上町台地でアートめぐり [美術館]
汗ばむような陽気の土曜日。空堀商店街にあるギャ
ラリー「+1art」さんが、避暑地?高知から戻って
(夏に暑い所に行くので避暑ではないんでしょうが
・・)、秋の展示をはじめられたので、見に行って
きました。
「+1art」さんの方では、山本直樹さんの個展「琥
珀の刻」を開催。
展示スペース全体を使った色と音と食のインスタレ
ーションで、ナトリウムランプで照らされた空間は、
まさに琥珀色の単色の世界、ブンブンと言う蜂の羽
音を聞きながら、山本さん自らふるまってくれた琥
珀色のお菓子(餅匠しづくさんの特製の菓子)をい
ただきました。
モノクロームの世界に飛び込んだ感じで、不思議な
体験でした。お菓子はめちゃ美味しかったんですが、
色が感じられないと微妙に味にも影響するんだなっ
てことがよくわかりました。(どんな味かは、是非
会場で味わってください。)
山本さんから室内の琥珀色に目が慣れているので、
外に出ると違和感があるよ!と言われたんですが、
外はトイカメラの写真のよな世界!めちゃ面白かっ
たです。
別邸の「+2」では、前田あかねさんの陶芸展「そう
だけど、そうじゃない」をやってました。
前田さんは、陶器でリアルな白いリンゴのオブジェ
を作る作家さんです。が、今回は、リンゴをひっく
り返すと猫の顔が出てくるお猪口やリンゴのランプ、
リンゴの花瓶などの実用的な品も飾ってありました。
リンゴの造形がなんとも可愛くって、素晴らしかっ
たです。
そして、+2では、この夏、高知で開催したアートイ
ベント「大僻地の廃校アート展 大月コンテンポラリ
ーアート2022 廃校オルゴールとマララの鉛筆」の
話を聞かせてもらいました。
まったく馴染みの無い現代アートを、地域のご年配
の方々と子供に向けて、どのように見せたらいいか
をかなり苦心して、馴染みのある廃校になった地域
の学校(全盛期は14校も有ったそうです)の校歌を
題材に、オルゴールのインスタレーションを作成し
たら、想定以上に盛況で、地元のTVや新聞にも取り
上げられ、それが呼び水になってさらにお客さんが
集まったってことでした。素晴らしい!
+1artの後は、天王寺界隈で開催しているアートイ
ベント「大阪・上町台地をめぐる現代美術展 オル
タナティブ・ロマン」を覗いてみました。
先ずは、谷六からほど近い谷九にある古刹“浄國寺”。
こちらでは、松田壯統さんの能面と対話しお経をあ
げる住職の映像が流れてました。細かく時間をコラ
ージュして心情を表現している面白い作品でした。
そして、大阪市立美術館の近くにある“旧黒田藩蔵
屋敷長屋門”。
こちらには、兼子裕代さんが、俊徳道を題材にワー
クショップで作成したフォトモンタージュの作品が
展示してありました。
作品も面白かったんですが、なにより門の横に小部
屋があったのに驚きました。
こちらも美術館の敷地にある“旧住友吉左衛門茶臼
山本邸土蔵”。
ここでは、葭村太一さんの下寺町の首無し仏像に着
想を得た“十一ノ首ト東ノ朝日ヲ見ニ行ク”と言う、
11体の仏像の顔のオブジェを抱えて、朝日を見に行
く映像作品が流れてました。
首の入った箱を抱えて、夜中の街中を歩く姿はなん
ともシュールです。
最後は、メイン会場になっている旧料亭“阪口楼(2
020年に閉まったそうです)”。
こちらでは各部屋に、笹原晃平さんのロープ、兼子
裕代さんのしんとく問答の写真、Yukawa-Nakaya
suさんの西方浄土に向かい海に入水する映像やエッ
チング作品を配したインスタレーション、松田壯統
さんの太陽と満月をテーマにしたインスタレーショ
ンが展示してありました。
上町台地の高低差を利用した独特の造りの木造の建
物で、迷路のように配置された部屋をめぐるのも異
世界感が有って楽しかったです。
あべのハルカス17階のカフェにも笹原晃平さんの写
真作品が展示されているそうです。
上町台地、天王寺、西方浄土、俊徳丸伝説などをテ
ーマにしてあって、興味深く拝見させてもらいまし
た。
アートめぐりの腹ごしらえは、空堀商店街にある天
ぷら屋「から天」さんで、おすすめ天ぷら飯をいた
だきました。
目の前で揚げてくれる、熱々の美味しい天ぷらが、
1000円ちょいで食べられる人気店。
最後に生卵の天ぷらをご飯にのせて食べる玉子ごは
んも良い感じです。
ラリー「+1art」さんが、避暑地?高知から戻って
(夏に暑い所に行くので避暑ではないんでしょうが
・・)、秋の展示をはじめられたので、見に行って
きました。
「+1art」さんの方では、山本直樹さんの個展「琥
珀の刻」を開催。
展示スペース全体を使った色と音と食のインスタレ
ーションで、ナトリウムランプで照らされた空間は、
まさに琥珀色の単色の世界、ブンブンと言う蜂の羽
音を聞きながら、山本さん自らふるまってくれた琥
珀色のお菓子(餅匠しづくさんの特製の菓子)をい
ただきました。
モノクロームの世界に飛び込んだ感じで、不思議な
体験でした。お菓子はめちゃ美味しかったんですが、
色が感じられないと微妙に味にも影響するんだなっ
てことがよくわかりました。(どんな味かは、是非
会場で味わってください。)
山本さんから室内の琥珀色に目が慣れているので、
外に出ると違和感があるよ!と言われたんですが、
外はトイカメラの写真のよな世界!めちゃ面白かっ
たです。
別邸の「+2」では、前田あかねさんの陶芸展「そう
だけど、そうじゃない」をやってました。
前田さんは、陶器でリアルな白いリンゴのオブジェ
を作る作家さんです。が、今回は、リンゴをひっく
り返すと猫の顔が出てくるお猪口やリンゴのランプ、
リンゴの花瓶などの実用的な品も飾ってありました。
リンゴの造形がなんとも可愛くって、素晴らしかっ
たです。
そして、+2では、この夏、高知で開催したアートイ
ベント「大僻地の廃校アート展 大月コンテンポラリ
ーアート2022 廃校オルゴールとマララの鉛筆」の
話を聞かせてもらいました。
まったく馴染みの無い現代アートを、地域のご年配
の方々と子供に向けて、どのように見せたらいいか
をかなり苦心して、馴染みのある廃校になった地域
の学校(全盛期は14校も有ったそうです)の校歌を
題材に、オルゴールのインスタレーションを作成し
たら、想定以上に盛況で、地元のTVや新聞にも取り
上げられ、それが呼び水になってさらにお客さんが
集まったってことでした。素晴らしい!
+1artの後は、天王寺界隈で開催しているアートイ
ベント「大阪・上町台地をめぐる現代美術展 オル
タナティブ・ロマン」を覗いてみました。
先ずは、谷六からほど近い谷九にある古刹“浄國寺”。
こちらでは、松田壯統さんの能面と対話しお経をあ
げる住職の映像が流れてました。細かく時間をコラ
ージュして心情を表現している面白い作品でした。
そして、大阪市立美術館の近くにある“旧黒田藩蔵
屋敷長屋門”。
こちらには、兼子裕代さんが、俊徳道を題材にワー
クショップで作成したフォトモンタージュの作品が
展示してありました。
作品も面白かったんですが、なにより門の横に小部
屋があったのに驚きました。
こちらも美術館の敷地にある“旧住友吉左衛門茶臼
山本邸土蔵”。
ここでは、葭村太一さんの下寺町の首無し仏像に着
想を得た“十一ノ首ト東ノ朝日ヲ見ニ行ク”と言う、
11体の仏像の顔のオブジェを抱えて、朝日を見に行
く映像作品が流れてました。
首の入った箱を抱えて、夜中の街中を歩く姿はなん
ともシュールです。
最後は、メイン会場になっている旧料亭“阪口楼(2
020年に閉まったそうです)”。
こちらでは各部屋に、笹原晃平さんのロープ、兼子
裕代さんのしんとく問答の写真、Yukawa-Nakaya
suさんの西方浄土に向かい海に入水する映像やエッ
チング作品を配したインスタレーション、松田壯統
さんの太陽と満月をテーマにしたインスタレーショ
ンが展示してありました。
上町台地の高低差を利用した独特の造りの木造の建
物で、迷路のように配置された部屋をめぐるのも異
世界感が有って楽しかったです。
あべのハルカス17階のカフェにも笹原晃平さんの写
真作品が展示されているそうです。
上町台地、天王寺、西方浄土、俊徳丸伝説などをテ
ーマにしてあって、興味深く拝見させてもらいまし
た。
アートめぐりの腹ごしらえは、空堀商店街にある天
ぷら屋「から天」さんで、おすすめ天ぷら飯をいた
だきました。
目の前で揚げてくれる、熱々の美味しい天ぷらが、
1000円ちょいで食べられる人気店。
最後に生卵の天ぷらをご飯にのせて食べる玉子ごは
んも良い感じです。
こんばんは。その和菓子屋さん、人気のところですね。そして、確かにあの門に部屋があるとは驚きでした。いつもアートの情報は何でチェックされておられるのですか。
by berry (2022-10-16 00:13)
berryさん、コメントありがとうございます。
有名な和菓子屋さんみたいですね。
作家さん曰く、素材的に固まり難くって、結構苦労されたってことでした。
アート情報は、関西ギャラリーマップやpaperCのサイトでチェック
してます。あとはアナログですがギャラリーさんに行った時に
チラシを見てます。
by kengo (2022-10-17 11:21)
berryさん
インスタはやってますが、主にギャラリーやアートフェアなどでお会いしたアーティストさんの情報をチェックするのに使っているくらいです。
by kengo (2022-10-20 20:37)
ご返信有難うございました!
by berry (2022-10-21 01:14)