観劇三昧な師走の日曜日 [講談]
今日は、鶴橋の雀のおやどで本日までやっていた「講談毎日亭 極月
五日間」と、こちらも本日まで天神橋のフジハラビルでやっていた“満
劇（満員劇場御礼座）”の「まゆつば」を観に行ってきました。
先ずは、最近すっかり続きで観に行かなくなっていた「講談毎日亭」、
今回は、一週間ではなく五日間で、旭堂南海さん、旭堂南湖さん、旭
堂南青さんの続き読みと言うスタイルではなく「難波戦記リレー講談～
豊臣戦隊ゴニンジャー～」と銘打って、初日に薄田隼人、二日目に後
藤又兵衛と、一日一人の主人公を三人リレーで読むと言うスタイル。
最終日の今日は難波戦記の最大のヒーロー真田幸村でした。
スタイルの違いにも驚きましたが、それよりスペシャルゲストで、ちょう
ど大阪に来ていた神田山陽さんが飛び入りで参加にビックリ！
とは言え、山陽さんは東京の講談師の方なので難波戦記はご存じ無
いってことで、不用品箱の中の使わなくなった便利グッツたちが繰り
広げる創作講談を聞かせてくれました。
難波戦記の方は、南湖さんが九度山から幸村が大阪城に入城するま
での話。次の南青さんは足軽に化けて偵察に赴いた家康が幸村軍と
出会い這う這うの体で逃げ大久保彦左衛門の機転でなんとか逃げ切
るくだり。南海さんは家康が殺され代わりに天海が影武者として戦を
指揮し、劣勢になった豊臣は幸村が秀頼を連れて薩摩に落ちるところ
まで。（史実云々ではなく難波戦記ではそうなっているので、これは聞
く側が納得するしかないと言う南海さんの説に大賛成！）
いつもの南海さん、南湖さん、南青さんに加え飛び入りの山陽さんの
講談を十二分に楽しませてもらいました。
講談の後は、環状線で天満に移動し満劇の公演「まゆつば」へ。
満劇は某広告代理店の方々を中心メンバーに年に１回程度の公演
を行っている劇団で、激務の合間を縫って練習を重ね本番に臨まれ
ています。
内容はコメディータッチのオリジナル作品で、さすがに時代の先端を
走っている人たちだなぁ～～！と思わせるようなひねりのあるネタで、
おおいに笑わせてもらいました。
今回の「満劇ファンタジー まゆつば」は、５話のオムニバス形式。
１話目は、ライス大さんが昔天王寺公園でカラオケを歌っていた襦袢
姿のおじさんって風情で酒場の妖精を務める「今日のアドバイス」。
２話目は、面接に来たあべの金欠さんとほとんど人の話を聞かない
社長のやり取りをＳＦタッチ（？）で描いた「時間よ戻れ！」。
３話目は、夫になる男が光合成のできる身体になる生体手術を受け
ると言い出したカップルの話「幸せは、緑色」、緑ファンタさんの緑の
顔は強烈でした！
そして４話目は、淀川フーヨーハイさん演じる非科学的なことを信じな
い物理学者が死んだ奥さんの幽霊と最後の時を過ごす「信じてない
けどそばにいて」。
最後の５話目は、貧困のソビエトの村で村人が集まり河川工事の話
し合いをしているが、言いたいことを言うばかりで話がまとまらない。
そんな中、感情が高ぶると言葉が歌になる言う奇病の男が歌いなが
ら辛らつな意見を述べると、何故か皆が素直に意見を聞く。この方
法で話し合いを進めようと、皆で歌いながら議論を進めていると、外
国の男が入ってきて、これを映画にしないかと言い出す「１９２５年」。
どの話も、良く出来ていて、ずぅ～～と笑いっぱなしの１時間半でした。
次の公演スケジュールが無い満劇ですが、是非とも頑張って来年もや
ってください。大阪で。
五日間」と、こちらも本日まで天神橋のフジハラビルでやっていた“満
劇（満員劇場御礼座）”の「まゆつば」を観に行ってきました。
先ずは、最近すっかり続きで観に行かなくなっていた「講談毎日亭」、
今回は、一週間ではなく五日間で、旭堂南海さん、旭堂南湖さん、旭
堂南青さんの続き読みと言うスタイルではなく「難波戦記リレー講談～
豊臣戦隊ゴニンジャー～」と銘打って、初日に薄田隼人、二日目に後
藤又兵衛と、一日一人の主人公を三人リレーで読むと言うスタイル。
最終日の今日は難波戦記の最大のヒーロー真田幸村でした。
スタイルの違いにも驚きましたが、それよりスペシャルゲストで、ちょう
ど大阪に来ていた神田山陽さんが飛び入りで参加にビックリ！
とは言え、山陽さんは東京の講談師の方なので難波戦記はご存じ無
いってことで、不用品箱の中の使わなくなった便利グッツたちが繰り
広げる創作講談を聞かせてくれました。
難波戦記の方は、南湖さんが九度山から幸村が大阪城に入城するま
での話。次の南青さんは足軽に化けて偵察に赴いた家康が幸村軍と
出会い這う這うの体で逃げ大久保彦左衛門の機転でなんとか逃げ切
るくだり。南海さんは家康が殺され代わりに天海が影武者として戦を
指揮し、劣勢になった豊臣は幸村が秀頼を連れて薩摩に落ちるところ
まで。（史実云々ではなく難波戦記ではそうなっているので、これは聞
く側が納得するしかないと言う南海さんの説に大賛成！）
いつもの南海さん、南湖さん、南青さんに加え飛び入りの山陽さんの
講談を十二分に楽しませてもらいました。
講談の後は、環状線で天満に移動し満劇の公演「まゆつば」へ。
満劇は某広告代理店の方々を中心メンバーに年に１回程度の公演
を行っている劇団で、激務の合間を縫って練習を重ね本番に臨まれ
ています。
内容はコメディータッチのオリジナル作品で、さすがに時代の先端を
走っている人たちだなぁ～～！と思わせるようなひねりのあるネタで、
おおいに笑わせてもらいました。
今回の「満劇ファンタジー まゆつば」は、５話のオムニバス形式。
１話目は、ライス大さんが昔天王寺公園でカラオケを歌っていた襦袢
姿のおじさんって風情で酒場の妖精を務める「今日のアドバイス」。
２話目は、面接に来たあべの金欠さんとほとんど人の話を聞かない
社長のやり取りをＳＦタッチ（？）で描いた「時間よ戻れ！」。
３話目は、夫になる男が光合成のできる身体になる生体手術を受け
ると言い出したカップルの話「幸せは、緑色」、緑ファンタさんの緑の
顔は強烈でした！
そして４話目は、淀川フーヨーハイさん演じる非科学的なことを信じな
い物理学者が死んだ奥さんの幽霊と最後の時を過ごす「信じてない
けどそばにいて」。
最後の５話目は、貧困のソビエトの村で村人が集まり河川工事の話
し合いをしているが、言いたいことを言うばかりで話がまとまらない。
そんな中、感情が高ぶると言葉が歌になる言う奇病の男が歌いなが
ら辛らつな意見を述べると、何故か皆が素直に意見を聞く。この方
法で話し合いを進めようと、皆で歌いながら議論を進めていると、外
国の男が入ってきて、これを映画にしないかと言い出す「１９２５年」。
どの話も、良く出来ていて、ずぅ～～と笑いっぱなしの１時間半でした。
次の公演スケジュールが無い満劇ですが、是非とも頑張って来年もや
ってください。大阪で。
> 史実云々ではなく難波戦記ではそうなっているので…
話の設定は異なりますが、
これを聞いて映画にもなった「プリンセス・トヨトミ」を思い出しました。
ダブル選挙も終わり、大阪から目が離せませんね。
by shibu (2011-12-12 00:18)
♪shibuさん
選挙に関して、アート系の方々は、かなりがっくりしていると思います。
文化系で 金のかかるモノは、ほとんど無駄って事みたいですから。。。
by kengo (2011-12-12 00:51)
講談で山陽さんが出られたとき、NHKの「にほんごであそぼ」の人だ！とびっくりしました。講談の方だったのか・・・と初めて知りました。しかも、関西の出演は珍しいとは。とてもお得な気持ちになりました。ますます、講談の魅力にはまりそうです。
by FUMI (2011-12-14 12:47)
♪FUMIさん
最終日にふらりと行って、サプライズで山陽さんが聞けて、
最高の日でした。
山陽さんの古典は、俗に言う「立て板に水！」って感じで
凄いですよ。
それと、自転車クリップありがとうございました。
by kengo (2011-12-14 20:08)