一休さんのお寺 [神社仏閣]
お盆休み4日目。朝は少しだけ暑さがやわらいでいましたが、昼過ぎからは相変
わらずの強い日差しで、焼けるような暑さの中、京田辺にある一休さんゆかりの
酬恩庵(一休寺)で、原在中が描いた「観音三十三身図」の掛軸の曝涼(虫干し)
公開がおこなわれているってことで、眺めに行ってきました(8月15日と16日の
みの公開)。
総門をくくり、緑の楓が爽やかな石畳の参道を抜け、左手の浴室を横目に掛軸
のある方丈へ。
庫裏を通り方丈にはいると、方丈の内陣中央に“現比丘比丘尼 優波塞優婆夷
身“と言う大きめの掛軸、左右に十六幅の軸が並べて飾ってありました。
それぞれ上半分に観音様、下半分に法華経の観世音菩薩普門品に説く教えの
場面が、具体的な事例として描かれています。
ちょうど御歳88歳と言うボランティアガイドのおじいさんの解説(絵の解説では
なく絵解きのお説教)がはじまったので、主要な軸についてお話を聞かせてもら
いました。最後に“呪詛諸毒薬 所欲害身者 念彼観音力 還著於本人”のコピー
をいただいて、毒をもるのは極端だけど、悪口も毒みたいなものなので、自分に
帰ってくるから、人の悪口も控えましょうと言う言葉で終了と相成りました。
暑い中、ありがとうございました。
普段は方丈の内陣には入れないみたいですが、今回は掛軸の公開で中に入れ
たので、一休禅師が88歳で亡くなる年にご自身の姿を写した像を作り、自身の
頭髪と髭を植えたとされている一休禅師木像もまじかに見ることができました。
庭も有名だそうで、方丈の縁側から宗純王廟を背景に方丈庭園南庭を眺め。
その後、本堂に参拝。
本堂横にある宝物殿には、狩野探幽襖絵、原在中の掛軸(観音様以外の作品)、
一休さんの肖像画なども展示してありました。
帰りに一休和尚筆の「諸悪莫作(悪いことはするな)衆善奉行(よいことをせよ)」
の石碑を横目に見ながら大阪に戻りました。
京橋に戻ってちょっと遅めの昼ごはん。「ネパールキッチン カトマンドゥ京橋店」
さんでレンコンとズッキーニのカレーをいただきました。
最近、カレー頻度が多いですが、ここのナンが大好きで、たまに食べたくなるん
ですよね~!
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