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臉譜と隈取 [美術館]

春のようにぽかぽか陽気だった1月最後の土曜日。今日は、池田の逸翁
美術館で開催中の「化粧(KEWAI)舞台の顔」を観に行ってきました。
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京劇の臉譜(れんぷ)と歌舞伎の隈取を対比しながら伝統的な舞台メイク
の世界を楽しめる展示がしてあり、先ずは、六世尾上菊五郎さん、二代目
猿之助さんなどの歌舞伎役者の方々や天津乙女さん、春日野八千代さん、
神代錦さんなどの宝塚歌劇の方々の隈取を写した押隈が並んでいました。
歌舞伎役者の方の押隈はなんとなく馴染みがありましたが、宝塚の方の
押隈があるって事にちょっとビックリ!

そして、会場の一方には、歌舞伎の隈取。もう一方には京劇の臉譜の資料
が並んでいました。
隈取の方は、隈取を塗っている途中の役者さんの写真の下に、その出来上
がりと言うか、その演目の浮世絵が飾ってあり、二代目中村又蔵さんの二
本隈松王丸の下には豊国の菅原伝授手習鑑、七世坂東蓑助さんの朝顔隈
と芳幾の助六所縁江戸桜、十七世市村羽左衛門さんの景清隈と国貞の景
清、十世岩井半四郎さんの猿隈朝比奈と豊国の桜山艶忍夜、七代目尾上
菊五郎さんの知盛と重春の義経千本桜などなど、隈取の対比としては、十
七世市村羽左衛門さんと三世実川延若さんの妹背山婦女庭訓入鹿の公家
荒隈の東西の違いなんてのもありました。
京劇の方は、隈取のような感情のデフォルメ的なメイクではなく、キャラクタ
ーとしてのメイクって感じで、臉譜の顔の絵がずらりと並んでいると、なんだ
か覆面レスラーのマスクが並んでいるようでした。お馴染みの孫悟空、八戒、
沙悟浄(沙生)の顔ももちろん並んでいます。

写真と絵を見比べたりしながら、ゆっくり化粧の世界を楽しみました。思った
以上に面白かったです。

そして、昼ごはんは、池田市役所近くにあるイタリアン「Lucci」さんで、キノコ
とアンチョビのトマトソースパスタのランチをいただきました。
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アンチョビのほど良い塩気がトマトソースとあいまってめちゃ美味でした。

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