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神戸でアートと春節祭 [美術館]

節分間近な2月初っ端の土曜日。春を思わせる陽気の本日は、楽しみにしていた
兵庫県立美術館で開催中の「フルーツ・オブ・パッション ポンピドゥー・センター・コ
レクション」を観に行ってきました。
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パリのポンピドゥー・センターにある国立近代美術館が、最近10年に収集した作品
の中から、選りすぐりの19人の作家の25点の作品とあわせ現代アートの巨匠6人
の作品も展示してあります。

3階の展示室に向かうと、安藤建築(本日は、館内で講演がありサイン会をしてい
るご本人を見かけました!)の真骨頂コンプリート打ちっ放しでシンメトリーな階段
が特徴的な展示室の入口が、ダニエル・ビュレン氏の鮮やかなストライプ模様“二
度、繰り返すことはない”に彩られており、期待が高まります。
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中に入ると、先ずは、イントロダクションとしてサイ・トゥオンブリー氏やロバート・ライ
マン氏やゲルハルト・リヒター氏などの単色絵画の世界!一気に非日常の世界に
引きずり込まれる感じです。
豪華な前座(?)に続いて、本編のはじまり。白と青と赤の規則的な模様が織り成す
異空間はファラー・アタッシ氏の“作業場”、大好きな作家レアンドロ・エルリッヒ氏の
隣のマンションの生活を覗いているような不思議な気分が味わえる“眺め”、ツェ・ス
ーメイ氏の雄大で幻想的な映像“エコー”、ハンス=ペーター・フェルドマン“影絵芝
居(パリ)”、エルネスト・ネト氏の異次元の植物のような“私たちはあの時ちょうどこ
こで立ち止まった”などなど印象的な作品を堪能させてもらいました。

2階と1階では、コレクション展として、「奥田善巳展」と「美術の始まるところ」と言う
展示も行われていました。
小磯良平氏の“T嬢の像”、元永定正氏の“ポンポンポン、”赤瀬川原平氏の“梱包
シャベル”、高松次郎氏の“脚立の紐”、ヤノベケンジ氏の“FERRIS WHEEL”、
森村泰昌氏の“なにものかへのレクイエム(夜のウラジミール1920.5.5-2007.3.
2)”などなど常設もたっぷり楽しめますよ。

ポンピドゥーのコレクションを楽しんだ後は、ちょっと足を伸ばして、横尾忠則現代美
術館で開催中の「昭和NIPPON-反復・連鎖・転移」を拝見。
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幼年時代の恐怖と快楽、焼け跡廃墟の記憶、近代の病、日本資本主義シミューラク
ルの残骸、忘れえぬ英雄昭和残侠伝、泉彼岸と此岸などなどに分類された数々の
作品がみっしりと展示してあり、その作品の間に“昭和を彩った人々”シリーズの江
戸川乱歩・美空ひばり・岡本太郎・寺山修司・三島由紀夫など35人のポートレートも
散りばめてありました。特に今回は、昭和残侠伝コーナーの高倉健さんを描いた数
々の作品が目を惹きました!健さんのDVDでも借りてこようかな!(笑)

アートを楽しんだ後は、館内のカフェ「ぱんだ かふぇ」さんの“パルメザンチーズケー
キ”をつまみながらひと休み。
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甘さ控え目で濃厚なチーズの風味が鼻腔に広がるケーキ、美味しかったです。

節分のこの季節、神戸と言えば、やはり元町中華街の「春節祭」!
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通りには、それぞれのお店の出店がずらりと並び、美味しそうな香りと湯気が漂って
いました。中央の広場にはステージが設えてありましたが、あまりの人の多さにそそ
くさと退散しましたが、ちょうど帰りに、商店街の店々を回っている獅子舞に遭遇!
賑やかなお囃子で舞う鮮やかな獅子の姿は勇壮でしたよ!
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すっかり春を感じさせてもらいました!なんて言っても来週には、この冬一番の寒波
が押し寄せてくるそうなので、春はまだまだ先ですね!(苦笑)
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