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GWの京都で画聖 [美術館]

曇天模様のGW三日目。今日は、京都国立博物館
に「雪舟伝説 画聖(カリスマ)の誕生」を見に行
ってきました。
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今回、国宝三昧って感じで、“秋冬山水図”、“破墨
山水図”、“山水図”、“四季山水図巻(山水長巻)”、
“天橋立図”、“慧可断臂図”の国宝6点が揃い踏みと
言う豪華な展覧会です。
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GWだし混んでるかなと思って、ちょっと早めに
出たんですが、場所が七条ってこともあるのか?
電車も含め思ったより混んでなく、合わせて展覧
会の方もそんなに混んでなくって、ゆっくりじっ
くり雪舟を楽しむことができました。
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平成知新館の3階に上ると、いきなり国宝コーナ
ーって感じで、クライミングできそうな垂直な岩
山が印象的な“秋冬山水図”、もはや抽象画って感
じの“破墨山水図”、絶筆と言われる丹念に描き込
まれ年齢を感じさせない“山水図”、質・量(長さ)
ともに圧巻の“四季山水図巻(山水長巻)”は期間中
数回に分けて巻替展示をするみたいです(この作
品の模写が数点あるんですが、どれも同じ所が展
示してありました)。
鳥瞰図のような広々とした風情が清々しい“天橋立
図”、大好きな絵なんですが、薄墨で太く書かれた
達磨の衣のラインが素晴らしい“慧可断臂図”、重
文ですが雪舟としては珍しい花鳥画(妙にリアル
な鶴の絵)の“四季花鳥図屏風”も展示してありま
した。
すでにこの時点でお腹いっぱいって気になるくら
いの破壊力でした。

次は重文コーナーって感じで、、雪舟が描いた中
国絵画を写した5点と、伝雪舟の“富士三保清見寺
図”と秋月筆の“西湖図”。特にこの2作品は、後の
世で模写などの題材にしたものが多数有って1階
では富士山ばかり集めたコーナーも設えてありま
した。

模写と言えば、国宝の模写は国宝って感じで狩野
吉信の国宝“雪舟筆四季山水図巻模本”。
こちらは細身で長いと雪舟の“四季山水図巻”と、
それの探幽の模写などなど。
雪舟はもちろん素晴らしかったんですが、探幽な
どの狩野派、雲谷等顔や等益、等伯の長谷川派な
どが模写した雪舟も多数飾ってあって、雪舟がい
かに伝説になって行ったかをひもとく展示がして
ありました。

模写を見て思ったのは、元ネタの雪舟がクセ強!
って感じで、模写の方が全般にマイルドなくらい
でした。
その中でも異彩を放っていたのが曾我蕭白で、雪
舟のクセの強いところをリスペクトしたのかって
感じで、半円の虹と円錐が重なったような富士山
を描いた屏風“富士三保図屏風”などなど印象的な
作品が展示してありました。

全部で80点ほどの展示でしたが、一点一点のパワ
ーが凄くって、けっこう疲れました。

そして、もう直ぐ5月か!と思いながら昼過ぎに
は、そそくさと柏餅を買って大坂に戻りました。
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GWの神戸でポップなアート [美術館]

前半GWの日曜日、すっかり初夏の日差しって
感じの中、今日は、横尾さんのY字路とキース
・ヘリングを見に神戸に行ってきました。

先ずは、横尾忠則現代美術館でGW末(~5/6)
まで開催している「横尾忠則 ワーイ!★Y字路」
を拝見。
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年明けからやっていたので、見に行かなきゃな
と思っていたんですが、けっこう長くやってた
ので油断してたら終わりそうになていたので慌
てて見に行った感じです!汗
2000年に最初のY字路を描いて、2020年に20
周年記念展を企画してたらコロナになってしま
い4年越しで今回の展覧会になったそうです。

会場に入ると一発目のY字路“暗夜光路N市-Ⅰ”
をはじめ、9.11で筆が止まった絵など暗夜光路
シリーズが13枚ほど並んでいました。
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夜の西脇市でフラッシュ付き“写ルンです”で、
なにげに撮った三叉路のの写真にインスパイア
されて描き始めたY字路の絵ってことでタイト
ルが暗夜光路だそうです。
基本夜の絵が多いんですが、一時期だけ描いて
たと言う昼のY字路の屛風も置いてあって印象
的でした。
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後半はY字路と戦争の記憶が混ざり合いコラー
ジュされ、路地ですらなくなった絵に進化して
ました。
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めちゃ上手いユトリロ、デ・キリコ、マグリッ
トの模写なんてのも飾ってありました。
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Y字路シリーズを見ると、改めて横尾さんは絵
が上手いな〜!としみじみと思ってしまいます。

4階では、Yokoo Tadanori Collection Gallery
2023 Part2「風景考」と言うコレクション展も
やってて、クリスト&ジャンヌ=クロードの“一
千万個のドラムの壁”、マン・レイ、ホックニー、
デ・キリコの作品が展示してありました。
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奥には武松幸治氏監修の“キュミラズム・トゥ・
アオタニ”と言う展望室が設置してあり、六甲山
を借景に神戸文学館を望むことができます

その神戸文学館では「蘇る神戸ゆかりの文豪た
ち 其ノ参」と言う企画展示をやってました。
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“文豪とアルケミスト”と言うネットゲームのキ
ャラクターの中で神戸と関係の強い作家さんを
紹介してるって感じです。
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志賀直哉、柳田國男、島崎藤村、永井荷風など
8名。似顔絵って感じではなく、それぞれの作
家の雰囲気をキャラにした感じでした。

坂を下って岩屋に向かい兵庫県立美術館のギャ
ラリー棟3階で開催が始まった「キース・ヘリ
ング展 アートをストリートへ」を拝見。
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80年代のポップ&ストリートカルチャーを代表
するアーティストとして、それこそ駆け抜けた
って感じのキース・ヘリング。
ポップアートと言えども、アンディ・ウォーホ
ルの頃までは、まだセレブの嗜好品だったアー
トを(今でもアートの主戦場はそこですが)、
本当の意味で大衆化した立役者だと思います。
(ガキの頃、片田舎で情報だけを追いかけてま
した)
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今回は、初期のサブウェイ・ドローイングから
はじまり、お馴染みの絵がずらりと並び、最後
はポップショップ東京の作品(懐かしい掛け軸も
飾ってありました)まで、10年の画業が150点あ
まりの作品で網羅的に展示してあり、それこそ
たっぷり楽しめました。
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ユニクロのTシャツにも毎年使われているからか
どうかは判りませんが、若いお客さんが多くて、
時代や世代を超えてるな!なんて思いを馳せなが
ら、なんだか嬉しくなっちゃいました。

神戸での昼ごはんは、岩屋の「栄食堂」さんで
チキンライスとコロッケ。
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鶏肉ゴロゴロで濃いめのケチャップ味、ジャン
クな風味で大好きです。

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久々のお能 [能・狂言]

今日は、久しぶりにお能を見に行ってきました。
能楽堂ではなく、枚方市総合文化芸術センター
本館 関西医大小ホールでの「令和六年 七宝会第
二回公演」。
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番組は、お能の清経(きよつね)、狂言の蝸牛
(かぎゅう)、お能の昭君(しょうくん)でし
た。
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まずは「清経(音取)」。
シテは宝生和英さん、ツレが辰巳和磨さん、ワキ
が福王和登さん。
平清経()の妻のもとへ、九州から家臣の淡津三
郎が訪ねてきて、清経が入水したことを告げ、遺
髪を渡す。
自殺した夫を恨み悲嘆にくれ、悲しみが増すから
と形見の遺髪を宇佐八幡宮に返納してしまう。
その夜、妻の枕元に鎧姿の清経が現れ、形見を手
放した妻に恨み言を言い、妻は自ら命を絶った清
経を責める。清経は都落ちした平家一門の末路の
悲劇と修羅の地獄に落ちた身を語りながら舞い、
念仏によって成仏すると言う話。
静かな前半と刀を振りかざしながら激しく舞う後
半のギャップが印象に残る素晴らしいお能でした。

次は狂言の「蝸牛(かぎゅう)」。
山伏が善竹隆司さん、太郎冠者が上吉川徹さん、
主が善竹隆平さん。
山での修行を終え帰る途中の山伏、ひと休みしよ
うと涼し気な藪の中で寝ている。
一方、主人から長寿の薬のカタツムリ(蝸牛)を
取ってくるように言われた太郎冠者だが、カタツ
ムリを知らない。どの様のモノかと主人に尋ねる
と、頭が黒く、腰に貝を付け、時々角を出し、藪
にいると言われ、藪に探しに行くと、ちょうど山
伏が寝ていて、主人の言った通りの風貌にカタツ
ムリと勘違いした太郎冠者が山伏を起こす。
勘違いに気づいた山伏は、からかってやろうとカ
タツムリと言う体で太郎冠者を囃子て楽しんでい
た。帰りが遅いので主人が藪にやってくると山伏
と太郎冠者が踊っているんで、太郎冠者に勘違い
を諭すが、主人も取り込まれと言う話。
カタツムリを知っている分、トンデモ設定って感
じでしたが、逆に面白かったです。

最後は「昭君」。
シテは澤田宏司さん、ツレが鶴田航己さん、ワキ
が喜多雅人さん、子方が辰巳紫央莉さん。
中国の話で、漢の時代、皇帝が胡国との和平のた
めに王昭君と言う侍女を胡王の呼韓耶単于(こか
んやぜんう)に贈った。と言う前段を語りながら、
悲しみにくれる昭君の両親を訪ねてきた村人。
父の白桃と母の王母は、昭君が胡国に送られる前
に、この木が枯れたら私の命も無くなったと思っ
てと、植えていった柳の木の下を掃き清めながら
弱っていく柳の木の世話をしている。
桃の木を鏡に映したら仙女の姿が映ったと言う故
事を思い出し、形見の柳の木を鏡に映すと娘昭君
の美しい姿が現れるが、直ぐ後に真っ赤な髪で鬼
の形相の呼韓耶単于の亡霊が現れ、激しく舞い踊
る。その姿が鬼神の様だと言われ、鏡に映る自分
の姿を見た呼韓耶単于は恥じて帰っていく。
子方と言うみたいですが、昭君役の女の子が面を
付けず素顔で豪華な衣装を着て舞台に出てくるん
ですが、めちゃ可愛くって、鬼神の呼韓耶単于と
の対比が印象的でした。
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今回、劇場での公演でしたが、舞台と客席が近く
非常に見やすくって、番組も面白くって久々のお
能を堪能しました。今年はこの後も数回続くみた
いなので、また観に行きたいと思います。

枚方に行ったついでと言ってはなんですが、鍵屋
資料館など旧京街道枚方宿の面影が残る歴史街道
にある“ノートギャラリー”さんで、塔本シスコさ
ん一家のグループ展「塔本シスコ・賢一・ひろこ
三人展 絵は歌いはじめるだろうか」を覗いてみ
ました。
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私も一時住んでいた九州熊本出身で、枚方で長く
絵を制作されていた素朴画家として有名な塔本シ
スコさんと息子の賢一さんとその妻ひろこさんの
作品を紹介するグループ展と言うか家族展。
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まったく違う画風の絵が並んでいて面白かったです。

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地蔵と地獄と狂言 [観劇(他)]

薄曇りの今日は、池田の逸翁美術館に「地蔵と
地獄」展を見に行き、そこから宝塚経由で西宮
北口に移動して、兵庫県立芸術文化センターの
中ホールで「春爛漫 茂山狂言会 お豆腐狂言会」
を楽しみました。

先ず、逸翁美術館で開催中の「地蔵と地獄」展。
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展示室に入ると、地蔵尊と十王が細密に描かれ
た重要文化財の“地蔵十王像”が目に飛び込んん
できます。罪状?の書かれた巻物を読む役人と
議論を交わしている風の左右5人づつ描かれた
十王、中央で悠然と眺める地蔵尊って感じで、
仏教画にしてはドラマチックな雰囲気の作品で
した。
曼荼羅に書かれている仏の解説書“十巻抄(重
要文化財)”の巻五に描かれた地蔵菩薩。中性
的で少し色気のある“地蔵菩薩像”。

次は、十王のコーナー。十王の信仰は、仏教の
四九日、儒教の百日忌・一周忌・三回忌、道教
の冥府思想が習合し生まれたそうです。
小ぶりだけど迫力のある“十王坐像”。後に閻魔
様につながるとは思えないくらい美しい顔立ち
の“十二天像 焔魔天”と、これは閻魔様になるな
って感じの白描の“十二天図像 焔魔天”。4幅の
“十王図”は、それぞれん十王の下に火車に追わ
れる人、虎に食われる人、釜で茹でられる人々、
阿修羅の世界が描かれ、 一枚に十王が描かれた
“十王図”も下半分は地獄絵で壮絶でした。

そして、地獄のコーナー(十王のコーナーも十
分地獄でしたが・・)。
“六道絵(文政本)”から天道図、生老病死を描
いた人道苦相図1、餓鬼道図、燃え盛る等活地
獄図、スケベが落ちる衆合地獄図。  
金剛寺(矢田寺)の満米上人が閻魔様(地蔵尊)
に招かれて地獄めぐりをしている絵巻“矢田地
蔵縁起絵巻”。“泣不動縁起絵(断簡)”も飾って
ありました。

茶室の設えには、“地蔵堂風炉釜”や尾形乾山が
写した一杯飲んで寝るのが極楽なりと書かれた
“一休偈”が飾ってありました。 
他に浮世絵の“絵本合法衢”や“一休地獄噺”、イ
ラスト付きの往生要集の本も並んでいてなかな
か面白かったです。

次は、屋根の無い能舞台を2階席から眺めた
「春爛漫 茂山狂言会 お豆腐狂言会」。
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番組は、茂山逸平さんの解説に続き“木六駄”、
人間国宝に認定された茂山七五三さんが座頭を
演じる“月見座頭”、今の季節の“花折”。雪月花
に酒と言うテーマの番組でした。

“木六駄”は、太郎冠者(千五郎さん)が主人
(竜正さん)の命を受け、伯父(宗彦さん)の
ところに、木六駄と墨六駄に酒樽を届ける道中
で立ち寄った茶屋の主人(茂さん)と意気投合
し酒樽を飲みかわし、気が大きくなって木六駄
も渡して、墨だけ持って伯父にとろろ到着した
が・・・と言う話。
牛12頭を引き連れてる風情が見どころって事
でした(逸平さん曰く)

“月見座頭”は、座頭(七五三さん)が中秋の名
月の元、月は見えないけど虫の音を楽しもうと
野辺に出向くと、月を眺めに来た上京の男(千
之丞さん)と出会い、意気投合して酒宴をはじ
め、舞など舞って楽しんだ後、何故か上京の男
が、悪戯っぽく声色を変えて座頭に喧嘩をふっ
かけ杖を奪って引きづり回すと言う話。
今の感覚で見ると(逸平さんの解説曰く、座頭は
その当時、特権階級の人だったと言う時代背景
をさっ引いたとしても)、最後はちょっと引いて
しまいました。。。

“花折”は、住持(あきらさん)から、桜の季節に
寺の庭の桜が荒らされるので、今年は花見禁止に
すると告げられた新発意(逸平さん)。
寺に入るのを断ったら花見の衆(宗彦さん、虎真
さん、島田洋海さん、山下守之さん、井口竜也さ
ん、鈴木実さん)が門前で酒宴をはじめ、酒を飲
みたい新発意は花見の衆を寺に入れ酒宴に参加、
酩酊して桜の枝を折って客に渡すと言う話。
酔ってゆく新発意が面白い!桜を荒らしていたの
は新発意?笑

現代のコンプラ感覚で少し引いたのもありました
が、三つとも大ネタで、めちゃ面白かったです。

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生の風信帖 [美術館]

初夏のような陽気だった今日は、奈良国立博物館に
空海の生誕1250年記念した特別展「空海 KŪKAI
密教のルーツとマンダラ世界」を見に行ってきま
した。
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第1室は、部屋の中央には大日如来が鎮座した国
宝の“五智如来坐像”が四方に配置され、左右には
“不動明王坐像”と金剛峯寺の“大日如来坐像”。
左右の壁には、国宝“十二天像”と“真言八祖像”、
正面の壁には、金剛峯寺の両界曼荼羅(血曼荼羅)
と両部大壇具、まさに立体曼荼羅の世界が創り上
げてあり、圧巻の世界観です。すごい!
片隅に空海像も置いてあります。
また、難解な曼荼羅も分かり易く解説してあって、
会社員的な視点で見ると、胎蔵界曼荼羅は会社で
言うところの組織図みたいなモノで、金剛界曼荼
羅は経営計画書みたいなモノだなと思うと、なん
だかスッと頭に入ってきた感じでした。
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そんな曼荼羅と言えば、国宝の両界曼荼羅”高雄
曼荼羅(胎蔵界)”と“西院曼荼羅”も展示。高雄
曼荼羅の方は濃緑地に金銀泥で繊細な線描で描か
れた仏、西院曼荼羅は本当に平安時代のモノなの
と思えるくらい色鮮やか!ビックリです。

他に、空海が中国から持ち帰ったと伝わる国宝の
“金銅密教法具”と“錫杖頭”、空海が枕元に置いて
いたので枕本尊とも言われる国宝の“諸尊仏龕”な
どなども飾ってあって、密教世界にどっぷりと浸
れました。

それと、密教の経由も詳しく解説してあり、イン
ドから陸のシルクロードで大日経と共に中国に伝
わった胎蔵界系の密教。
一方、インドから海のシルクロードでインドネシ
ア経由で金剛頂経と共に中国に入った金剛界系の
密教。
空海の師である恵果が、この2系統の密教を一つ
にまとめて、それを空海に伝授し、それが空海を
通して日本に伝わったと言う事みたいです。
伝播の歴史をふまえて密教を見ると言うのも面白
かったです。
今回は、インドネシアで発掘された“金剛界曼荼羅
彫像群”による立体曼荼羅も飾ってありました。

唯一の写真OKの品は、空海が唐の長安で見たかも
しれないと言う大理石の“文殊菩薩坐像”も飾って
ありました。
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密教は無論ですが、空海と言えばやはり“書”って
感じで、コロナ禍に筆ペン臨書で散々書いた大好
きな“風信帖”の生を見ることができました!と言
うかこれを見たくて、奈良まで足を伸ばしたと言
っても過言ではありません。
軽やかに書かれた書簡から最澄との関係性まで垣
間見えるような素敵な文字でした。
他に“金剛般若経開題残巻”、“灌頂歴名”、“聾瞽指
帰”、“三十帖冊子”、“大日経開題”など国宝を含め
書も多数飾ってありました。

空海とは直接関係無いですが、金剛峯寺のそれこ
そ孔雀に座った快慶作と言われる“孔雀明王坐像”
の美しさは圧巻でした。

空海の密教面ばかりではなく、書の方も充実した、
大満足の展覧会でした。
でも最後は、空海さん(金剛峯寺の弘法大師座像)
にそっぽを向かれて会場を後にしました!苦笑

なら仏像館では「特別公開 金峯山寺仁王門 金剛
力士立像」が開催されてました。
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この金剛力士立像(吽形・阿形)は、金峯山寺仁
王門(国宝)に置かれているモノで、5mほどの
高さがあり、部屋の中で見ているってこともあっ
て圧倒的な存在感でした。
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力士立像と言えば、志村けんさんの「アイーン!」
みたいな姿の力士立像もありました!
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ユーモラスでカワイイ!


それにしても奈良はと言うか奈良も、海外の観光
のお客さんが凄かったです。日本人比率低めでし
た。
海外の方で面白かったと言えば、空海展で見かけ
た中国の学生さんっぽい女性2人が経典や空海の
書を中国語で読みながら解説をしあっていて、確
かに昔の中国語だけど、今の子も読めるの?って
気になりました。大学で仏教の勉強でもしてるの
なか?

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お洒落になった東洋陶磁 [美術館]

今日は、修理で預けていた自転車を谷四の「Bici
Termini」さんに取り行ってきました。
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内装のギアの部品が割れて上手くギアチェンジが
できなくなっていたのを、中古のギアから取り出
してストックしてある部品と取り換えて、それ以
外の部分のゆがみや摩耗も調整して、なんとか動
くようにしてもらいました。(とにかくブロンプ
トンを頻繁に修理や改良されるので、部品のスト
ックも集まるみたいです。1時間ほどお店にいた
だけでも4人の方が、ブロンプトンの引き取りや
持ち込んをしてらっしゃいました)

自転車を取りに行ったついでと言ってはなんです
が、2年余りの改装を経てリニューアルオープン
した大阪市立東洋陶磁美術館に「シン・東洋陶磁
MOCOコレクション」を見に行ってみました。
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建屋本体はシックなレンガ色ですが、ガラス張り
のエントランスホールやこれまたガラス張りのお
しゃれな雰囲気のカフェが増設されたりとやはり
顔が変わると新しくなったな!って気がしますね。
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外観もですが、展示スペースは光の加減が良くな
って(ガラスも変わったのかな?)めちゃくちゃ
見やすくなってました。
今回、リニューアルオープン記念と言うことで、
コレクションの中から300点以上の作品を13のテ
ーマに分けて展示してありました。

先ずは、「天下無敵」と題して特選のコレクショ
ン作品と六田知弘氏の絵のコラボレーション展示。
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次は、「翡色幽玄」のコーナーで、翡色(ひしょ
く)と呼ばれた高麗青磁。
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そして、「粉青尚白(ふんせいしょうはく)」の
コーナーでは、日本では三島と称される朝鮮時代
前期の粉青。
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「清廉美白」では、朝鮮時代の白磁の紹介。
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「優艶質朴」は、李秉昌の韓国陶磁コレクション。
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「陶魂無比」では、日本の陶磁器を紹介。
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「喜土愛楽」と題して、渦巻き模様が特徴的な金子
潤氏の“2フィート・トール・ダンゴ”や川崎毅氏の
“街(高い所の家)”、ルーシー・リー氏の“青ニット
線文鉢”など陶芸家の作品も紹介されてました。
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「陶花爛漫」、新石器時代から宋・元時代までの中国
陶磁。
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「明器幽遠」コーナーの明器と言うのは、古代中国
の墓から出土した品を中心に、大好きな優雅に回る
“加彩婦女俑”や唐三彩の“獅子”、“木葉天目茶碗” な
どが展示してあります。
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「天青無窮」、“青磁水仙盆”や国宝の“飛青磁花生”
など天青と呼ばれる中国青磁の名品を自然光で展示。
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「皇帝万歳」では、磁都と称された景徳鎮で焼かれ
た作品を紹介。
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他に粉末状嗅ぎタバコ用の鼻煙壺のコーナー「百鼻
繚乱」や、1階にも現代陶芸家の作品展示コーナー
「泥土不滅」がありました。
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そして、新たに美術館のキャラクターになった
「mocoちゃん」の元になった絵が描かれた“青花
虎鵲文壺”。
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虎と言うか猫(虎もネコ科ですが・・)みたいで
カワイイキャラクターです。

一番の目玉は国宝の“油滴天目茶碗”。専用ケース
も設置されてましたし、バーチャルで油滴天目茶
碗を触って楽しむ装置も新設されてました。

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もともと好きな美術館でしたが、さらに良くなっ
た感じです。

中之島での昼ごはんは、裁判所横にあるカレー屋
「もりやま屋」さんでチキンカレーをいただきま
した。
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辛さはそれほどでもなく香り豊かなカレーです。

大川河川敷のソメイヨシノは、ほぼ散ってました
が、八重桜がちょこちょこと残ってました。
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今週末に終わった造幣局の通り抜けの八重桜もま
だ咲いてました(入れませんが・・)。
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めでたい文楽 [文楽]

今日は、観劇仲間の方々と、国立文楽劇場に豊竹
呂太夫改め十一代目豊竹若太夫襲名披露公演「令
和六年 四月文楽公演(第二部)」を観に行ってき
ました。
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演目は、お祝い事ってことで“団子売”。そして若
太夫さんの襲名披露口上。続いて襲名披露公演で
“和田合戦女舞鶴(わだかっせんおんなまいづる)”
から市若初陣の段。最後は狂言でお馴染みの“釣
女”でした。
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最初の団子売(だんごうり)は、お祝い事の時に
よく上演される演目で、夫婦円満や子孫繫栄を願
ったものだそうです。
団子売りの夫婦が町中で団子を売る姿を舞踊的に
描いたもので、杵と臼を男女になぞらえ、ちょっ
と下ネタチックな浄瑠璃に合わせて、軽く明るく
踊る華やかな舞台です。
浄瑠璃は、藤太夫さん、靖太夫さん、咲寿太夫さ
ん、織栄太夫さんに三味線が、清志郎さん、寛太
郎さん、清允さん、藤之亮さん。
人形は団子売の杵造に玉佳さん、団子売のお臼に
一輔さんでした。

次は、今回のメイン!豊竹呂太夫改め十一代目豊
竹若太夫さんの“襲名披露口上”。
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若かりし頃のお話などを交えつつ、若太夫さんの
お人柄をうかがえる笑いいっぱいの口上でした。

そして、襲名披露公演で“和田合戦女舞鶴”から市
若初陣の段。
中を務める浄瑠璃は希太夫さんと清公さん。切は
もちろん、呂太夫改め若太夫さんと清介さん。
途中ウトウトしていたってこともありますが、人
間関係が複雑なのと相まって、内容がさっぱり分
かりませんでした!汗
解説曰く、将軍源実朝の妹を斎姫を殺して逃亡し
ている荏柄平太。平太の妻綱手(玉誉さん)は、
子供の公暁丸(勘次郎さん)といっしょに実朝の
母政子尼公(簑二郎さん)の屋敷にかくまわれて
いる(この時点で何故?と言う疑問が湧いて出て、
後の話が頭に入ってこない)。
この屋敷には浅利与市(玉志さん)の妻で武芸に
秀でた板額(勘十郎さん)が息子の市若丸(紋吉)
とともに護衛をしている。
与市が公暁丸の首を差し出すようにと言う命令を
受けてお屋敷にやってくるが、公暁丸を生かすた
めに身代わりに与市と板額の息子市若丸の首を母
の板額が切り落とし父である与市に渡すと言う展
開。実は誰それは誰だったみたいなご都合主義っ
ぽい多構造になっていて、この段を見ただけでは
全容どころか目の前の人間関係も曖昧な感じです。
この不条理感は文楽の十八番なので違和感は無い
ですが、それにしても難し!

釣女(つりおんな)は、文楽でも狂言でも何回も
見ている演目なのでさらりと見ましたが、独身の
大名(簑一郎さん)と太郎冠者(玉也さん)が
西宮神社にお参りして、釣り竿で女性を釣り上げ
ると言う話!
大名は美女(紋吉)を釣り上げて結婚し、太郎冠
者は醜女(清十郎さん)を釣り上げたけど嫌がっ
て、美女をかっさらって逃げていくと言う、諸々
大丈夫か?と言うような内容です。
寂しですが、こう言うのはその内上演されなくな
るんでしょうね。
浄瑠璃は、芳穂太夫さん、小住太夫さん、聖太夫
さん、南都太夫さん。三味線は、錦糸さん、清馗
さん、友之助さん、燕二郎さんでした。

御襲名おめでとうございます&楽しい公演でした!
ありがとうございました。

終演後の食事会は、難波の本場系中華料理店「小
四川」さんで、もろもろ香辛料の効いた料理をい
ただきました。
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これで2度目の来店です。基本どれも辛いですが
どの料理も美味しかったです。
香辛料使いが独特なんですが、炒飯は普通でした!

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ケラさんの描く戦争 [観劇(他)]

昨夜は、サンケイホールブリーゼにケラリーノ
・サンドロヴィッチさん作・演出の演劇「KERA
CROSS 第五弾“骨と軽蔑”」を観に行ってきまし
た。
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キャストは女性7名で、宮沢りえさん、鈴木杏
さん、犬山イヌコさん、堀内敬子さん、水川あ
さみさん、峯村リエさん、小池栄子さんでした。

抽選に2度ハズレ、ダメかなと思いながら3度
目のチェレンジでなんとか取れた席は2階の最
上段!舞台を遠くに見下ろす感じでの観劇とな
りました。が、劇場の構造の関係か、闇の中で
長方形に切り取られた舞台がそのまま映画のス
クリーンみたいな感じで、全体を引いた視点で
見ながら、オペラグラスで演技をクローズアッ
プしながら楽しませてもらいました。

西の国と東の国との戦争が長らく続き、空襲や
ミサイルの爆発音が日常になって久しい国(両
国、ほとんど男性が戦死し、女性と子供が徴兵
され戦っている状況)での物語。西の国の軍需
産業で富を得る会社のお屋敷での女性7名の日
常化した非日常をシニカルでコミカルに描いた
会話劇の作品でした。

お屋敷の中庭とリビングルームを合わせた様な
舞台で、外と内とがコロコロと入れ替わる演出
で、後半この舞台自体をネタにして、外と内と
を混同するようなシーンも盛り込んでありまし
た。

先ずは、家政婦のネネ(犬山イヌコさん)が登
場し、軽い客いじりで客席に話しかけながら話
が始まり、次にお屋敷の次女ドミー(鈴木杏さ
ん)が現れ、ネネと意思疎通ができているのか
でいていないのかの絶妙な会話が繰り広げられ、
ケラさんの舞台が始まったな~って感じでした。

場面はリビングルームに移り、お屋敷の長女で
幻想小説作家のマーゴ(宮沢りえさん)とドミ
ーのどちらが先だでループする子供の様な口喧
嘩が繰り広げられ、余命いくばくとない主人
(社長)の暴力と看病で疲れアルコール依存症
になった社長の妻でマーゴとドミーの母グルカ
(峯村リエさん)が現れます(後半、夫に勝る
とも劣らない非情でワンマンな経営者の顔を覗
かせます)。
ある意味異物で異邦人的だけど、この物語に深
くかかわるマーゴの熱狂的なファン(ストーカ
ー?)のナッツ(小池栄子さん)が登場し、マ
ーゴの逃げた夫についての伏線を回収をしつつ、
ぎくしゃくとした家族関係を解体し再構築して
いきます。マーゴとドミーとナッツの会話劇が
素晴らしかったです。
物語の展開にスパイス的に効いていた社長秘書
&愛人(?)で社長亡きあとグルカを補佐する
ソフィー(水川あさみさん)も印象的でしたし、
物語のポジティブとネガティブな転換の切っ掛
けになる虫の亡霊とマーゴの編集者のミロンガ
(堀内敬子さん)もイイ感じでした。

コミカルに展開する7人の素敵な女性の会話劇
と端々に現れる身近な戦争の悲劇が相まって心
に刺さる作品でした。素晴らしかったです。

観劇前の腹ごしらえに会場地下にあるパン屋
「ブーランジェリーブルディガラ 大阪店 」さ
んのセーグルフリュイ(レーズン、イチジク、
オレンジピール、 カレンズとクルミを練りこ
んだライ麦パン)。
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美味しい!

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パマさんの桜 [雑記]

今年はかなり遅くなりましたが、桜も満開って
ことで、いつも楽しみにしている京阪西三荘駅
そばにあるパナソニックさんの「さくら広場
(門真)」に自転車を漕いで桜を見に行ってき
ました。
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扇形に整然と並んだ満開の桜、美しかったです。
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今年もお客さんは多かったんですが、ここの良
い所は、パナさんの施設なので、飲食禁止!
ってことで、ブルーシートをひいて酒を飲んで
いる人がいないので、純粋に桜の花が楽しめま
す。と言うか、飲食どころか、桜の木の生えて
いる芝の上にも入れないので、人は多いですが、
写真が撮りやすいと言うメリットもあったりし
ます。
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今年は、瀬戸芸の“豊島横尾館”を設計した建築
家永山祐子さんが手がけた漁網リサイクルネッ
トを使った「うみのハンモック」が設置してあ
り、大勢の子供たちがよじ登って遊んでました。
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永山さんは、関西万博のパナソニックさんのパ
ビリオン“ノモの国”を担当されているそうです。

アート作品と言えば、西野康造さんの「気流 風
になるとき(2018)」も春風に揺れていました。
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こちらは、植松奎二さんの「浮くかたち一垂
Floating form-vertical(2018)」です。
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守口での昼ごはんは、西三荘駅からは少し離
れますが、土居にある「ハンバーグとカレー
あおやま軒」さんで、大きなハンバーグをい
ただきました(もうワンサイズ大きい奴もあ
りました)。
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黒コショウをたっぷり振って食べたんですが、
シンプルな味で美味しかったです。

そして、桜と言えば桜餅って感じで、花より
団子よろしく、桜餅を買って帰りました。
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