暑い中之島でアート [美術館]
今日も暑かったですね～！京都は39℃近かった
とか！こんな暑い時は、作品保護のために室温
低め設定の涼しい美術館でゆっくりアートを見
るのが快適で良いですね。
先日、肥後橋にあるギャラリーYoshimi Artsさ
んにお邪魔した折に、国立国際美術館で西山美
なコさんの展示をしていると聞いたので、コレ
クション展示の「コレクション1 80/90/00/
10」と合わせて、特別展の「ホーム・スイート
・ホーム」も見てきました。
振り返ると言うには、まだまだ渦中なのかもし
れませんが、コロナ禍で突然現れた観のある言
葉“ステイホーム”のとどまれと言われたホーム
(家・家族・祖国・故郷などなど)を再考すると
言う展示でした。
鎌田友介さんの古民家を解体したような柱と梁
だけを配置したインスタレーション空間に、日
本家屋にまつわる近現代の歴史が映像作品とし
て流れていて、建築視点から時代や国の覇権な
どが表現された心に刺さる作品でした。
潘逸舟さん、映像やドローイングなど様々な作
品が展示して有りましたが、大きな部屋にいく
つもの鳥かごに見立てた段ボールが置かれたイ
ンスタレーションは、流れる鳥の声と相まって、
不思議な雰囲気を醸し出してました。
マリア・ファーラさんは、ルーツがフィリピン
と言う事でフィリピンの女性をテーマにした絵
画作品が展示してあり、具象の作品も良かった
んですが、抽象表現の絵が魅力的でした。
竹村京さんは、刺繍の作品を手がけてらして、
ホワイトキューブを家族の家と見立て、壁の
ドローイングや実際のテーブルなどで団らん
の部屋を再構築してらっしゃいました。
つかみどころの無いおぼろげな感じが素晴ら
しかったです。
アンドロ・ウェクアさんは、絵画、オブジェ、
インスタレーションと様々な表現方法で作品
を創っているそうで、今回のテーマのホーム
に因んだ小さな模型の家がポツンと置かれ、
なんだか物寂しい雰囲気を漂わせてました。
石原海さんは、コロナでイギリスから一時帰国
した時に泊まっていた友人の父が牧師さんだっ
たことから教会に通い、ファミリーのようにそ
こに集う様々な経歴の人達と創り上げた聖書劇
の映像作品。
スクリーンの置かれた薄暗い部屋をめぐる赤い
サーチライトが印象的でした。
ソンファン・キムさんとリディア・ウラメンさ
んの作品展示は無く、今月、レクチャープログ
ラムがあるみたいです。
映像作品が多めで、見るのに少し時間はかかり
ましたが、かなり面白かったです。
ちょっと前から会社でもコロナにかかる人が増
えてますし、コロナ自体は変わらず存在してい
るのに、お役所の分類が変わっただけで、これ
だけ自由に活動してるって。。。ステイホーム
の期間は、いったいなんだったんでしょうね。
そして、お目当てのコレクション展「コレクシ
ョン１ 80/90/00/10」。
（コレクション展は、許可を得ると写真も撮れ
ると言うか撮ったんですが、一緒に渡された注
意書きに著作権があるので、ご注意くださいと
書いてあって、注意のしようも判らないので、
写真掲載は控えておきます）
入口の左手には、迫力のある巨大な泥の1/2頭部、
マーク・マンダースさんの“乾いた土の頭部”。
入口正面の部屋には、村上隆さんの“727 FATM
AN LITTLE BOY”が見え、中に入るとロイ・リ
キテンスタイン、アンディ・ウォーホール、マ
イク・マリー、柳幸典氏の作品が展示してあり
ました。
奥の部屋の入口には、久しぶりに見や様な気が
する奈良美智さんの“長い長い長い夜”。
ヤノベケンジさんのアトムカー、村上隆さん
の“ポリリズム”など初期の作品、國府理さんの
三輪車“Tug Tricycle”、中原浩大さんのアトム
やレゴの作品が並んでました。
その奥には、西山美なコさんの、誰でもお姫
様と王子様になれる顔はめパネルの“ようこそ
あなたのシンデレラ・キッチュS”と少女漫画
風の巨大な目の肖像画“Lookingat you”が、
ずらりと並んでました。kawaii超えたピンク
の空間に圧倒されました。
同じ部屋には、町田久美さん、会田誠さん、
森千裕さん、Mr.さん、はまぐちさくらこさん
の作品。
次の部屋には、森村泰昌さん、シンディ・シ
ャーマンさん、アストリッド・クラインさん、
やなぎみわさん、ローリー・シモンズさんの
写真。福田美蘭さんのモノクロ古典絵画。
アラヤー・ラートチャムルーンスックさんの
印象派を見たことの無い国の人に絵を見せて
感想を語らせた映像作品。
シェリー・レヴィーンさんの楕円彫刻、ロバ
ート・ゴーバーさんとエルヴィン・ヴルムさ
んのオブジェ。トーマス・シュトゥルートさ
んの渋谷の交差点、小沢剛さんの箱、束芋さ
んの四畳半アニメ、須田悦弘さんの木彫が展
示してありました。
西山美なコさんの作品も良かったですし、そ
れ以外にも国立国際が持っている私が好きな
作品がピックアップされていて、大満足のコ
レクション展示でした。
国立国際からの帰り、中之島フェスティバル
タワー・ウエスト1Fにあるキヤノンギャラリ
ー大阪で、今日までやっていた佐々木香輔さ
んの写真展「快慶 ひかりを刻む」を覗いてみ
ました。
佐々木さんは、奈良国立博物館で専属写真技師
として勤務していたと言う経歴の方で、文化庁
の仕事もしたりと言う、正に文化財撮影のスペ
シャリストが撮った“快慶”の仏像の写真展でした。
快慶は、鎌倉時代をと言うか日本を代表する仏師
で、端正で優雅で美しい、リアルな造形の仏像を
作ったことで有名で、その仏像をそのまま正確無
比に写し取った様な佐々木さんの写真、滅茶苦茶
美しかったです。
とか！こんな暑い時は、作品保護のために室温
低め設定の涼しい美術館でゆっくりアートを見
るのが快適で良いですね。
先日、肥後橋にあるギャラリーYoshimi Artsさ
んにお邪魔した折に、国立国際美術館で西山美
なコさんの展示をしていると聞いたので、コレ
クション展示の「コレクション1 80/90/00/
10」と合わせて、特別展の「ホーム・スイート
・ホーム」も見てきました。
振り返ると言うには、まだまだ渦中なのかもし
れませんが、コロナ禍で突然現れた観のある言
葉“ステイホーム”のとどまれと言われたホーム
(家・家族・祖国・故郷などなど)を再考すると
言う展示でした。
鎌田友介さんの古民家を解体したような柱と梁
だけを配置したインスタレーション空間に、日
本家屋にまつわる近現代の歴史が映像作品とし
て流れていて、建築視点から時代や国の覇権な
どが表現された心に刺さる作品でした。
潘逸舟さん、映像やドローイングなど様々な作
品が展示して有りましたが、大きな部屋にいく
つもの鳥かごに見立てた段ボールが置かれたイ
ンスタレーションは、流れる鳥の声と相まって、
不思議な雰囲気を醸し出してました。
マリア・ファーラさんは、ルーツがフィリピン
と言う事でフィリピンの女性をテーマにした絵
画作品が展示してあり、具象の作品も良かった
んですが、抽象表現の絵が魅力的でした。
竹村京さんは、刺繍の作品を手がけてらして、
ホワイトキューブを家族の家と見立て、壁の
ドローイングや実際のテーブルなどで団らん
の部屋を再構築してらっしゃいました。
つかみどころの無いおぼろげな感じが素晴ら
しかったです。
アンドロ・ウェクアさんは、絵画、オブジェ、
インスタレーションと様々な表現方法で作品
を創っているそうで、今回のテーマのホーム
に因んだ小さな模型の家がポツンと置かれ、
なんだか物寂しい雰囲気を漂わせてました。
石原海さんは、コロナでイギリスから一時帰国
した時に泊まっていた友人の父が牧師さんだっ
たことから教会に通い、ファミリーのようにそ
こに集う様々な経歴の人達と創り上げた聖書劇
の映像作品。
スクリーンの置かれた薄暗い部屋をめぐる赤い
サーチライトが印象的でした。
ソンファン・キムさんとリディア・ウラメンさ
んの作品展示は無く、今月、レクチャープログ
ラムがあるみたいです。
映像作品が多めで、見るのに少し時間はかかり
ましたが、かなり面白かったです。
ちょっと前から会社でもコロナにかかる人が増
えてますし、コロナ自体は変わらず存在してい
るのに、お役所の分類が変わっただけで、これ
だけ自由に活動してるって。。。ステイホーム
の期間は、いったいなんだったんでしょうね。
そして、お目当てのコレクション展「コレクシ
ョン１ 80/90/00/10」。
（コレクション展は、許可を得ると写真も撮れ
ると言うか撮ったんですが、一緒に渡された注
意書きに著作権があるので、ご注意くださいと
書いてあって、注意のしようも判らないので、
写真掲載は控えておきます）
入口の左手には、迫力のある巨大な泥の1/2頭部、
マーク・マンダースさんの“乾いた土の頭部”。
入口正面の部屋には、村上隆さんの“727 FATM
AN LITTLE BOY”が見え、中に入るとロイ・リ
キテンスタイン、アンディ・ウォーホール、マ
イク・マリー、柳幸典氏の作品が展示してあり
ました。
奥の部屋の入口には、久しぶりに見や様な気が
する奈良美智さんの“長い長い長い夜”。
ヤノベケンジさんのアトムカー、村上隆さん
の“ポリリズム”など初期の作品、國府理さんの
三輪車“Tug Tricycle”、中原浩大さんのアトム
やレゴの作品が並んでました。
その奥には、西山美なコさんの、誰でもお姫
様と王子様になれる顔はめパネルの“ようこそ
あなたのシンデレラ・キッチュS”と少女漫画
風の巨大な目の肖像画“Lookingat you”が、
ずらりと並んでました。kawaii超えたピンク
の空間に圧倒されました。
同じ部屋には、町田久美さん、会田誠さん、
森千裕さん、Mr.さん、はまぐちさくらこさん
の作品。
次の部屋には、森村泰昌さん、シンディ・シ
ャーマンさん、アストリッド・クラインさん、
やなぎみわさん、ローリー・シモンズさんの
写真。福田美蘭さんのモノクロ古典絵画。
アラヤー・ラートチャムルーンスックさんの
印象派を見たことの無い国の人に絵を見せて
感想を語らせた映像作品。
シェリー・レヴィーンさんの楕円彫刻、ロバ
ート・ゴーバーさんとエルヴィン・ヴルムさ
んのオブジェ。トーマス・シュトゥルートさ
んの渋谷の交差点、小沢剛さんの箱、束芋さ
んの四畳半アニメ、須田悦弘さんの木彫が展
示してありました。
西山美なコさんの作品も良かったですし、そ
れ以外にも国立国際が持っている私が好きな
作品がピックアップされていて、大満足のコ
レクション展示でした。
国立国際からの帰り、中之島フェスティバル
タワー・ウエスト1Fにあるキヤノンギャラリ
ー大阪で、今日までやっていた佐々木香輔さ
んの写真展「快慶 ひかりを刻む」を覗いてみ
ました。
佐々木さんは、奈良国立博物館で専属写真技師
として勤務していたと言う経歴の方で、文化庁
の仕事もしたりと言う、正に文化財撮影のスペ
シャリストが撮った“快慶”の仏像の写真展でした。
快慶は、鎌倉時代をと言うか日本を代表する仏師
で、端正で優雅で美しい、リアルな造形の仏像を
作ったことで有名で、その仏像をそのまま正確無
比に写し取った様な佐々木さんの写真、滅茶苦茶
美しかったです。
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