吉野でアート

爽やかと言うか暑いくらいに秋晴れだった三連休の中日。
お彼岸でもある今日は、毎年、楽しみにしている「奈良
・町家の芸術祭 はならぁと 2018」。今回は“こあ”会場
の吉野町国栖に行ってきました。

阿部野橋から近鉄電車のさくらライナーでゆったりと最
寄りの大和上市駅へ。
  
大和上市駅でパスポートチケット兼ガイドブックを買い、
無料シャトルバスに乗って妹背山婦女庭訓で有名な妹背
山（昔、見に来たのを思い出しました）を眺めたりと30
分ほどのバスの旅を楽しみながら目的の国栖に到着。
 
  
先ずは、水内義人さんのガソリンスタンド跡を拝見と言
うより拝聴？面白い！
 
そして、しまだそうさんの絵画が飾られた内仲呉服店に
は、国栖地区有志の方々の写真も展示してあります。
（しまださんの絵はここ以外に古松家の会場などにも展
示してあります）。
  
 
次は、森口衣料品店に展示された佐伯慎亮さんの写真。
この家の方が旅好きで全国のお土産品が有ったことから、
そのお土産とコラボするように佐伯さんが全国で撮った
写真が飾ってありました。お土産と見比べながらの写真
鑑賞が楽しめます！今回のメインビジュアルも佐伯さん
の写真だそうです。
  
 
少し歩いて、権田直博さん＋N.P.Oさんがリノベーション
した小南家では、大宇陀の古民家カフェ「cafe equbo*」
さんが出張出店をされてました。
  
  
ちょうど時分時になったので、「cafe equbo*」さんの
ピリ辛お豆腐そぼろの味噌豆乳ライスヌードルと米粉パ
ンをいただきました。
 
マイルドな豆乳の風味の中に仄かにスパイシーさのある
美味しいヌードルでした。ゴマたっぷりのパンもめちゃ
美味しかったです。

その小南家の塾跡では、宇加治志帆さんのペイントした
布の作品と同じようにペイントした服や靴やイアリング
などが雑貨屋風に展示してありました。
  
 
宇加治さん曰く、フレスコ画を学ばれていたそうですが、
壁の絵も着せ替えができるようにしたいと言う思いから
壁にかける布の作品を作るようになり、着せ替えの流れ
でファッション系の作品も制作するようになったそうで
す。（メインビジュアルでPIKA☆さんたちが着ている
服も宇加治さんの作品だそうです。）

小南家の横では、居城純子さんが障子紙を線香で焼いて
形抜きするワークショップを開催していて、子供たちが
楽しそうに紙に穴を開けてました。
  
隣の古松家ガレージには、栗田咲子さん、金魚の絵の西
嶋みゆきさんなどの作品が展示してあり、廃材で動物を
作るワークショップもやっていて出来た作品はガチャガ
チャで買えるってことでした。
  
  
  
 
作品展示以外に軒先出店と銘打って、米谷石材ではfore
ver recordsの中古レコード販売。古松家ガレージでは
竹内カロンaka レヴェイユ小夢さんの数秘術占いなども
行われていました。
  
少し離れますが、福本邸では１日限りの古民家カフェを
開いていて、地元の若者が店員を務め、地元の方々が集
ってなんとも和やかな雰囲気が漂っていました。
  
店内には、宇加治志帆さんの作品も飾られていたので、
作品を眺めながらプレーンのホットドッグにオレンジジ
ュースをいただきました。
 
シンプルだけどめちゃ美味しかったです。

小南家裏の原っぱではトークイベントが行われていて、
ミュージシャンのPIKA☆さん、出展作家の宇加治志帆
さん、コーディネーターの村田典子さんが国栖や丹生都
比売をテーマにした話（途中から何故か素粒子の話にな
ってましたが・・）をされていました。
 
トークの後に、PIKA☆さんのライブもあったんですが、
バスの時間が来たので、後ろ髪を引かれながら国栖を
あとにしました。
アートも良かったんですが、国栖も風情のある素敵な町
でした。