神戸で映画と絵画 [美術館]
花粉は飛んでますが、爽やかに晴れた2月最終日。今日は、三島有紀子監督の
最新作「繕い裁つ人」を観に、映画のロケ地でもある神戸に行ってきました。
神戸は大阪からそんなに遠くもないし、どうせ観るなら映画の世界観を近くで感じ
ながら観た方が良いだろうと思い三ノ宮の神戸国際松竹まで出向いた次第です。
原作を読んだことは無いですが、池辺葵さんの漫画だそうです。内容の詳細は
書けませんが、祖母の残した南洋裁店を継いだ孫の市江(中谷美紀さん)と、市
江の服をブランド化したいが断り続けられている百貨店企画部の藤井(三浦貴
大さん)の交流を軸に、南洋裁店の服を愛する人々(片桐はいりさんなど)を美し
い映像で描いた作品で、静かなタッチで人々の心の動きを表現した良い映画で
した。何より伊藤佐智子さんの衣装が素敵でしたし、それに藤井の妹葉子役の
黒木華さんも印象的で、ウエディングドレスシーンは泣けました。
ロケ地(川西市の旧平賀邸、雑貨店ナイーフ、神戸どうぶつ王国、珈琲店サンパ
ウロ、旧グッゲンハイム邸)めぐりもできるように色々紹介もしてありましたよ。
もう少し温かくなったら行ってみようかな!
映画の前に「ブランジェリー・パティスリー・コム・シノワ」さんのイートインコーナーで
パン(にんじんパン・マルゲリータ風のピザパン・ポンポンフロマージュ)と自家製ジ
ンジャエールで腹ごしらえ。
パンはもちろん、辛味の効いたジンジャエールも美味しかったです。
映画の後は、神戸市立博物館で開催中の「チューリヒ美術館展 印象派からシュ
ルレアリスムまで」にも立ち寄ってみました。
ちらしにピカソ・セザンヌ・シャガール・モネ・ゴッホ・ドガ・ゴーギャン・ダリ・カンデ
ンスキー・ルソー・マグリット・マティス・クレー・ミロ・キリコ・モンドリアン・ムンク・
ベックマン・レジェ・ジャコメッティ・ロダン・ホドラー・セガンティーニ・ヴァロットン・
ココシュカという名前がずらりと並び、主だった絵もすべてと言っていいくらい載
っていたので、ちらしを見るだけで実物を観に行かなくてもいいんじゃないの?
と思うくらい太っ腹な感じの展覧会。とは言えここまで開けっぴろげにやられると、
逆に実物はどんなのか気になるのも心情です。
さすがにお客さんは多かったんですが、70数点をゆったりと展示してあったので、
思った以上にゆっくりじっくり作品を観ることができました。
一級品の名前だけが並んでいるので、どの作品も良かったです。って以外に感
想は無いんですが、個人的に気に入った作品を幾つか紹介します。
先ずは、ゴッホの“タチアオイ”、暗い色調と情念を感じるような花の迫力に息を
呑みました。それと、ヘタだな~と思いながらも、いつも妙に印象に残るルソー
の変な人物画“X氏の肖像”。大好きなアルベルト・カンデンスキーの彫刻も良か
ったんですが、アウグスト・カンデンスキーの“色彩のファンタジー”も素晴らしか
ったです。他に、バランスの妙って感じのモンドリアンの“赤・青・黄のあるコンポ
ジション”やミロの“絵画”、物寂しげなクレーの“操り人形”、静けさの漂うマグリ
ットの“9月16日”、濃縮されたダリの色彩とイメージの世界“バラの頭の女”。
特に今回、ゴッホとマグリットが心に残りました。
最新作「繕い裁つ人」を観に、映画のロケ地でもある神戸に行ってきました。
神戸は大阪からそんなに遠くもないし、どうせ観るなら映画の世界観を近くで感じ
ながら観た方が良いだろうと思い三ノ宮の神戸国際松竹まで出向いた次第です。
原作を読んだことは無いですが、池辺葵さんの漫画だそうです。内容の詳細は
書けませんが、祖母の残した南洋裁店を継いだ孫の市江(中谷美紀さん)と、市
江の服をブランド化したいが断り続けられている百貨店企画部の藤井(三浦貴
大さん)の交流を軸に、南洋裁店の服を愛する人々(片桐はいりさんなど)を美し
い映像で描いた作品で、静かなタッチで人々の心の動きを表現した良い映画で
した。何より伊藤佐智子さんの衣装が素敵でしたし、それに藤井の妹葉子役の
黒木華さんも印象的で、ウエディングドレスシーンは泣けました。
ロケ地(川西市の旧平賀邸、雑貨店ナイーフ、神戸どうぶつ王国、珈琲店サンパ
ウロ、旧グッゲンハイム邸)めぐりもできるように色々紹介もしてありましたよ。
もう少し温かくなったら行ってみようかな!
映画の前に「ブランジェリー・パティスリー・コム・シノワ」さんのイートインコーナーで
パン(にんじんパン・マルゲリータ風のピザパン・ポンポンフロマージュ)と自家製ジ
ンジャエールで腹ごしらえ。
パンはもちろん、辛味の効いたジンジャエールも美味しかったです。
映画の後は、神戸市立博物館で開催中の「チューリヒ美術館展 印象派からシュ
ルレアリスムまで」にも立ち寄ってみました。
ちらしにピカソ・セザンヌ・シャガール・モネ・ゴッホ・ドガ・ゴーギャン・ダリ・カンデ
ンスキー・ルソー・マグリット・マティス・クレー・ミロ・キリコ・モンドリアン・ムンク・
ベックマン・レジェ・ジャコメッティ・ロダン・ホドラー・セガンティーニ・ヴァロットン・
ココシュカという名前がずらりと並び、主だった絵もすべてと言っていいくらい載
っていたので、ちらしを見るだけで実物を観に行かなくてもいいんじゃないの?
と思うくらい太っ腹な感じの展覧会。とは言えここまで開けっぴろげにやられると、
逆に実物はどんなのか気になるのも心情です。
さすがにお客さんは多かったんですが、70数点をゆったりと展示してあったので、
思った以上にゆっくりじっくり作品を観ることができました。
一級品の名前だけが並んでいるので、どの作品も良かったです。って以外に感
想は無いんですが、個人的に気に入った作品を幾つか紹介します。
先ずは、ゴッホの“タチアオイ”、暗い色調と情念を感じるような花の迫力に息を
呑みました。それと、ヘタだな~と思いながらも、いつも妙に印象に残るルソー
の変な人物画“X氏の肖像”。大好きなアルベルト・カンデンスキーの彫刻も良か
ったんですが、アウグスト・カンデンスキーの“色彩のファンタジー”も素晴らしか
ったです。他に、バランスの妙って感じのモンドリアンの“赤・青・黄のあるコンポ
ジション”やミロの“絵画”、物寂しげなクレーの“操り人形”、静けさの漂うマグリ
ットの“9月16日”、濃縮されたダリの色彩とイメージの世界“バラの頭の女”。
特に今回、ゴッホとマグリットが心に残りました。
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