SSブログ

暑い夜に落語でひんやり [落語]

いやぁ~暑かったですね~!今日も。。。夜になっても
気温が下がらず30℃を超えてて、クーラーを酷使しなが
ら、今宵はいつもより1時間遅くはじまった「古今亭菊
之丞でじたる独演会」の第17弾を拝聴しました。
古今亭菊之丞でじたる独演会0815.jpg 
先ずは、7月11日に三鷹市光のホールで行われた古今亭
菊之丞さんの独演会”から一席。
まくらでは文珍師匠と楽屋で料理談議に花を咲かせた話
など。落語の方は、お盆だからってことかどうかは判り
ませんが「死神」。
稲荷町の師匠(先代の林家正蔵師匠)のような死神から
教わった呪文は、アジャラカモクレン、コロナ退散!テ
ケレッツのパー!(曰く、呪文は、間にタイムリーなネ
タを盛り込むのが通例みたいです)
寿命の蝋燭に噺家の棚があるのは笑いました!最後は、
あらぁ!菊之丞さんはそんなオチなんだ!って感じでし
た。(曰く、死神のオチは結構自由で、色んな形が有る
みたいです)
熱帯夜に、少しだけ背筋がひんやりする噺を楽しませて
もらいました。

そして、第4回目の“でじたる大喜利”。お題の方は、“優
し過ぎる回転寿司屋さん。レーンに流れてきた手書きの
メッセージとは?”
ここから4週目。いつもより余計に回しております!。
ただいま時速2kmです。今日の裏メニュー、アマビエ。
ネタとシャリがソーシャルディスタンスで別皿。まめ菊
さんのお気に入りの、都合によりシャリが炒飯となって
おります。歌舞伎役者の方々が大活躍で流行っている半
沢から、施されたら施し返す、恩返しだ。この皿は痛風
の方はご遠慮ください。レバーを押すとイソジンが出ま
す。つけ(尾行)られてますよ。レーン上流にギャル曽
根が座りました。などなど、25作品が紹介され、大賞は
「魚は養殖ですが、当店のバイトは天然ばかりです」で
した。

今宵も楽しいひと時を過ごさせてもらいました。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

先週と同じパターンで配信落語 [落語]

お盆休みに入ったんですが、コロナの感染が広がってい
るのと、35℃近い気温ってこともあって、どこかに行こ
うという気にもならず、相変わらずの配信落語三昧の日
々です。

今日は、柳家花緑さんが10人のお弟子さんと日替わりで
親子会を配信している「柳家花緑と十人の弟子たち」の
第八回。今回、登場したお弟子さんは柳家緑君さんでし
た。(ブログには書いてませんが、とりあえず毎日チェ
ックはしています)
柳家花緑と十人の弟子たち 第八回・柳家緑君.jpg 
先ずは、花緑さんのご挨拶兼緑君さんの入門秘話。緑君
さんは16歳で高校を辞めて弟子入りしたそうですが、高
校を辞める時に各教室をめぐって落語を披露して学校を
去ったそうです。
そして、緑君さんの“初音の鼓”。この噺は花緑さんはや
らない噺だそうで、柳家一九さんから教わったと言うこ
とでした。鼓に合わせて狐の鳴き声を連呼するあたりが、
リズミカルな落語で面白いですね。
つづいて花緑さんの“長短”。こちらは5代目小さん師匠
が得意としていた噺だそうです。が、花緑さんの長さん
の仕草がなんともかわいらしくってイイ感じです。こち
らも独特のリズム感が有って面白い落語ですね。
最後にお二人でのアフタートーク。コロナでやらざるを
得なくなった配信落語に慣れてきたら、今度は逆に今ま
で当たり前だったお客さんの前である生の落語が緊張す
るようになったなどの話。
柳家花緑と十人の弟子たち080802.jpg 
最後はいつものように弟子である緑君さんが目指す落語
家像の話で〆でした。

夜は、こちらもお馴染みの「古今亭菊之丞でじたる独演
会」で、先週前編を拝見した、7月30日に池袋演芸場で
行われた「菊之丞・柳朝二人会」の後編でした。
古今亭菊之丞でじたる独演会0808.jpg 
会の後半戦、先ずは菊之丞さんが舞台に上がって、昼の
花緑さんの配信の続きみたいな感じで、なぜかまくらで
5代目柳家小さん師匠および一門の大食い話。古今亭一
門は金が無いから蕎麦屋で板わさを食べてたと言う比較
で笑わせてもらいました。
落語の方は、夏の噺で“悋気の火の玉”。女形のお得意な
菊之丞さんの本妻さんとお妾さんのやきもちの焼き方が
絶品です。怪談話の分類かもしれませんが、旦那が火の
玉で煙草を喫むってのが、なんともほっこりしていてイ
イですね。
お妾さんを住まわせたのが根岸で、根岸には林家正蔵さ
んと三平さんが住んでいるなんてネタも交えて、色々な
一門が登場する噺でした!笑
最後は、柳朝さんで“蜘蛛駕籠”だったんですが、こちら
も5代目小さん師匠の話で、柳朝さんが前座の頃の池袋
演芸場での思い出として、お茶の出し方で小さん師匠や
小里ん師匠をしくじったまくらを披露。落語の方も、小
さん師匠がらみで、小さん師匠から5代目春風亭柳朝師
匠が教わってあまりやらなかったけど、受け継がれてい
る“蜘蛛駕籠”でした。蜘蛛のように8本足で走る駕籠が
目に浮かぶようで笑わせてもらいました。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

今週も配信落語 [落語]

コロナの感染者数がどんどん増えて、あまり出かけようと
いう気になれない週末ってことで、今日も昼過ぎから配信
の落語を楽しみました。

先ずは、本日から10日間、柳家花緑さんが10人のお弟子
さんと日替わりで親子会を配信すると言う「柳家花緑と十
人の弟子たち」。
柳家花緑と十人の弟子たち0801.jpg 
1日目は、10番弟子の緑助さんでした。
柳家花緑と十人の弟子たち080103.jpg 
先ずは、花緑さんが高座に上がって、この会の経緯や十番
弟子の緑助さんの入門秘話などを披露し、師匠自らお弟子
さんのために高座返しをして、緑助さんが登場し“宮戸川”
を披露。幼馴染の若旦那とお嬢さんが、偶然同じ日に門限
を破って、家を締め出され、若旦那の伯父さんの家に転が
り込んで・・・と言うちょっと色っぽい噺です。が、緑助
さんは、おどおどしている若旦那に焦点を当てた感じでし
た。この噺は、なんでも飲み込んじゃう早合点の伯父さん
の方にスポットを当てる構成も好きなんですけどね。

そして、次は花緑さんが登場して“火焔太鼓”。お殿様が出
てくるようなこれぞ古典って噺ですが、花緑さん独特の古
典と現代が混ざったような会話で展開する内容になってい
て、不思議(ヘンな感想ですが・・)と面白かったです。

夜は、お馴染みの「古今亭菊之丞でじたる独演会」で、今
回は、7月30日に池袋演芸場で行われた「菊之丞・柳朝二
人会」の前編と言うことでした。
古今亭菊之丞でじたる独演会0801.jpg 
先ずは、春風亭柳朝さんが舞台に上がって、一朝師匠に入
門した時の話をしばし、いきなりあんちゃん呼ばわりされ
てビックリしたなんてまくらのつづいて本編は“猫の皿”。
掘り出し物を探して地方を巡っている江戸の道具屋さん、
不発で江戸に戻る途中の茶店で見かけた猫のエサ入れの皿
が高麗の梅鉢と言う高価な品。なんとか手に入れようと猫
を売ってほしいと言い出すが・・茶店の主人の方が一枚上
手でと言うの噺。

そして次に、古今亭菊之丞さんが登場し、寄席の楽屋には
掲示板が下げてあって、もし身体の不自由な方がお客さん
にいらしたら、その掲示板に書いてあって、その日はその
方の不自由な部位にまつわる話はしないと言う暗黙のルー
ルがあると言うまくらで、目が不自由になった木彫職人が
観音様のご利益で目が見えるようになると言う“景清”。
京都の清水観音に悪七兵衛景清が奉納した目玉と言うのが
この噺のベースになってるんですが、江戸落語なので上野
の清水観音にお参りすると言う設定で景清とは直接関係無
い話しになってました。上方の奴に馴染んでいるので、若
干違和感は有りましたが、菊之丞さんの芸に引き込まれた
感じで面白かったです。

最後にお二人での仲入りトーク(ソーシャルディスタンス
でかなり離れた)、それぞれ披露した噺を教わった経緯な
どのエピソードを聞かせてくれました。
古今亭菊之丞でじたる独演会080103.jpg 
柳朝さんの猫の皿は、三三さんとの交換稽古で唖の釣りを
教えたお返しで習った噺だそうで、菊之丞さんの景清の方
は、文楽師匠の流れで今の金馬師匠から習ったそうです。
ひとつの噺も背景を聞くと別の意味でも楽しめますね。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

今日は配信で菊之丞さん [落語]

4連休明けの月曜日ですが、今宵も落語の生配信って感じで、
第14弾の「古今亭菊之丞でじたる独演会」を楽しみました。
今日の配信は、菊之丞さんが二ツ目の頃から20年間、毎月
続けていると言う、千葉本八幡の入船寿司さんでの落語会を
完全生配信と言う企画。
古今亭菊之丞でじたる0727.jpg 
4連休でも東京は感染が増えたせいで自粛ムードなのか(小
池知事は不要不急の外出は控えろと言ってましたが・・)、
落語を聞くのは高齢者が多いせいで用心しているのか、昨日
の上野鈴本演芸場は“つ離れ(10人)”ギリギリの入りだっ
たそうです。今、3密を避けるには寄席が一番で、昨日の鈴
本はともかく、池袋演芸場は日ごろからお客さんが密になる
ことはないし、新宿末廣亭は隙間風で換気が十分、なんてま
くらがあって噺は“湯屋番”。
顔馴染みの方々の前で活き活きと語る能天気な若旦那の暴走
する妄想の風情が素晴らしい!会場の笑い声とも相まってこ
ちらも大いに笑わせてもらいました。

落語が終わって、入船寿司さんの全容を紹介した後に、レッ
ツリモート乾杯!
古今亭菊之丞でじたる独演会072702.jpg 
そして、乾杯の後、にぎり5貫に刺身にうざくと酒が付いた
ほろ酔いセットが出てきたところで配信はおしまいって感じ
でした!美味しそう!
古今亭菊之丞でじたる072703.jpg 

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

今日は配信で一之輔さん三昧 [落語]

4連休の最終日もいまいちの天気で、けっきょく巣篭って
たんですが、今日は一日、神保町のらくごカフェで開催
された「一之輔 夏の神保町まつり」の生配信を楽しみま
した。

先ずは、14:00からの昼の部で「夏の神保町まつり 一之
輔一門会」。
夏の神保町まつり 一之輔一門会01.jpg 
開口一番は、春風亭貫いちさんの“鮑のし”で、粗忽者の甚
兵衛さんが大家さんのところに若旦那の婚礼祝いと言って
鮑を持っていって怒られるところまで。

次は、春風亭いっ休さん(出囃子も一休さん!笑)で“代
脈”。大先生の代わりに大家のお嬢さんの診察に出向いた、
あまり出来の良くない弟子が色々やらかす噺。けっこう
聞きやすい語りで面白かったです。

そして一之輔さんの一番弟子、春風亭喜いちさんで“安兵
衛狐”。まくらでコロナ禍で始めたデリバリー落語(デリ
落)の話、皆を誘ったけど誰もやらないのを一之輔師匠
に相談したら、それはお前が嫌われてるからだよ!と言
う強烈な返しをくらったって話からの墓見のくだりへ。
上方の天神山の江戸版って感じの話で、天神山の方は何
回も聞いてますが、安兵衛狐は初めて聞いた気がします。
途中で映像が止まって声だけになったんですが、ちょっ
とハスキーな声質ってこともあって、端々で談志師匠が
思い出されました。

中入りの後は、春風亭与いちさんで“たいこ腹”、配信で
師匠の良いところはと聞かれて、目が二重と答えたって
まくらが長くなっていたら一之輔師匠が舞台に顔を出し
催促して落語に突入。なんだか勢いのある話しっぷりで
面白かったです。

最後は、春風亭一之輔さんの“子別れ”でした。子別れは
長い噺で3段構成になっていて、各段がそれぞれ独立し
た噺でも語られることが多く、中段と下段はつながって
いるけど、奥さんをしくじってさらりと酒を止めたのが
気に入らないなんて所見を中段との間に挟みつつ、後半
戦の子は鎹(かすがい)へ(上段の強飯の女郎買いはほと
んど聞いたことないですね)。亀ちゃんがおませで利口
でイイ感じに仕立ててあって、なんだかほっこりしてて
素敵な噺でした。

間を笑点でつないで、そして、夜の部は「一朝・一之輔
親子会」。
夏の神保町まつり 一朝・一之輔親子会.jpg 
先ずは開口一番、ジャンケンで勝ったと言う春風亭いっ
休さんで“子ほめ”。若干緊張した面持ちできっちりとし
た話を聞かせてくれました。

そして大師匠の春風亭一朝師匠で夏の噺“たがや”。自粛
期間の話をまくらに、いっちょうけんめやりますんで!
と言う決まり文句で本編へ。コロナの影響で今年は止め
ることになったと言う歌舞伎の大向こうの屋号の話や
噺家の師匠連は住んでいる住所で呼ぶなどの話などから
両国橋の花火の玉屋、鍵屋の掛け声の話を経て、花火で
ごった返しの両国橋に馬で乗り込んできた侍と家路を急
ぐたがやさんとの喧嘩。最後は頭が飛んで「たがや~~
~!」ってオチです。が、微妙な内容です。あっさり気
味で切れの良い一朝さんの話は素晴らしかったです。

次は、春風亭一之輔さんで“寝床”。旦那が喉をならして
いる姿がライオンが吠えてるようで笑えます。義太夫の
会にこれない言い訳が色々並ぶんですが、奥さんやお婆
さん、猫のミケまで嫌がるのが、なんとも楽しい!旦那
が顔をくしゃくしゃにして泣きながら怒っている姿も、
頭をかかえて駄々をこねてる旦那さんと上から目線の番
頭さんとの駆け引きもオリジナリティがあるし、猫のミ
ケまでしゃべり出して大笑いさせてもらいました。先々
代の番頭さんの惨劇や三密を注意する自粛警察も登場し、
ただただ面白かったです。

中入り後も再び一之輔さんが登場し夏の噺で“麻のれん”。
まくらも無く因果と丈夫って感じにさらりと本編。ちょ
っと頑固者の按摩の杢市さん、お得意先の屋敷で帰りが
遅くなったので泊まっていけと旦那に言われたが、暗く
なってもそもそも目が見えないので大丈夫だと言って断
ろうとしたのを、旦那になかば強引に引き止められ、酒
をご馳走になり奥の部屋に泊まることになる。女中さん
が部屋に蚊帳を吊ってくれ、手を引いて部屋に連れて行
くと言うのを断って、一人で部屋に入ったが蚊帳の前に
麻のれんが吊ってあるのを蚊帳と勘違いして、のれんを
くぐっただけで蚊帳に入らず、一晩中、蚊に悩まされて
一睡もできない。翌朝旦那に恨み言を言うが麻のれんの
話を聞いて勘違いと判り、恥ずかしさで真っ赤になって
家に帰るが、数日後またまた旦那の家に泊まることにな
り、またまた一人で部屋に行って、今度はのれんの奥の
蚊帳に入った気でいたが、女中さんが気を利かせて麻の
れんを外していたと言う噺。こんな噺があたんですね。
初めて聞いました。

トリは一朝師匠で“唐茄子屋政談”の序。こちらもまくら
は無くそそくさと落語の方へ。大家の若旦那が吉原の花
魁に狂って勘当になり、お天道様と米の飯はついてまわ
ると啖呵を切って家を出たが、花魁にもそっぽを向かれ
友達の家を渡り歩くのも限界がきて、飲まず食わずでフ
ラフラになて吾妻橋から身を投げようとしているところ
を伯父さんに助けられ、伯父さんの商いの手伝いをする
と言う約束で、天秤棒で唐茄子を売り歩くことになった
が、荷が重くて転んでしまい、ちょうどそこに通りかか
った世話好きの男が代わりに唐茄子を売てくれ、残り
2個になった唐茄子を担いで、吉原での思い出に浸りな
がら、売り声の稽古をすると言うところまで。唐茄子屋
政談ですが、政談と言いながら前篇のこの辺りで終わる
事が多いので、肝心の政談の部分をあまり聞いたことが
無いんですよね。笑えて面白いのは前半なのでそれで良
いんですが・・。一朝師匠の無駄のない粋な語りと、若
旦那の代わりに唐茄子を売る世話好きの男の風情(寅さ
んみたいなイメージ)が相まって素晴らしかったです。

昼から半日、配信の落語三昧で締めくくった巣篭もりの
4連休でした。これはこれで面白かったです。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

梅雨晴れに夏の花 [落語]

まだまだ梅雨空なのに蝉の合唱にたたき起こされた土曜日。
音だけ夏かい!なんて思っていたら、昼前くらいから青空
が顔を覗かせたので、自転車を漕いで鶴見緑地公園まで夏
の花を見に行ってきました。
IMG_4477.JPG 
今年の風車の丘は、ペチュニアの赤と背の低い矮性ひまわ
り(スマイルラッシュ)の黄色が配色され空の青さと相ま
って、華やいだ雰囲気を漂わせていました。
IMG_4488.JPG IMG_4493.JPG 
夏の花と言えば、芙蓉?木槿?や百日紅も少しずつですが、
咲き始めていました。
IMG_4499.JPG IMG_4503.JPG 
来週も雨みたいですし、今年はなかなか梅雨が明けないで
すね。お国の方では旅に出ろと言ってますが、天気悪いし、
コロナは怖いし、なかなか重い腰は上がりそうになく、せ
いぜい府内を自転車でうろうろするくらいです。それはそ
れで楽しいですけどね。(まぁ~!あんまりお金を使わな
いので、お国の望む模範的な生活スタイルではないんでし
ょうが・・・!苦笑)

そして昼ごはんは、道すがらにあった町中華の店で唐揚げ
定食(ミニラーメン付き)をいただきました。
IMG_4471.JPG 
からし醤油につけて頬張るカリッと揚がった唐揚げ、美味
しかったです。

そして夜は、またまたYouTubeの配信の落語「古今亭菊之
丞でじたる独演会」を拝聴。
古今亭菊之丞でじたる独演会0718.jpg 
今日は、前回の続きって感じで“柏落語会”ドキュメントの
後編、仲入り後の一席、菊之丞さんの人情噺“幾代餅”でし
た。なんと言うかハッピーエンドで良い人ばっかり出てく
る話なんですが、長引く鬱陶しい梅雨とコロナ感染拡大の
嫌なニュースばかりの日々に、一服の清涼剤って感じで癒
されました。感謝です。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

今宵は生配信ではないけど [落語]

毎回、楽しみにしている古今亭菊之丞さんのYouTube配信
「古今亭菊之丞でじたる独演会」。今回は、千葉県柏市の
北柏たんぽぽセンターで開催された柏落語会の模様を録画
した「菊でじドキュメント 柏落語会 前編」でした。
古今亭菊之丞でじたる独演会071202.jpg 
柏落語会は平成18年から続く落語会だそうで、毎月開催
していた落語会もコロナの自粛でお休みしていて、今回
がコロナ自粛明け初の落語会だそうです。会場に車で到
着した菊之丞さんとまめ菊さん。そして、楽屋で色紙を
書く菊之丞さんの色紙には“得欣(よろこびをうる)”の文
字。舞台の袖で二番太鼓をたたく師弟。
先ずは、師匠菊之丞さんが太鼓をたたく出囃子に送られな
がら、開口一番まめ菊さんの“一目上がり”。
そして次は、菊之丞さんで“酢豆腐”。刑務所の慰問や圓菊
師匠の下戸話(小三治師匠や市馬師匠も下戸だそうです)
のまくらで、八代目桂文楽師匠の流れを汲んだ酢豆腐。
中盤までは文楽師匠のまんまって感じでしたが、豆腐を腐
らせた与太郎やその腐った豆腐を食べるの若旦那のくだり
が、たっぷりと演出してあって面白かったです。
来週は後編と言うことでそちらも楽しみです。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

寄席文字の面白さ [落語]

今宵もYouTubeの生配信で「古今亭菊之丞でじたる独演会」
で11回目。今回は、寄席文字の橘右樂さんと橘紅樂さんを
迎えて寄席文字特集とNHK大河ドラマ「いだてん」マル秘
トークでした。
古今亭菊之丞でじたる0704.jpg 
先ずは、鈴本演芸場の舞台から本日の撮って出しの“寝床”。
円蔵師匠から受け継いだ“寝床”だそうで、古典を壊す円蔵
師匠から旦那の義太夫の会を断る言い訳も色々教えてもら
ったそうですが、古典としてはなかなか難しく今は使って
ないそうです。
そして生配信に戻って、用意していたがフィリップ見つか
らずに大慌てのスティーブことまめ菊さんを横目に寄席文
字の橘右樂さんと橘紅樂さんが登場。寄席文字はお客さん
をイメージし寄席がいっぱいになるように文字を枠いっぱ
いに書く、そして、お客さんが増え続ける願いを込めて右
上がりの文字になっているそうです。
寄席文字は、簡単な字や平仮名などが難しそうで、最近だ
と三三さんが難しいので、名前を変えてくれないかと顔を
合わせるとお願いしているとのこと!笑
寄席文字の説明の後は、NHK大河ドラマ「いだてん」マル
秘トーク。
橘右樂さんは寄席の歴史などを研究しているそうで、いだ
てんがはじまるちょっと前に古書店で人形町末廣亭の詳細
を記録したアルバム(昭和45年1月17日の記録で、その月
の20日に末廣亭は閉まったそうです)を入手し、提供した
人形町末廣亭の写真資料をもとに寄席のセットが作られた
そうです。セットと言っても書割みたいなものではなく本
寸法でちゃんと寄席が建ててあってビックリしたそうです
(大河は1年使うので本物じゃないと持たないそうです)。
こだわりも凄くて、明治の寄席と昭和の寄席の違いも忠実
に再現。明治の高座には漢文の額と床の間、そして火鉢が
置いてあったそうで、明治時代は立つと芝居になるので寄
席では座って芸をするのが主流で、踊りも中腰の座り踊り
を見せたそうですが、昭和になって漫才などの立ってやる
芸も増えてきたので舞台の火鉢は無くなったそうです。
めくりも凝っていて美蝶さんと言う、その当時実際に活躍
していた手品の師匠のめくりをめくると、たけしさん演じ
る志ん生師匠の名前が出てくるようにしたそうです(美蝶
さんは文字だけ)。また、TVではほとんど映らなかったそ
うですが、楽屋貼り(楽屋の伝言板)も忠実に再現。NHK
大河はディテールへのこだわりもすごい!
そして、寄席文字の実演。まめ菊さんの上からのカメラで、
先ずは“夢”。次からは視聴者さんのリクエスト。紅樂さん
で“福”。そして“陽”。“噺”は、口は長細く跳ねの部分は横
の線と重ねてお客さんを囲い込と言う願いが込められてい
るそうです。跳ねを上からつなげる“ん”。“望”。失敗の修
正から生まれたと言う“飛”。
習字とは違うので書き順や2度書き3度書きもOKで、でき
るだけかすれが無いように書くそうです。
落語を見に行って独特の文字だなと思っていた寄席文字で
すが、詳しく聞けて本当に面白かったです。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

鈴本演芸場生配信の千穐楽 [落語]

今日の鈴本演芸場インターネット生配信寄席の昼の部は、
五月下席昼の部の再現。野暮用で出かけていて生でほと
んど聞くことはできませんでしたが、トリの柳家喬太郎
さんの新作落語“ハワイの雪”を聞かせてもらいました。
上野鈴本演芸場0628昼.jpg 
昼の部は、柳亭市馬さんや古今亭文菊さんも出演されて
いたので、後でアーカイブを楽しもうと思います。

そして鈴本演芸場インターネット生配信寄席の夜の部は、
五月下席夜の部の再現で、主任は金原亭馬治さん。六月
の土日にやっていた鈴本演芸場からの生配信の千穐楽。
上野鈴本演芸場0628夜.jpg 
先ずは金原亭馬太郎さんの“手紙無筆”。奇術のマギー隆
司さん。祝!二つ目昇進彦星改メ林家彦三さんは講釈師
バージョンの“兵庫船”。古今亭志ん輔さん、まくらでた
っぷりとお酒の話をしてその流れで“替わり目”、寄席が
はけたらはん治さんと打ち上げだそうです。紙切りの林
家正楽さん。柳家はん治さんは文枝さんの創作落語“妻
の旅行”。仲入り前は古今亭菊之丞さんで“棒鱈”、田舎
侍の風情がイイ感じ、赤べろべろの醤油漬け、えぼえぼ
坊主のすっぱ漬け、十二ヶ月の唄などなど笑わせてもら
いました。
お仲入りのトークコーナーは二つ目昇進の彦三さんを挟
んで若旦那さんと志ん輔さん。
仲入り後は漫才のホームランさん、広島弁の九官鳥って
面白い。橘家文蔵さんで“夏泥”、ちょいと強面での泥棒
噺、雰囲気あります。音楽パフォーマンスののだゆきさ
ん、ピアニカを首からぶら下げて登場、リコーダー2本
吹きなど不思議なキャラクター。
最後は金原亭馬治さん、座布団に座った途端、舞台の後
ろを文蔵さんが私服でよぎってドキドキしながら“唐茄
子屋政談”、本編の人情噺に入る手前の若旦那が唐茄子
を売り歩くところまで、この続きは七月の鈴本演芸場
の劇場でってことで、三本締めで終演となりました。

六月の間、鈴本演芸場からの生配信で東京の寄席の風情
を楽しませてもらいました。今日で終わるのは残念です。
が、今度は直接寄席に出向いて生で落語を楽しめればと
思います。

寄席からの配信は東京だけではなく、今日は大阪の天満
天神繁昌亭からも「上方演芸特選ライブ」と言う無観客
での配信をやってました。
上方演芸特選ライブ 6月28日(日).jpg
演目は、桂おとめさんの“犬の目”、林家愛染さんの“ふぐ
鍋”、桂佐ん吉さんで“幽霊の辻”、月亭遊方さんの新作落
語“クレーマー・クレーマー”。仲入りの間、上方落語協
会会長の笑福亭仁智さんが登場し繁昌亭の感染対策の説
明。仲入り後、千田やすしさんの腹話術、トリは桂文之
助さんの“片棒”でした。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

今宵も生配信で菊之丞さん [落語]

今宵もYouTubeの生配信で「古今亭菊之丞でじたる独演会
の10回目を視聴。今回は、落語一席と踊り、それと第3回目
になる“でじたる大喜利”でした。
古今亭菊之丞デジタル独演会03.jpg
先ずは、池袋演芸場で本日録画した落語を一席「気の長短」。
15分くらいで終わる噺なので寄席向きと言うことで、菊之丞
さんも寄席での出番の多いネタだそうです。
菊之丞さんの長短は、大阪の気の長い男と江戸っ子の気の短
い男が菓子を食べたり煙草を喫んだりしていると言うもので、
4代目の金馬師匠から習ったそうです。長短は、小さん師匠
が得意としていたネタで、小さん師匠の噺は気の長い方も短
い方も江戸っ子と言う設定ですが、金馬師匠はそのままだと
どうしても小さん師匠と比較されると言うことで、雷門助六
師匠がやっていた関西弁の噺の方を習い、菊之丞さんもそち
らの方が面白そうだと言うことで、わざわざそちらを習った
そうです。金馬師匠からは、性格は正反対だけどこの二人は
仲が良いと言うのがこの噺のポイントだと教わって、そこを
注意して話しているそうです。

そして、長短が短い噺だったってことで、三味線の金山はる
さんと“夕暮れ”と言う踊りを披露。女性の所作に定評の菊之
丞さん、やっぱり踊りをしっかりやっていたんですね。素晴
らしい!

生配信に戻って“でじたる大喜利”。今回のお題は、“券売機で
思わず押してしまったボタン。さて、なんて書いてあった?”
音羽屋ァ!とよせよっ!の札で評価!
電源、ツケ、投げ銭、もう半分、ドクロベーのボタン(イラ
スト付き)、給付金※かなりお待ち頂きます。、都知事のい
す、連絡事務所爆破!、壇蜜と三密、おすぎか、ピーコ、ふ
しぎ、発見!などなど、大賞は“ふしぎ、発見!”でした。
SNSでの評価が拮抗し、なぜか“おすぎ、発見!”に変容して
たのがライブ感あって笑えました!
古今亭菊之丞デジタル独演会04.jpg
今日も楽しいひと時を過ごせました。ありがとうございます。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感