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夏に冬のパリのオペラで避暑 [観劇(他)]

今日は、佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2022プッ
チーニの歌劇「ラ・ボエーム」を観に兵庫県立芸術文化
センター KOBELCO 大ホールに行ってきました。
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毎年、オペラ鑑賞仲間の方々と観劇後の食事会も込みで、
夏の恒例行事になっていた佐渡さんのオペラ。コロナ以
降は、1人での観劇で終わったらそのまま直帰になって
しまいました。が、夏のはじめの風物詩って感じで続け
てます。
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今回の作品は、世紀末のパリの下町を舞台にした芸術家
の若者たちのラブロマンス物って感じで、ボエームと言
うのはボヘミアンのフランス語だそうです。
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物語は、詩人のロドルフォ(笛田博昭さん)は、画家の
マルチェッロ(髙田智宏さん)、音楽家のショナール(町
英和さん)、哲学者のコッリーネ(平野和さん)とパリの
下町の安下宿(今回はセーヌ川の舟上生活ペニッシュの設
定)で貧乏な共同生活をしている。

クリスマス・イブの夜、薪を買う金も無くロドルフォの
原稿をストーブにくべて暖を取るロドルフォとマルチェ
ッロ。そんな中、ショナールが金になる仕事にありつい
たと言って、薪と食料を抱えてコッリーネと共に舟に帰
ってくる。そこに大家のべノア(片桐直樹さん)が家賃
の取り立てに来たりもするが、上手くごまかして追い返
し、カルチエ・ラタンのカフェに繰り出そうとするが、
ロドルフォは原稿を仕上げたいからと舟に残る。
そこにこの物語のヒロイン、ミミ(砂川涼子さん)が蝋
燭の火をもらいに訪ねてくる。ここで歌われるのが“私の
名はミミ”。
美しいミミに一目惚れしたロドルフォは、ミミが部屋で
落とした鍵を探すふりをしながら誘い、親しくなった2
人は仲間たちを追ってカルチエ・ラタンのカフェへ。

クリスマス・イブで賑わうカルチエ・ラタンの通りで買
い物をするミミたち。カフェ・モミュスに入ると、マル
チェッロの元カノのムゼッタ(ソフィア・ムケドリシュ
ヴィリさん)が、恋人と現れ、ムゼッタの歌に魅せられ
たマルチェッロはよりを戻すことに。

次の場面は、パリの税関のあるアンフェール関門近くに
あるマルチェッロとムゼッタが働く居酒屋。居酒屋に転
がり込んだロドルフォを追ってミミが現れ、マルチェッ
ロに最近ロドルフォが冷たいと訴えるが、ロドルフォは
体調の悪いミミとこのまま一緒にいても治療の金も工面
できないので、別れて金持ちと一緒になった方が良いと
気持ちを吐露する。その横ではマルチェッロとムゼッタ
が喧嘩別れの四重唱が繰り広げられる。

最後の幕は、また舟に戻ったロドルフォとマルチェッロ。
そこに瀕死のミミを抱えてムゼッタが現れ、死ぬならロ
ドルフォのもとで死にたいと願うミミをベットに寝かせ、
それぞれが持ち物を売って、なんとか薬を買い求めるが
・・・。と言う悲し結末でした。
砂川さんのミミが、可憐で可愛くってめちゃ素敵でした。

演出と美術が、映画“ヒューゴの不思議な発明”などの美
術で著名なダンテ・フェレッティ氏ってことで、どんな
雰囲気なのかなと思ってたんですが、若者たちの下宿が
セーヌ川の舟上生活ペニッシュの設定で、大きな舟が舞
台に設てあって、映画のセットを思わせる素敵な舞台で
した。
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カーテンコールでは、佐渡さんの横にダンテ・フェレッ
ティ氏も立って手を振ってらっしゃいました。

観劇前の腹ごしらえは、神戸BBステーキさんでアメリカ
ンビーフのステーキを頬張りました。
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しっかりした噛み応えの肉肉しい肉で美味しかったです。

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