テンペスト

今日は、ジュリー・テイモア監督の映画「テンペスト」を見に行っ
てきました。
 
ご存知、シェークスピア原作のテンペスト。プロスペラを女優
のヘレン・ミレンさんが演じるという独創的な演出で、映画と
言うより映像演劇的な面白い作品でした。

「テンペスト」のストーリーを、いまさら説明でもないでしょうが、
概要を紹介しますと、１２年前、ミラノ大公の座を弟アントーニ
オの陰謀で追われ、孤島で魔術の研究をしながら娘ミランダ
と暮らプロスペラ。島の前をナポリ王親子とアントーニオの乗
った船が通りかかったとき、魔術と妖精エアリアルの力で嵐を
起こし、島に誘い込む。
魔術と妖精を使いナポリ王と弟に復讐をはたしつつ、王の息
子ファーディナンドと娘を結ばせる。その話と並行して、プロス
ペラにこき使われている島に棲む怪物キャリバンが偶然出会
った道化と酒蔵係りの男達に取り入ってプロスペラを殺す計
略をめぐらす。
プロスペラ復讐と若い２人の恋の行方は？キャリバンの策略
は？って話です。

舞台は荒涼とした孤島、カット割り、演劇的な台詞回しなど演
出も面白かったですし、パッと見は中世の服かな？と思うよう
なデザインなのによくよく見ると、模様にジッパーが多用されて
いるなかなか格好良い衣装など、色々楽しめる映画でした。