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壽初春大歌舞伎 通し狂言 仮名手本忠臣蔵 [歌舞伎]

冬季休暇の最終日、今日は道頓堀にある松竹座に歌舞
伎を見に行ってきました♪
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ここ数年、年末に京都の南座で顔見世を見てたんですが、
去年は玉三郎さんがいらしたせいか?瞬時に土日のチケ
ットが無くなって結局観れずじまいだったのが、なんとなく
心に残っていて、今朝起きてフッと思い立ち幕見席でも空
いてたら入ろうと松竹座を訪れたら運良く席が取れました。
今回の「壽初春大歌舞伎」は、人間国宝で昨年文化勲章
を受章された坂田藤十郎さんが4役(大星由良之助、高師
直、早野勘平、戸無瀬)を務める「通し狂言 仮名手本忠臣
蔵」。その中から、昼の部の四段目、五段目、六段目を拝
見しました。
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四段目は、扇ヶ谷判官切腹の場と城明渡しの場
塩冶判官(扇雀さん)の切腹の場面。家老大星由良之助
(藤十郎さん)は主人の切腹にギリギリ間に合わず、主人
から死に際に恨みを晴らしてくれと形見の刀を受け取ると
言う「遅かりし由良之助」のシーンが終わると舞台が回っ
て城明け渡しで由良之助が仇討ちを決意するシーン。

五段目は、山崎街道鉄砲渡しの場と二つ玉の場。幕は下
がらずそのまま六段目の与市兵衛住家勘平腹切の場。
五段目と六段目は仇討ちの本筋から外れて、主人の刃傷
沙汰の折にちちくりあっていたおかる・勘平のその後の話。
駆け落ち後、おかる(秀太郎さん)の実家で猟師をしている
勘平(藤十郎さん)、おかるの父は仇討資金を調達して勘
平に一花咲かせてあげたいと、おかるを祇園の茶屋に身
請けして金を工面した帰り、斧定九郎(翫雀さん)と言う悪
党に殺され金を奪われる。しかし、その定九郎は猪と間違
われて勘平に撃ち殺され金を今度は勘平に奪われる。(こ
の時、暗かったので勘平は殺した相手の顔を確認していな
い。)
仇討資金を調達した勘平であったが、家に帰るとおかるの
父の死体が運ばれてきて、撃ち殺したのを義父だと思い込
み切腹するが、おかるの父の傷口が刀傷だと分かり今わの
際に疑いが晴れると言うなんとも切ない(?)話です。

新春の歌舞伎鑑賞、楽しく拝見させてもらいました。


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