大阪マラソンを横目に美術館 [美術館]
秋晴れの本日は大阪マラソンが行われ、市内各所はランナーの方々と応援の
方々で賑わっていました。が、私の方は、マラソンを横目に招待券をいただい
ていた「クレオパトラとエジプトの王妃展」と「春信一番!写楽二番!」をめぐっ
てきました。
淀屋橋で懸命に走るランナーの方々を、ちょっとだけ応援して、そそくさと西に
歩き、美術館めぐりの前に腹ごしらえをしようと、国立国際美術館近くにある
「オステリア レーブ」さんで、Aランチ(黄トマトとバジルスパゲティ)をいただき
ました。
たっぷりの前菜もスパゲティもめちゃ美味しい!
お腹もふくれたところで、先ずは、国立国際美術館で開催中の「クレオパトラと
エジプトの王妃展」。
博物系の展覧会も好きなので、エジプト関係の展覧会も何回か見ているんで
すが、今回は、女性に焦点を絞った展示で、優美なレリーフや装飾品などが
並んで、なんとなく会場に繊細で華やいだ雰囲気が漂っていました。
エジプトの女性で一番有名なのは、なんと言ってもクレオパトラですが、この
時代になると抽象化されたエジプト的な美からローマ的な表現に変わり、女王
が艶かしい姿を現していました。
上の階では常設展示も行われていたんですが、こちらで面白かったのも現代
アートの女性の作家を集めたコーナーで、内藤礼さんの薄桃色の絵画3点、
米田知子さんの壁紙や野口里佳さんの鳥の写真、福田美蘭さん、須藤由希子
さん、日高理恵子さんの絵画が並んでいて見応えありました。
特に内藤礼さんの絵は椅子に座ってしばらく眺めさせてもらったんですが、薄
桃色の中に色々な色が見え隠れして、絵を見ているのか自分の意識を見てい
るのかが曖昧になる時間を楽しませてもらいました。
それとニキ・ド・サンファール氏の極彩色のオブジェも目を引きました。
そして、天王寺に移動して、あべのハルカス美術館の「錦絵誕生250年 春信
一番!写楽二番!フィラデルフィア美術館浮世絵名品展」を拝見。
黒単色刷りや部分的に赤を用いた丹絵などの初期の浮世絵が、鈴木春信の
頃から多色刷りの華やかな錦絵に変わり、鳥居清長、喜多川歌麿、歌川国貞、
歌川豊国、葛飾北斎、歌川広重、渓斎英泉、歌川国芳などの才能が花開いた
浮世絵の潮流を楽しむことができました。
特に、東洲斎写楽の展示は、花菖蒲文禄曽我や恋女房染分手綱など歌舞伎
の演目ごとに分け、それぞれの演目が詳しく解説してあって、ただ浮世絵と言
うより役者絵と言う視点で見ることができて新鮮でした。
新鮮と言えば、会場中央に大きく千社札のコーナーが設けてあり、ユーモアに
とんだ世界を楽しませてもらいました。
また、会場前では、アダチ伝統木版画技術保存財団の職人さんの浮世絵版画
(北斎の神奈川沖浪裏)摺り実演も行われていて、解説を聞きながら摺り上が
るのを眺めさせてもらいました。
方々で賑わっていました。が、私の方は、マラソンを横目に招待券をいただい
ていた「クレオパトラとエジプトの王妃展」と「春信一番!写楽二番!」をめぐっ
てきました。
淀屋橋で懸命に走るランナーの方々を、ちょっとだけ応援して、そそくさと西に
歩き、美術館めぐりの前に腹ごしらえをしようと、国立国際美術館近くにある
「オステリア レーブ」さんで、Aランチ(黄トマトとバジルスパゲティ)をいただき
ました。
たっぷりの前菜もスパゲティもめちゃ美味しい!
お腹もふくれたところで、先ずは、国立国際美術館で開催中の「クレオパトラと
エジプトの王妃展」。
博物系の展覧会も好きなので、エジプト関係の展覧会も何回か見ているんで
すが、今回は、女性に焦点を絞った展示で、優美なレリーフや装飾品などが
並んで、なんとなく会場に繊細で華やいだ雰囲気が漂っていました。
エジプトの女性で一番有名なのは、なんと言ってもクレオパトラですが、この
時代になると抽象化されたエジプト的な美からローマ的な表現に変わり、女王
が艶かしい姿を現していました。
上の階では常設展示も行われていたんですが、こちらで面白かったのも現代
アートの女性の作家を集めたコーナーで、内藤礼さんの薄桃色の絵画3点、
米田知子さんの壁紙や野口里佳さんの鳥の写真、福田美蘭さん、須藤由希子
さん、日高理恵子さんの絵画が並んでいて見応えありました。
特に内藤礼さんの絵は椅子に座ってしばらく眺めさせてもらったんですが、薄
桃色の中に色々な色が見え隠れして、絵を見ているのか自分の意識を見てい
るのかが曖昧になる時間を楽しませてもらいました。
それとニキ・ド・サンファール氏の極彩色のオブジェも目を引きました。
そして、天王寺に移動して、あべのハルカス美術館の「錦絵誕生250年 春信
一番!写楽二番!フィラデルフィア美術館浮世絵名品展」を拝見。
黒単色刷りや部分的に赤を用いた丹絵などの初期の浮世絵が、鈴木春信の
頃から多色刷りの華やかな錦絵に変わり、鳥居清長、喜多川歌麿、歌川国貞、
歌川豊国、葛飾北斎、歌川広重、渓斎英泉、歌川国芳などの才能が花開いた
浮世絵の潮流を楽しむことができました。
特に、東洲斎写楽の展示は、花菖蒲文禄曽我や恋女房染分手綱など歌舞伎
の演目ごとに分け、それぞれの演目が詳しく解説してあって、ただ浮世絵と言
うより役者絵と言う視点で見ることができて新鮮でした。
新鮮と言えば、会場中央に大きく千社札のコーナーが設けてあり、ユーモアに
とんだ世界を楽しませてもらいました。
また、会場前では、アダチ伝統木版画技術保存財団の職人さんの浮世絵版画
(北斎の神奈川沖浪裏)摺り実演も行われていて、解説を聞きながら摺り上が
るのを眺めさせてもらいました。
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