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文楽人形になるのか森村さん! [文楽]

爽やかに晴れ渡ったに日曜日。そろそろピークは越えた
感じもありますが、花粉の季節は、晴れた日より雨の方
が体調が良かったりします。。。
だからって訳でもないですが、今日は、京阪電車なにわ
橋駅アートエリアB1で開催された、森村泰昌さんと桐竹
勘十郎さんの創作公演プロジェクト「人間浄瑠璃」の事
始めプレ企画のスペシャルトークをオンラインで拝聴し
ました。
人間浄瑠璃.jpg 
司会は、アートエリアB1のプロデューサーでもある大阪
大学准教授の木ノ下智恵子さん、主役は森村泰昌さんと
桐竹勘十郎さんで、ゲストとして演出家の平田オリザさん、
ロボット博士の石黒浩さんを迎え、「人間浄瑠璃」につい
て座談会形式でアイデア出しをすると言うトークイベント
でした。

そもそも人形浄瑠璃ではなく「人間浄瑠璃」とは何ぞやと
言うところから話が始まるんですが、発起人と言うか言い
出しっぺの森村さん曰く、北加賀屋にあるモリムラ@ミュ
ージアムの企画で勘十郎さんと対談をしようと言う話が出
て(この企画自体はコロナの影響で無くなったそうですが)、
昨年の春に打ち合わせをした折、森村さんがフッと頭に浮
かんで口にしたのが“人間浄瑠璃”と言う言葉で、変な顔は
しながらも勘十郎さんも乗ってきてくれたってことから話
がはじまり、今回、司会を務めている木ノ下さんに相談し
たところ、来年、公演をすると言う本格的な企画になった
そうです。
そんなこんなで“人間浄瑠璃”と言う器は出来たけど、なに
をどうやって進めたらよいものかと言うことから、今回、
ロボット演劇と言う実験的な公演をやっている平田オリザ
さんと石黒浩さんにも参加してもらい、アイデアを出して
ほしいと言う感じでした。

予定時間をオーバーし2時間半ほどの長丁場の話が繰り広
げられたんですが、実際にロボット演劇をやっている平田
さんと石黒さんからは、難しい点と面白い効果などが語
られ、勘十郎さんからは、文楽人形が三人遣いになった
歴史や技法などの話が出て、文楽が人形遣いが表に出る
世界でも希な人形劇の形態をとっていることや、三人遣
いの主(おも)遣いが、人形だけを操るのではなく、左遣
いと足遣いと言う人間もコントロールしているところか
ら、もしかしたら人間を人形のように操る演出も可能で
はないかと言う感じで、話が盛り上がっていました。

後半は、けっこう具体的な手法の話になってたってこと
もあって、文楽人形になって勘十郎さんに人間のように
操られる森村さんと石黒さんのアンドロイドが物語を繰
り広げたら面白そうだなと勝手な妄想が膨らむ、楽しい
トークイベントでした。

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