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古典も面白い [美術館]

新潟でたっぷりと現代アートを楽しんできたんですが、毎年恒例の9連休中で
まだまだ休暇は続くって事で、大阪に戻ってきて、今度は古典(?)アートを楽
しもうと、京都に赴いて、平日ならさすがに空いているだろうと京都市美術館で
開催中の「ルーヴル美術館展 日常を描く風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄」
と「マグリット展」。それに、京都文化博物館でやっている「レオナルド・ダ・ヴィン
チと「アンギアーリの戦い」展 」を観て来ました。
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先ずは、京都市美術館に行ったんですが、ルーヴル&フェルメールをあまくみ
ていた自分に気づかされることになり、平日でも十分に混んでいました!休日
は、どんな状況だろうと考えるだけでゾッとします。
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今回の目玉はなんと言ってもフェルメールの“天文学者”で、それが素晴らしか
ったのは言うまでもないんですが、“徴税吏たち”、“両替商とその妻”、“抜歯屋”
など庶民を表情豊かに描いた作品は目を引きました。 
それと、ミレーの“箕をふるう人”は、小ぶりの作品ながら動画のように動きを感
じる作品で心に残りました。

そして、隣の入口から「マグリット展」へ。ルーヴル流れの人もあまりいないようで、
大好きなマグリットをゆっくりたっぷり楽しませてもらいました。
デザイン性の高い初期作品からはじまり、デ・キリコの影響を受けている感じの
シュルレアリスムの時代や戦時中の荒れている作品。最後は一転、シンプルな
シュルレアリスムの世界を再構築した晩年まで130点あまりの作品が展示して
ありました。
光の帝国 Ⅱ、赤いモデル、レディ・メイドの花束、ピレネーの城、白紙委任状、
空の鳥、ゴルコンダなどなど大好きな作品がずらりと並んでいて行きつ戻りつ
堪能させてもらいました。
眺めながら思ったのは、マグリットの絵をそのまま立体にしたら現代アートの
作品にあるなってことです。そう考えると今の作家さんは過去の作品をすべて
回避しながら独自性を出さなきゃいけないのできついですよね。

地下鉄で京都文化博物館に移動して「レオナルド・ダ・ヴィンチと「アンギアーリ
の戦い」展 」へ。
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お客さんもそんなに多くなく、ダ・ヴィンチが描いた“アンギアーリの戦い”や下絵、
それに様々な時代で模写された作品などで“アンギアーリの戦い”の全容を明ら
かにする展示になっていて、3次元の模型にした作品も飾ってあり、へぇ~!この
角度でこんな感じに描いてあるのか!と絵画鑑賞以外の楽しみ方もできました。

絵画をたっぷり楽しんだ後は、伊右衛門カフェで、ほうじ茶を飲んでひと休みして
大阪に戻りました。
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