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七月大歌舞伎 [歌舞伎]

梅雨の間も暑かったけど、明けると本当に射すような夏の日差しって
感じの日曜日。

今日は、大阪松竹座に「七月大歌舞伎」を見に行ってきました。
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なんとかボーナスも出たので、ちょっとだけリッチ?な気分で2等席を
購入!(と言うか、3等席の当日券が売り切れていただけですが・・・)
爽やかな色合いの着物の人も多かったんですが、劇場に入ると、ロ
ビーに舞妓さんとおぼしきお嬢さんたちもたくさんいて、なんとも風情
があってイイ感じ。(白いうなじが美しい!)
そんな華やかな雰囲気を横目にエスカレーターでドンドン上へ!
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2階席のちょいと後ろの方に座って、待つこと暫し、先ず始まったのは、
夏の演目「播州皿屋敷」。
ご存知、お菊さんの一枚・二枚・・・って奴です。
播州細川家の実権を握ろうと画策する家老浅山鉄山(愛之助さん)、
腰元お菊さん(孝太郎さん)も我がものにしようと、大切な献上用の唐
絵の皿を一枚盗み、お菊さんに責任をなすりつけ、赦してほしければ
自分のものになれと迫るが、かたくなに断られ、怒った鉄山はお菊さ
んを井戸に吊るして水攻めにした後に、切り殺す!「魂魄この世にと
どまりて・・」と怨みの言葉を残して死んだお菊さんが沈んだ井戸から、
一枚、二枚・・・。
愛之助さんの鉄山の憎々しい風情と孝太郎さんのお菊さんの恨めし
い顔がなんとも雰囲気ありました。
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幕間にアイス最中をかじって糖分補給の後は、三津五郎さんが太郎
冠者を務める、狂言をもとにした演目「素襖落」。
伯父を旅行に誘おうと、家来の太郎冠者(三津五郎さん)を使いに出
すが、伯父さんは留守で、対応してくれた娘さんにすすめられるまま
大酒を飲み、酔っぱらって大暴れするという話。
狂言の雰囲気を残しつつも、歌舞伎の華やかさも感じられる面白い
演目でした。新歌舞伎十八番の一つだそうです。

3幕目は、仁左衛門さんの人情話「江戸唄情節」。
長唄の三味線弾き杵屋弥市(仁左衛門さん)、腕が良く、歌舞伎役者
の坂東彦三郎(三津五郎さん)に見込まれ連獅子の舞台を務めるが、
小揚長屋の七兵衛という親分の女である芸者米吉(時蔵さん)と深い
仲になってしまい、斬られそうになるところを彦三郎に助けられ、江戸
を出ることで赦してもらう。彦三郎に上方で頑張れと路銀までもらって
3年、上方にはたどり着けず、小田原でしかない長唄の師匠をしなが
ら病に倒れた米吉と暮らしている。そこに、上方巡業帰りの彦三郎一
座が通りがかり、江戸に帰ったら連獅子をやらなければならず、弥市
の三味線じゃなければ連獅子はやりたくないと彦三郎が言っていると
聞かされる。病で明日をも知れぬ米吉が、最後に弥市の三味線の連
獅子を見たいと懇願し、江戸に戻ったら七兵衛親分に殺されるのを
覚悟で・・・って話。
涙・涙の人情話の部分は勿論のこと、劇中で弥市(仁左衛門さん)が
実際に連獅子の三味線を弾くシーンが印象的でした。

最近、劇場で弁当を食べないので、歌舞伎の後は、小腹をおさえよう
と千日前にある喫茶店「アメリカン」さんに立ち寄ってホットケーキをい
ただきました。
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香ばしくてフワフワのホットケーキにシロップをたっぷりかけて、甘・甘で
美味しく頬張らせてもらいました
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コメント 2

tamaiichi

こんばんわ。
今月は幕見で行こうかなと思いながら、暑さにダウンでまだ行けていません。面白そうな演目ですね。
アメリカンのホットケーキも、一度食べたいと思いながら、行っていないのでした。。有名人の方でもファンがいるみたいですね。
by tamaiichi (2011-07-22 01:24) 

kengo

♪tamaiichiさん
こんばんは。3つの演目それぞれ雰囲気が違って、面白かったですよ。
台風が少しだけ暑さをやわらげてくれたすきに、是非、見に行ってくだ
さい。と言っても、また明日から暑くなりそうですが・・・!
アメリカンや丸福など、なぜかこの界隈にはホットケーキの美味しい店が、
ありますね。
by kengo (2011-07-22 21:28) 

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