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残暑の絵本三昧 [美術館]

今日は、伊丹市立美術館で本日まで開催されていた「生誕100年記念
フェリックス・ホフマン展 うつくしい絵本の贈りもの」と、西宮市大谷記念
美術館ではじまった「2011イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」を観
に行ってきました。

先ず訪れたのは、伊丹市立美術館のフェリックス・ホフマン展。
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数々の絵本を世に送り出したホフマン氏が、我が子のために描いた絵
本(手描きの作品も展示してありました)を中心に“ラプンツェル”、“ね
むりひめ”、“おおかみと七ひきのこやぎ”、“七わのからす”や“うできき
四きょうだい”、最晩年日本の子供達のために描いた“クリスマスのも
のがたり”などの絵本の原画の他に、グリム童話の挿絵や児童施設の
壁画と教会のステンドグラスの下絵なども展示してあり見応えありました。

活き活きとしたキャラクターが繊細な線画と鮮やかな色彩で描かれた原
画の下には、物語りも表示してあったので、読みすすめながらゆっくりた
っぷりフェリックス・ホフマン氏の、やさしく愛にあふれた世界を堪能する
ことができました。

どの話もガキのころに読んだことはあったんですが、ストーリーはほとん
ど忘れており、今回、改めて読み直して、あぁ~!そうだった!って感じ
で記憶がよみがえり、なんだか違う意味でも楽しめました。
(本邦のものもですが、昔話って結構残酷ですよね!その残酷さが色々
意味を持ったと思うんですが・・・今は桃太郎も最後に鬼と話し合うみた
いです。。。なんだか!)

そして、伊丹から阪急と阪神を短く4回乗り継いで、次の目的地、香櫨園
到着。炎天下を駅から歩くこと暫し、西宮市大谷記念美術館で20日から
はじまった「2011イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」を拝見。
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発表、未発表を問わず、5点1組のイラストを応募すれば誰でも審査を受
けられる公募展、今年は58カ国の作家2836名が応募し、その中から20
ヶ国76名(日本人19名)が入選されたそうです。
因みに日本人の受賞者は、藤本将さん、はぎのちなつさん、伊藤亜矢美
さん、鎌田光代さん、久保貴之さん、桑田まゆこさん、槙下晶さん、的場
カヨさん、ムナカタナオミさん、長嶺斉さん、さとうまさのぶさん、seesaw.
さん、たかいよしかずさん、とみたしょうこさん、釣谷幸輝さん、内橋未央
さん、渡辺美智雄さん、山田和明さん、スズキサトルさんです。

その中から、関西にゆかりのある作家9名の方々(はぎのちなつさん、伊
藤亜矢美さん、久保貴之さん、槙下晶さん、的場カヨさん、スズキサトル
さん、たかいよしかずさん、内橋未央さん、渡辺美智雄さん)の特別展示
も開催されていました。
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そして2階では、昨年ボローニャSM出版賞を受賞したフィリップ・ジョルダ
ーノさんの「かぐや姫」の原画も展示されていました。ジョルダーノさんの
描くかぐや姫の世界は、見慣れた十二単姿とは一味違う、幻想的でシッ
クな色彩の中にモダンな雰囲気の漂う素敵なモノでした。

そんなこんなで、しばらく絵本を楽しんでいたら、たかいよしかずさんのサ
イン会もはじまり、ファンの方がたくさん並んでらっしゃいました。
たかいさんの経歴を見て、仕事がらみで色々お世話になってる京田クリ
エーションの方だったことに、ちょっとビックリ!
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(館内のカフェもたかいさんのキャラクターでかわいく飾られていました。)

定番から最新版まで絵本三昧の楽しい一日でした。
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