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新春文楽 [文楽]

またまたコロナの感染急拡大って感じで、戦々恐々たる
雰囲気が漂いつつある今日この頃。嫌な感じですね。。。
コロナとは関係無いですが、今朝、トンガの海底噴火の
影響で日本にも津波が来て、〝空振(くうしん)”とか言
う初耳の言葉がニュースで飛び交ってました。曰く、噴
火時の空気の振動の影響で気圧が変化し、それによって
間を飛び越えて日本に津波が到達したそうです。
よそ事だと思っていたら我が身に降りかかる!世の中、
何が起こるか判らないですね。クワバラ、クワバラ。。。

そんなこんなの、今日は、国立文楽劇場に「令和四年 初春
文楽公演 第2部絵本太功記」の二条城配膳の段、夕顔棚の
段、尼ヶ崎の段を観に行ってきました。
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初春公演と言うことでお馴染みのにらみ鯛。寅の字は住吉
大社の宮司さんだそうです。
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先ずは、二条城配膳の段。浄瑠璃は、三輪太夫さん、津國
太夫さん、咲寿太夫さん、碩太夫さん、南都太夫さんに三
味線の勝平さん。
本能寺の変の前後と言う設定で、絢爛豪華な二条城の場面、
武智光秀(勘十郎さん)の謀反を疑ている尾田春長(文司
さん)が、森の蘭丸(簑太郎さん)をけしかけて、光秀の
本心を探ろうとするが、武智十次郎(玉佳さん)の前で、
森の蘭丸に鉄扇で打ち据えられ額を割られても我慢をする。
そりゃ殺されるは春長って感じです。

次の夕顔棚の段の浄瑠璃は藤太夫さんと團七さん。そして
尼ヶ崎の段は、呂勢太夫さんに清治さん、呂太夫さんに清
介さんの浄瑠璃を楽しみました。
こちらは本能寺の変の後、息子光秀が謀反を起こし主人春
長を殺すと言う不忠な事をやったことを憂いて光秀の母さ
つき(勘壽さん)は、都を離れ尼ヶ崎の鄙びた家に隠遁し
ている。そこに光秀の妻操(蓑二郎さん)と十次郎の許嫁
初菊(紋臣さん)と十次郎、それに旅僧実は真柴久吉(玉
助さん)が訪れる。
すったもんだの末に十次郎と初菊は三々九度を交わして夫
婦になって十次郎は初陣で戦に出かけていく。
真柴久吉が僧に化けて母さつきの家に潜伏していることを
察した光秀が竹やりで入浴中の久吉を刺し殺そうとするが、
息子の不忠を悔いていた母さつきが久吉の身代わりになて
刺される。母が瀕死な上に、戦いに出向いた息子十次郎が
敗走してこちらも瀕死の状態で家に戻るが、そんな2人を
横目に光秀は春長を殺した正当性をグダグダ語りながら、
庭の松に登って敵の船を確認するなど久吉との戦いのこと
で頭がいっぱい!
そんな中、久吉が家の中から登場し、山崎の天王山で決着
を付けようと約束して去ってく。丸顔の加藤正清(簑悠さ
ん)がカワイイ!笑

相変わらず文楽は不条理な展開です。太功記と言ってもこ
の段は武智光秀が主役です。とは言え太功記って感じで光
秀を良くは描いてないですね。
そんなこんなで楽しい文楽公演でした。チケットのご手配
など諸々ありがとうございました。
コロナが早く収まることを祈りつつ。。。

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