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深い青と黒の世界 [美術館]

朝方までの雨もやんで青空がのぞいた9月2度目の三連休の
初日。週末ひょんなことから同僚に東山魁夷展の招待券を
もらったので、今日はちょっくら京都に行ってきました。

先ずは、いただいたチケットを持って京都国立近代美術館
で開催中の「生誕110年 東山魁夷展」へ。
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日本画の巨匠と呼ばれ美しい風景画を得意とした東山魁夷
氏の大回顧展。メディアでも取り上げていて気にはなって
いたんですが、ファンも多いし、京都では30年ぶりの回顧
展と言うこともあって、けっこう混むんだろうなと二の足
を踏んでいました。が、只券が背中を押してくれた感じで
す!笑
想像通り賑わっていて会場も混雑していましたが、大きな
作品が多かったので、けっこうゆったりと見ることができ
ました。
初期の名作“道”をはじめ、誰もがどこかで目にしたことの
あるような有名な作品ばかりが並んでいたんですが、今回
の目玉は、やはり唐招提寺御影堂の障壁画。
ちょうど唐招提寺御影堂が修理中って事で障壁画が美術館
と言う場でまじかに見られるチャンス。展示も御影堂に設
置してある雰囲気を再現してあり圧巻の美しさでした!
鑑真和上の故郷中国の風景“黄山暁雲”、“桂林月宵”、“揚州
薫風”が柔らかな水墨画で描かれ。たどり着きながらも直接
見ることができなかった日本の海と山々を淡い青で描いた
“濤声”と“山雲”。どちらも素晴らしかったです。
90才での絶筆“夕星”は、水面に映る家族のような4本の木
と空に瞬く星がメルヘンチックで美しい作品でした。

そして気になっていた三条にあるギャラリー「艸居」さん
でやっている青木千絵さんの個展「孤独の身体」も拝見。
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8月末に“水と土の芸術祭2018”の旧齋藤家別邸の蔵に展示し
てあったBODYシリーズの作品が印象的で、ちょうど京都で
個展が開催されていると言うことで足を運んだ次第です。
黒々とした漆で怪しく輝くとろけた様な等身大の作品(BODY
シリーズ)が3点、これ以外に布袋を形どって作ったと言う漆
とは思えない様な柔らかそうに見える作品やBODYシリーズ
のミニチュア版などなどが展示してあり、ギャラリーの方に
詳しい解説をいただきながら、吸い込まれそうな漆彫刻を楽
しませてもらいました。ありがとうございました。

京都での昼ごはんは、久しぶりに白川の行者橋近くにある広
東料理の店「ぎおん 森幸」さんで特製弁当。
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上品な味付けのあっさり京都風中華って感じで、相変わらず
美味しかったです。

そして、お彼岸って事でおはぎを買ってきました。
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こちらも美味しい!

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