出丸・文華 長講の会

時折激しく雨の降る３連休初日。今日は、天満天神繁昌亭の朝席
「出丸・文華 長講の会」を聴きに行ってきました。
 
演目は、開口一番 華紋さんの“鶴”、文華さんの“へっつい幽霊”、
出丸さんの“住吉駕籠”。
この会は、通常の落語会や寄席では時間の制約でじっくり話すこと
の出来ない少し長めの噺をたっぷり聴かせてくれる会だそうです。

文華さんの“へっつい幽霊”、スロットが好きだという枕から始まり、
先ずは、へっつい（竃）を介した道具屋と客のやり取りの面白さ、次
に、威勢の良い熊さんと能天気な若旦那の登場、最後は、熊さんと
幽霊のかけ事からオチへ。テンポ良い場面展開で、楽しく聴かせて
もらいました。

出丸さんの“住吉駕籠”、出丸さんは車の免許を持ってないし、まっ
たく必要性を感じないと言う枕から始まり、住吉大社前の駕籠屋が
目の前の茶店の店主に駕籠をすすめて怒られたり、酔っぱらいに
からまれたりしながら、最後は、１人の料金でこっそり２人駕籠に乗
り込んだ客のために駕籠の底が抜け、駕籠を担いだ２人と客２人が
８本足で走るってオチへ。こちらも駕籠屋とそれぞれの客（？）との
やり取りに変化のある面白い話で、おおいに笑わせてもらいました。

落語の後は、繁昌亭の近くにあるレストラン「オステリア ピーターパ
ン」さんで、パスタ（ボロネーゼ）ランチをいただきました。
  
  
剣先いかとズワイガニの爪の前菜、濃厚なボロネーゼのスパゲティ
＆フォカッチャ、デザートはしっとりしたパンプディング。
料理も美味しかったですし、和な内装の落ち着いた雰囲気のお店も
イイ感じですよ。