SSブログ

みんなで浪曲 [観劇(他)]

爽やかを超えてすっかり蒸し暑いって領域に入った観の本日、いつも文楽を一緒に
観に行ってるお仲間と、今回は浪曲!兵庫県立芸術文化センター阪急中ホールに
「三味線弾き語り 国本武春の世界」を聴きに行ってきました。
4252412303_20121110184308.jpg 
とりあえず開演前に腹ごしらえをしようと、西宮北口近くの和食屋「うを匠 せん 」さん
で“十菜膳”をいただきました。
Img_6585.jpg 
盛りだくさん30品目の食材で美味しく健康に昼ごはん!素晴らしい!

お腹も膨れてところで会場に向かい、エントランスに入ると予想以上の混雑!あれ?
大ホールの公演と重なったのかな?なんて思っていたら、開場時間になったら皆さん
中ホールに吸い込まれていく!えぇぇぇ~~!いつも行ってる浪曲の公演は、あまり
人のいない印象だったので、かなりビックリ!国本武春さんが凄いのか?芸術文化
センターのプロモーションが上手いのか?どっちにしても凄い集客力!恐れ入ります。
Img_6590.jpg Img_6587.jpg 
そんなことはともかく、そそくさと席について程無く幕が上がり、国本武春さん登場!
なにげに三味線を抱えて一節ってところで、いつものように浪曲の基本の掛け声練
習開始。先ず登場するところで「待ってました!」、そして三味線が鳴ったところで「た
っぷり!」、一節唸って「名調子!」、最後に「日本一!」。浪曲が全盛だったときは、
こんな掛け声で会場がいったいになっていたそうです!昔は、歌舞伎の大向こうや文
楽でもタイミング良く掛け声をかけることが、お客さんの楽しみだったんでしょうが、近
年、古典は高尚に聴くと言うヘンな習慣が根付いてから、ある意味、面白みが減った
のかもしれませんね。

掛け声の練習も終わりいよいよ演奏、一発目は落語などでも有名な“松山鏡”、鏡の
珍しかった時代、親孝行のご褒美に鏡をもらった男とその鏡がもとで夫婦喧嘩が勃
発って話。

続いて浪曲と言うか日本の語り芸のルーツを探る“アジアの祈り”と言う曲。お経やお
説教に徐々に節がついて徐々に語り芸になっていた原点。

そして、現代の食生活に警鐘を鳴らす“ハンバーガーkid's”。津軽三味線、沖縄の三
線、中国、スペインなど世界の弦楽器を三味線で表現した“三味線世界旅行”。軽や
かなブギのリズムで堪忍袋の緒が切れる現代を歌った“堪忍ブギ”。これは、次の忠
臣蔵の殿中刃傷に繋がります。

最後は、ロックとバラードで“ザ・忠臣蔵殿中刃傷~田村邸の別れ”、浪曲の定番を国
本さん風に一人語りにアレンジした曲。こちらもいつものように曲の前に吉良上野介
の「鮒・鮒・鮒侍じゃ~」と浅野内匠頭が震えながら切りかかる場面、「殿中でござる!」
と内匠頭を止める梶川与惣兵衛を、会場みんなで練習!
そして、アンコールはみんなで“ええじゃないか”を叫んで終演となりました。

曲師沢村豊子さんの三味線で国本さんの普通の浪曲も聴きたかったんですが、今回
は無し!ちょっと残念ですが、楽しい時間でした。

公演後、みんなで駅裏の王将になだれ込み、餃子をつつきながら生ビール(私は、も
ちろん烏龍茶)!
Img_6591.jpg 
メガ炒飯なるモノがあったので注文したんですが、ヘルメットみたい!学生は一人で
食べるのかな?(笑)


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0