧なまま。ロープウェイ
をおりて、山間の参道を歩きながら、途中、遠景に姫路の市
街地や姫路城を一望できる場所なんかもあったんですが、記
憶はよみがえらず。。。こんな道歩いたのかな?なって思い
ながら山肌に建つ摩尼殿に着いたら、さすがに記憶がよみが
えってきました。
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摩尼殿に参拝する前に、門前の茶店で、弁慶にあやかり力餅
を頬張りました。
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(この後、お坊さんのご案内が時分時をずいぶん超えたので
食べてて正解でした)

摩尼殿で、今回、ご案内をお願いしたお坊さんと合流し、ご
本尊の六臂如意輪観世音菩薩に参拝。ご本尊の厨子の扉は閉
まっていましたが、内陣まで入れてもらって、圓教寺開山の
性空上人の話やご本尊にまつわる話(最初は根のある桜の木
に観音像が彫られ、数回の火災を経て、今のご本尊が祭られ、
年に1回のご開帳があるそうです)を聞かせてもらいました。
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次は、映画などのロケ地としても有名な圓教寺の代表的な風
景になっている三之堂。二階建ての珍しい食堂を挟んで大講
堂と常行堂が向かい合わせのコの字に配置されている特徴的
な建物です。
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大講堂の釈迦三尊像と常行堂の丈六阿弥陀如来坐像の解説を
してもらいました。阿弥陀さんの方は、数奇な運命で色々な
寺院を渡り歩きながら、今のお堂に鎮座されたいるそうです。

最後は、性空上人を祭る奥之院の開山堂。このお堂の軒下に
は左甚五郎作と伝えられる力士の彫刻があり、西北隅の一つ
は、屋根の重さに耐えかねて逃げ出したと言う伝説があるそ
うです。
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逃げた場所が神社で、そこに確かめたら「知らん」と言われ
たと言うお坊さんの鉄板ネタも披露!笑
精進料理をやけにお勧めしてくる話し上手なお坊さんのご案
内はここで終了。楽しい話を、ありがとうございました。

お坊さんのご案内の後、三之堂を眺めながら、手持ちのお弁
当で昼食。(精進料理ではなくてごめんなさい。。)

圓教寺をたっぷり楽しんで書写山を後にし、再びロープウェ
イとバスの乗り継いで姫路城近辺に移動。
地元の人しか知らない姫路城の絶景ポイントってことで、激
階段の男山配水池公園からの姫路城やイーグレひめじの屋上
からの姫路城を楽しませてもらいました。
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そして、美しい好古園の庭園も散策(存在は知っていました
が、今回初めて入りました)。
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広大な敷地に10あまりの趣の違う庭が設えてあり、今の季節
だとボタンや石楠花などを楽しむことができました。
手入れも行き届いていて美しい庭園でした。

書写山と姫路城界隈の散策の後は、姫路駅近くのお好み焼き
兼居酒屋の「味ふうせん」さんで打ち上げ。
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最初のお刺身も美味しかったですし、生姜醤風味の姫路おで
ん、焼肉、豚キムチ、細麺の焼そば、モチモチのホルモンう
どん、名城ソースと言うご当地の辛口ソースのお好み焼き、
関西では珍しいオムレツもんじゃ焼きなど、どれもめちゃ
美味しくって、お腹いっぱいになりました。

書写山にも姫路城にも行ったことはあるんですが、しっかり
説明を聞くと見る角度が変わって新鮮ですね。

楽しい1日でした。諸々のご手配をいただいたチャバンさん
には本当に感謝です。

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大人の遠足(奈良 第3弾) [観光]

3連休の最終日。今日は、いつもお世話になっている梅田の
パイルドライバーの常連さんたちと、第3弾になる秋の奈良
散策に行ってきました。
回を増すごとに参加者が増え、今回は、総勢20名で、秋晴
れの中、薬師寺と唐招提寺をめぐりました。

近鉄に乗って奈良に向かい、散策前の腹ごしらえって感じ
で、集合場所である西ノ京駅への乗り換え駅大和西大寺の
構内にあるカフェ「幡INOUE」さんで、ひよこ豆のキーマ
カレーの昼ごはん。
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ホクホクのひよこ豆ともちもちの古代米が美味しい!

そして、西ノ京駅に集まって、2班に別れ、ボランティア
ガイドさん2名と一緒に、薬師寺へ。
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薬師寺は、元々は藤原宮で創建され、平城遷都にともなっ
て今の地に移されたお寺だそうで、非常に古いお寺ですが、
近年、修復と改修が行われ(今も国宝の東塔が修復中)、赤
と緑が鮮やかな、ある意味、創建当初の華やかな寺院の風情
を感じられる伽藍だったりします。
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ガイドの方はいましたが、餅は餅屋って感じで、薬師寺のお
坊さんの笑いも交えた薬師寺の紹介説法を拝聴。
奈良時代の寺とざっくり捉えていた法隆寺、薬師寺、東大寺
は、それぞれ飛鳥、白鳳、天平と150年ほどの時間軸で建て
られた寺であることから、建築様式などもぞれぞれの文化背
景が色濃く繁栄されていることや、ご本尊の薬師瑠璃光如来
にちなんで、健康とは健体(すこやかな体)と康心(やすら
かな心)の状態のことで、心で仏を思い良い行いをすること
が、健康につながると言う話を聞かせてくれました。

薬師寺の伽藍をめぐる前に、神仏習合と言うことで薬師寺を
守る神様、休ヶ岡八幡宮に参拝。ここには国宝の三神像(僧
形八幡神、神功皇后、仲津姫命)が祀られているそうです。
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再び、南門から薬師寺に入り、これまた国宝の薬師三尊像が
祀られる中央の鮮やかな金堂、左右には修復されて色鮮やか
な西塔と修復中でシートに覆われた東塔が鎮座し、荘厳な雰
囲気に漂われていました。
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東院堂に祀られた足の透けた薄衣の風情が美しい国宝の聖観
世音菩薩像も拝見。
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そして、玄奘三蔵院伽藍・大唐西域壁画殿では、平山郁夫画
伯の描いた玄奘三蔵がたどったシルクロードの道を堪能する
こともできました。
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薬師寺をあとにして、次は鑑真和上が建立した唐招提寺へ。
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南大門をくぐって目の前に見える金堂は、奈良時代の建物と
して残る唯一の金堂だそうで、その裏にある講堂は平城宮を
移築したものと言うこと。古色による時代の流れも含めて奈
良時代を感じることのできる建物でした。
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金堂には、廬舎那仏坐像、薬師如来立像と本当に手が千本あ
りそうな千手観音立像(破損したのか千本にはちょっとだけ
足りないみたいですが・・)が祀られています。

裏手の開山堂には、国宝である鑑真和上像の御身代わり像が
飾られ、本物は、6月5、6、7日の3日間だけお目見えするそ
うです。
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境内の一番奥に鑑真和上御廟があり、苔で覆われた木立の道
の先の御廟は、この季節に落ち葉一つ無く掃き清められ、張
り詰めたような、厳かな空気に覆われていました!凄いです。
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第3弾となる奈良散策の薬師寺と唐招提寺。境内からお寺の
建物以外が目に入らない風情に、古人も同じ風景を見てたん
だろうかと思いを馳せた1日でした。楽しかったです。

奈良散策の後は、西ノ京近くの「田舎料理 大和棟 草ノ戸」
さんで食事会。
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山くらげの酢味噌和え、お造り、鴨鍋、メレンゲののった鰆
の白い焼物、天ぷら、古代米、生姜シャーベット。
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鴨鍋で身体も温まったし、どの料理も美味しかったです。

今回も企画や準備など、モリご夫妻とタカダ先生には諸々お
世話になり、本当にありがとうござました。感謝、感謝です。

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近江八幡建築 [観光]

今週は、毎年恒例のお休み週(有給休暇)ってことで、秋晴れに
さそわれて、近江八幡にヴォーリズ建築&藤森照信建築めぐりを
してきました。

新快速で近江八幡駅に降り立ち、駅下の駅りんくんで自転車を借
りて八幡堀界隈に点在するヴォーリズ建築をめぐり。

先ずは、レンガの塀に風情を感じるヴォーリズハウス記念館など
が並ぶ池田町洋風住宅街。
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そして、八幡商業高校を経て、すっと立った鐘塔が印象的な教会
とアンドリュース記念館、デザインが凝っている旧八幡郵便局と
逆にシンプルな村岡邸。
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晩年ヴォーリズ夫婦が住んでいた木造のヴォーリズ記念館。
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最後は、授業中のヴォーリズ学園内にあるハイド記念館は不審者
だと思われない程度に、外からそっと眺めました!
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ちょうど時分時になたので、日牟禮八幡宮参道にあるたねやさん
の近江八幡日牟禮ヴィレッジ内の日牟禮茶屋で、たねや膳をいた
だきました。
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近江おばんざい(バームクーヘン豚の角煮・冬瓜のうすくず煮・
青菜おひたし・赤こんにゃく)に古代米のおこわのお膳が美味し
かったのはもちろん、さすがたねやさんって感じで、食前には日
牟禮餅、食後にもつぶら餅のお菓子が付いて、大満足のランチで
した。(オリーブオイルも付いていましたが、使わずにお土産に
持って帰りました)

こちらも素敵な建築なんですが、白雲館(旧八幡東学校)で、書
家金澤翔子さんの作品展示が行われていたので、ちょっと覗いて
みました。
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“平和の祈り”と力強く書かれた屏風が印象的で、陸前高田普門寺
に奉納した西陣美術織屏風も展示してありました。

今日のメインは、実はこっちだったんですが、ヴォーリズ建築の
後は、藤森照信さんの建築を見にたねやさんのラ・コリーナ近江
八幡へ。(土日はめちゃ混んでいるということだったので、ゆっ
くり平日に訪問したいと思っていました。が、平日、けっこう混
んでました!)
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カワイイ門をくぐって小路を進むと、屋根一面が芝で覆われたメ
インショップ<草屋根>が、目の前に現れます。写真では見知っ
ていましたが実物を前にするとやっぱり凄い!美しい!
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メインショップを抜けると、緑の回廊に囲まれた水田が広がり、
ちょうど稲刈りが行われた後で、稲が天日干しされ、仄かな藁の
香りとともに、秋の風情を感じさせてもらいました。
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右手には、ドーム型の屋根が特徴的な、たねや本社屋<銅屋根>。
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その下には、緑に覆われたカステラショップ<栗百本>。
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左手には、秘密基地のような遊び心たっぷりのフードガレージ
(ギフトショップ&フードコート)、店内にバスが置かれまさに
ガレージの風情!
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まっくろくろすけがざわついているような内装もカワイイ、メイ
ンショップ2階のバームクーヘンカフェで“焼きたてバームクーヘ
ンセット”を食べてひと休み。
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仄かに温かいバームクーヘン、めちゃ美味しかったです。
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秋空のもと、素敵な建築をたっぷり楽しめました!感謝です。

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大人の遠足(龍野と室津) [観光]

梅雨前のプレゼントって感じで、爽やかに晴れ渡った日曜日。今日は、
いつもお世話になってる梅田のジャズバー“パイルドライバー”の常連
さんたちと龍野と室津へ大人の遠足。

昼前に姫路駅に集合し、ホームからの姫路城を横目にJR姫新線に乗り
換えてのんびりと本竜野駅へ。
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本竜野駅からヒガシマル醤油の工場の横を通り、揖保川を渡ると古い
町並みの残る龍野の市街地が現れます。
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先ずは、散策前の腹ごしらえって感じで、龍野城にのぼり、みんなで
昼ごはん。私は姫路駅で買った「おかめ弁当」を頬張りました。美味
しい!
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そうこうしているうちにガイドさんが登場し、ご挨拶の後、しばし龍
野城のいわれを聞いて・・散策開始!
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先ず、龍野城内にある「たつの市 龍野歴史文化資料館」で、ちょうど
開催していた“脇坂安治・安元資料特別公開 秀吉・家康・秀忠たちの
手紙”を拝見。
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秀吉が脇坂に送った手紙が展示してあったんですが、日付から届く前
に次の指示(叱咤)を書いていている秀吉のせっかちさがにじみ出る
手紙群でした!それと秀吉直筆と言われる手紙も飾ってありました。

次は、旧脇坂屋敷周辺の白壁の道を通って、三木露風が幼年期を過ご
した邸宅跡。(この門の前で母を思った気持ちを詩にしたのが有名な
“赤とんぼ”だそうです)

そこから秋にはもみじが美しいと言うもみじ谷の新緑のもみじを愛で
つつ、聚遠亭の御涼所を見学。床下に抜け穴なんてのも残っている風
情のある建物でした。
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時間の都合でお参りでできませんでしたが、龍野は野見宿禰が出雲に
帰る途中に病死した地として野見宿禰神社が祀られているそうです。

そして、水練場看板のかかる立派な門のある小学校のプールの横にあ
る「霞城館」で、三木露風、三木清、内海信之、矢野勘治の詩と哲学
を駆け足で楽しませてもらいました。
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龍野は醤油の町のイメージが強かったんですが、工場は近代化されて、
町に醤油の香りは、全く漂って無くってちょっと寂しかったんですが、
「うすくち龍野醤油資料館」で、大きな樽や麹室、滑車の付いた圧搾
機など昔の醤油製造の面影を感じさせてもらいました。
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さすが龍野、醤油の自動販売機がありました!
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醤油蔵の中にある「如来寺」に参拝し、お城の下の三木露風の生家の
横を通って、水練場の前に戻って龍野散策の終了と相成りました。
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ガイドさんありがとうございました。今回、かなり駆け足だたので、
今度はゆっくりとお邪魔させてもらいます。

そして、水練場の前に待っていた室津の料理旅館「きむらや」さん送
迎バスに乗り込んで次の目的地、室津へ。
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揖保川を横目に南に下ることしばし、エアコンの風で涼みながらウト
ウトしている間に瀬戸内の海が見えてきて、室津に到着。
海というより湖のよな波も無い穏やかな入り江にはたくさんの漁船が
並び、潮の香りもあいまって賑わう漁港の風情。
今は漁港ですが、江戸時代までは西国の諸藩や朝鮮通信使が必ず立ち
寄った、本陣が6つもある港町だったそうです。
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そんな港で待っていたガイドさんと合流し、室津散策のスタート。
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山が海岸までせまるほとんど平地が無い地形で海を背に宿屋は並び、
山には遊女が建立した五つの寺“五ヶ精舎”が並んでいたそうです。

先ずは、江戸時代の室津の賑わいを感じられる、廻船問屋豪商嶋屋の
遺構「たつの市立室津海駅館」を見学。
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1階には小松帯刀や大久保一蔵なども文字の書かれた資料があったり、
朝鮮通信使に出した食事などが再現されていました。
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2階は客室になっていたということことで丸い天井など凝った造りに
なっています(江戸時代は、基本的に2階建ては建てられなかったそ
うですが、室津では特別に2階建てが許されたそうです)。
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次も江戸時代の室津の賑わいを感じられる「たつの市立室津民俗館」。
こちらの方は、海産物問屋魚屋跡の建物で、シャッターのような造り
の玄関や隠し階段など面白い造りの建屋でした。
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道すがらには、お夏清十郎の清十郎の生まれたのが室津と言う事で碑
が立っていました。
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迷路のような坂道をめぐりながら遊女が立てたお寺や、法然上人ゆか
りのお寺「清涼山浄運寺」。
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法然上人に諭されて尼になった遊女友君の塚や法然上人が貝で掘った
ら真水が出たと言う海辺の井戸を眺めさせてもらいました。
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室津散策の最後は「賀茂神社」。上賀茂神社の御厨として平安時代に
建立されたといわれる神社で、桧皮葺の五つの社殿の並ぶ本殿と境内
を挟んで向かい合うように建てられた拝殿を有する不思議な造りの神
社に参拝。神社の裏からは正面に小豆島を望むことができます。
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港に戻って散策終了。ガイドさんありがとうございました。
地形をからめたお話がブラタモリみたいでめちゃ面白かったです。

散策後は、司馬遼太郎さんも泊まったという室津の料理旅館「きむら
や」さんで宴会。
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海の幸をメインに、素朴さもありつつ洗練された味の美味しい料理が
並んで、最後は、ちょっと甘みのある穴子ご飯と〆は今年初の甘いス
イカ!大満足の料理でお腹いっぱいになりました。
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送迎バスで網干まで送ってもらい、電車で爆睡しているうちに大阪に
到着!本当に楽しい旅でした。
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企画から諸々のご手配まですべてやっていただいたcha_banさん、
本当にありがとうございました。感謝です。