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GWの天王寺で徳川の至宝と落語 [美術館]

GWは、間の3日間も休みなんですが、ちょっと
体調を崩し火曜と水曜は病院へ(世間は平日だっ
たので)。諸々の検査の結果、とりあえず何事も
無しってことで、GWモードに戻ってお遊び再会。

爽やかに晴れた今日は、あべのハルカス美術館で
開催中の「徳川美術館展 尾張徳川家の至宝」を見
に行ってきました。
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徳川美術館と言えばって感じで、最古の源氏絵と
言われる国宝の“源氏物語絵巻(竹河(一))”と、
三代将軍家光の長女千代姫が尾張徳川家に嫁ぐ際
に持参した国宝“初音の調度(初音蒔絵旅櫛箱)”が
目玉で展示してありました。いゃ~!美しい&素
晴らしかったです。
期間中に展示替えがあり、今日見た源氏物語絵巻
の竹河(一)の他、早蕨、宿木(三)、東屋(二)
が4期に分けて展示され、初音蒔絵の後期は掛硯
箱に替わるみたいです。

他に、妖刀で名高い“村正”、東洋陶磁のより粒の
感じが細やかな“油滴天目(星建盞)”、白黒のコ
ントラストと模様が印象的な織部筒茶碗の“冬枯”、
小堀遠州の竹茶杓、秀吉の寝室に石川五右衛門が
忍び込んだ折に鳴いて知らせたと言う青磁香炉の
“千鳥”、秋の野蒔絵十種香箱、香木、合貝の裏の
絵も繊細で素晴らし松橘蒔絵貝桶と合貝、字だけ
が軽やかに書かれた木製の百人一首かるた、六々
歌仙画帖、寛永の三筆で名高い朴訥な字が印象的
な近衛信尹の“朗詠屏風”、のどかさが漂う狩野探
幽の“耕穫図屏風”、豪華な能衣装と能面、一休宗
純の“雨中漁舟図”などなど、全ての品に物語があ
るって感じで面白かったです。

そして、久しぶりに道楽亭 五月昼席を拝見。
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演目は、開口一番で若いのにコテコテの上方落語
感漂う二豆さんの“つる”、次は坊主頭で異彩を放
つ米輝さんの“八五郎坊主”、そして佐ん吉さんの
“長短”、中トリは、久しぶりに落語を聞いた気が
する南光さんの“青菜”。
中入り後、落語は面白いんですが、人前で喋るの
好きなんだろうか?と、いつも不思議に思う雀五
郎さんの“ちしゃ医者”、最後は雀三郎さんの枝雀
さんの雰囲気を継承しつつもとぼけた様な独自の
世界観が楽しい“代書屋”でした。
コロナ以来、足が遠のいている観の道楽亭、久し
ぶりに行ったきがします。
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狭い寄席でまじかに見る落語もやっぱり良いです
ね。大きなホール落語も良いですが、元来これく
らいの距離感で見る芸のような気もします。

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