伊丹でポスターとルオー [美術館]
今日もぽかぽか小春日和の三連休の中日!本日は、shioshioさんに紹介して
もらった、大手広告代理店D社の関西の若手クリエイターさんたちによる商店街
を盛り上げよう企画の第3弾「伊丹西台ポスター展」と伊丹市立美術館で開催中
の「魂の画家 ジョルジュ・ルオー展」を観に行ってきました。
先ずは、「伊丹西台ポスター展」の行われている阪急伊丹駅に着いたら、いきな
り、梅田某所で見慣れた風景がポスターになってる!思わず笑ってしまいました。
3億円で“島”買うんですか?!(笑)
駅内のお店のポスターをしばし楽しんだ後は、スタンプラリー付きのマップを片手
に町に出て、ポスター散策を楽しませてもらいました。が、やはりスタンプだけもら
いにお店に入るのは忍びなく、ほとんどスタンプを集めることはできませんでした。
でも、ポスターを眺めるだけでも面白かったから満足です。
そして昼ごはんは、伊丹西台ポスター展に参加してらっしゃるイタリヤ料理の店
「イル・パッパトーレ」さんで、ソーセージとキャベツのパスタランチ(ポスター展特
典でドリンク付き)をいただきました。
肉の風味豊かなソーセージのパスタ、めちゃ美味しかったです。
次は、伊丹市立美術館に移動して「パナソニック汐留ミュージアム所蔵 魂の画家
ジョルジュ・ルオー展」を拝見。
パナソニック汐留ミュージアムで観たことのある作品も多かったんですが、まとま
った量を観るとやっぱり凄いです!
今回は、ルオーの初期から晩年までの作品を観るという趣向以外に、修復という
視点からルオー作品を再考するという伏線も用意してあり、特に本日は、森絵画
保存修復工房代表で東北芸術工科大学教授でもある森直義先生の「修復からみ
るルオー技法の秘密」と銘打った講演も行われたいたので、作品鑑賞と講演の両
方を楽しませていただきました。
森先生の講演は、現代修復がいかなるものかの解説からはじまったんですが、現
代の修復は、ただ絵を直すだけにとどまらず、“保存”という視点で、絵画を科学
的に細かく分析し、最小限の介入と可逆性のある修復をするそうです。
パナソニック汐留ミュージアム所蔵のルオー作品も細かく分析してあり、ほとんど
の作品は紙に描かれていること、制作中の作品を平積みに重ねて絵を描いてい
た様子が作品からも読み取れる点、さらりと描いて画商ヴォラールに引き取られ
た作品、何年も手元に置いて手を入れ続けた作品、死後に親族によって世に出た
作品が混在する話(すべて本物だけど背景が違うモノがあると言うことです)など、
非常に興味深く聞かせてもらいました。
修復家は絵を層として見ているというのも面白かったですし、ゴッホが緻密に構図
を計算して描いていた話など、今後の絵の見方の参考になりました。
もらった、大手広告代理店D社の関西の若手クリエイターさんたちによる商店街
を盛り上げよう企画の第3弾「伊丹西台ポスター展」と伊丹市立美術館で開催中
の「魂の画家 ジョルジュ・ルオー展」を観に行ってきました。
先ずは、「伊丹西台ポスター展」の行われている阪急伊丹駅に着いたら、いきな
り、梅田某所で見慣れた風景がポスターになってる!思わず笑ってしまいました。
3億円で“島”買うんですか?!(笑)
駅内のお店のポスターをしばし楽しんだ後は、スタンプラリー付きのマップを片手
に町に出て、ポスター散策を楽しませてもらいました。が、やはりスタンプだけもら
いにお店に入るのは忍びなく、ほとんどスタンプを集めることはできませんでした。
でも、ポスターを眺めるだけでも面白かったから満足です。
そして昼ごはんは、伊丹西台ポスター展に参加してらっしゃるイタリヤ料理の店
「イル・パッパトーレ」さんで、ソーセージとキャベツのパスタランチ(ポスター展特
典でドリンク付き)をいただきました。
肉の風味豊かなソーセージのパスタ、めちゃ美味しかったです。
次は、伊丹市立美術館に移動して「パナソニック汐留ミュージアム所蔵 魂の画家
ジョルジュ・ルオー展」を拝見。
パナソニック汐留ミュージアムで観たことのある作品も多かったんですが、まとま
った量を観るとやっぱり凄いです!
今回は、ルオーの初期から晩年までの作品を観るという趣向以外に、修復という
視点からルオー作品を再考するという伏線も用意してあり、特に本日は、森絵画
保存修復工房代表で東北芸術工科大学教授でもある森直義先生の「修復からみ
るルオー技法の秘密」と銘打った講演も行われたいたので、作品鑑賞と講演の両
方を楽しませていただきました。
森先生の講演は、現代修復がいかなるものかの解説からはじまったんですが、現
代の修復は、ただ絵を直すだけにとどまらず、“保存”という視点で、絵画を科学
的に細かく分析し、最小限の介入と可逆性のある修復をするそうです。
パナソニック汐留ミュージアム所蔵のルオー作品も細かく分析してあり、ほとんど
の作品は紙に描かれていること、制作中の作品を平積みに重ねて絵を描いてい
た様子が作品からも読み取れる点、さらりと描いて画商ヴォラールに引き取られ
た作品、何年も手元に置いて手を入れ続けた作品、死後に親族によって世に出た
作品が混在する話(すべて本物だけど背景が違うモノがあると言うことです)など、
非常に興味深く聞かせてもらいました。
修復家は絵を層として見ているというのも面白かったですし、ゴッホが緻密に構図
を計算して描いていた話など、今後の絵の見方の参考になりました。
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