いつもと違ういつも

そう言えば、12月23日の天皇誕生日も最後か！なんて思いな
がら少し生温かかった今日は、夕方からいつもお世話になっ
ている梅田のジャズバーで忘年会＆クリスマスパーティがあ
ったので、その前に中之島界隈で気になっていた展覧会をめ
ぐってみました。

先ずは、東洋陶磁美術館で開催されているエリック・ゼッタ
クイスト氏の企画展「オブジェクト・ポートレイト Object
Portraits by Eric Zetterquist」を拝見。
  
エリック・ゼッタクイスト氏は、杉本博司氏のもとで10年間
働き ながら現代美術の表現を学んだ方で、オブジェクト・ポ
ートレイトの シリーズは、対象物の細部（今回は陶磁器）を
抽象化することで、 物としての意味が薄れ、その美しさや特
徴を際立たせると言う作品だそうです。
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
今回、34点の作品と元になった陶磁器が一緒に展示してあり、
何回も見ている陶磁器たちを、別の視点で楽しむことができ、
非常に面白かったです。

次は、中之島香雪美術館。今年の春から始まった中之島香雪
美術館開館記念展「珠玉の村山コレクション 愛し、守り、伝
えた」も第5弾の最終章で、今回は「物語とうたにあそぶ」と
銘打って絵巻などを紹介してあります。
 
バタバタしていて気付いた時には第4弾の“ほとけの世界にた
ゆたう”は終わっていて見逃してしまいました。が、第5弾は
大好きな絵巻ってことで、早めに訪問した次第です。
表情豊かな人々が緻密に描き込まれた岩佐又兵衛の堀江物語
絵巻を始め、浦島物語絵巻（今知られているのとはちょっと
ストーリーが違う）、源氏物語、伊勢物語図色紙などなど、
やっぱり絵巻は良いですね。
ちょうど学芸員さんのギャラリートークが行われていたので
見どころも聞くことができて、楽しい時間を過ごすことがで
きました。

そして、江戸堀にあるギャラリーYoshimi Artsさんでやって
いる「Insight 21」も覗いてみました。
 
ピンク色の淡い反射でフォルムが浮き立つ西山美なコさんの
オブジェをはじめ、上出惠悟さんのタイヤの付いた九谷焼の
急須と絵画、レイチェル・アダムスさん、ローター・ゲッツ
さん、興梠優護さん、笹川治子さん、山本志帆さんなどの作
品が飾ってあり、どの作品も個性的で素敵でした。

夜は、梅田でいつもお世話になっている方々と忘年会＆クリ
スマスパーティ。
自家製ローストビーフをはじめ、焼豚や551蓬莱のシュウマ
イなどなど差し入れの料理とお酒が満載！めちゃ美味しい！
  
  
  
 
そして、皆さん芸達者な方々なので、恒例の演奏がはじまり
ヘルマンハープ、クラシックギター、弾き語り、トランペッ
トを楽しませてもらいました。
  
  
クリスマスってことでMIA'S BREADさんのシュトーレン！
（楊枝が刺さっているのでっぽく見えませんが・・笑） 
 
今年も色々お世話になり本当にありがとうございました。
感謝、感謝です。