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壽初春大歌舞伎 [歌舞伎]

成人式へ向かう、華やかな振袖のおねぇ~ちゃんがチラホラ
していた三連休の最終日。今日は、なんばの大阪松竹座に
「壽初春大歌舞伎」を観に行ってきました。
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チケット売り場で、開運干支あめ<卯>をいただいて、おめで
たい気分に浸りながら、3階席に向かいました。
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一幕目は「土屋主税」。忠臣蔵の外伝物にあたる物語で、赤
穂浪士の大高源吾(染五郎さん)が、討ち入りの前日、俳諧
師の其角(橘三郎さん)の家に、仕官が決まって西国に行くと
言う嘘のいとまごいに来たが、敵討ちを期待していた其角と同
門の其月から、不忠者と散々蔑まれれる。大事の前と真意は
明かさず、“あした待たるるその宝舟”と言う附け句を残して去
って行く。その日の夜、吉良家の横に住み赤穂浪士に肩入れ
する土屋主税(扇雀さん)の家に其角が訪れ源吾を含め赤穂
浪士の不忠をそしるが、附け句を聞いた土屋主税は、その真
意を察し、夜半、隣の吉良の屋敷から討ち入りの物音がしてき
た折に、高張提灯を照らして陰ながら加勢をする。
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染五郎さんの実直な源吾と、附け句から真意を察した時にパッ
と明るい表情を見せる扇雀さんの主税がなんとも可愛らしくって
素晴らしかったです。
講談で部分的に聞きかじった記憶があったので、舞台にすると
こんな感じになるのか!と、思いながら楽しませてもらいました。

二幕目は「男の花道」。上方で一世を風靡した女形加賀屋歌右
衛門(藤十郎さん)、目の病を隠しながら江戸に下る途中、いよ
いよ目が見えなくなって、泊まった宿屋で井戸に身投げをしよう
とするところを、長崎帰りの蘭方医土生玄碩(幸四郎さん)に助
けられた上に、手術で目も見えるようにしてもらい、一報あった
ら何を差し置いても駆けつけるという約束をして分かれる。
それから4年、江戸でも評判になった歌右衛門が中村座で舞台
を勤めているときに、田辺嘉右衛門(翫雀さん)との意地の張り
合いから窮地にたった玄碩から、直ぐに来て欲しいとの手紙が
届く。舞台の真っ最中だった歌右衛門は、恩を忘れず・・って話。
舞台でも映画でも何回もやっている話だそうですが、はじめて見
た感想は、感動の友情話と言うより、玄碩さん、頑固も良いけど、
あんたもう少し人の迷惑も考えろよ!って感じ。
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それはさておき、藤十郎さんの歌右衛門の舞台が素敵だったの
と、客席を巻き込んだ、詫びのシーンはジィ~~ンときました。

今日は寒い一日でしたが、人情話2作で、心温まりました♪
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