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冬の風物詩? [講談]

今日は有休を取って奈良国立博物館で開催している「第70回
正倉院展」を観に行ってきました。
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晩秋の風物詩って感じで、毎年楽しみにしている正倉院展で
すが、今年はちょっと遅めになってしまい立冬も過ぎ冬の訪
問となりました。と言っても今日は気温と湿度が高めで冬っ
ぽくはなかったんですが・・。

今回の目玉は、螺鈿の輝きが美しい“玳瑁螺鈿八角箱”と“平螺
鈿背八角鏡”。それに色鮮やかで豪華な孫の手みたいな“犀角
如意”。他には、艶やかな巻きスカート“錦紫綾紅臈纈絁間縫
裳”、刺繍の入ったバレエシューズような“繡線鞋”などなど、
56点あまりの宝物が展示してありました。
今回も美しい宝物に心奪われました。素晴らしかったです。
正倉院の宝物を見るたびに工芸品としての技術やデザイン性
の高さ、素晴らしい品々や資料を後世に残そうとする想いが
脈々と続いてきたことに感心させられます。

想いを伝えると言えば、京都美術工芸大の学生さんが正倉院
宝物の復元をした品も飾ってありました。素晴らしい。
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平成最後で、70回目ってことも影響しているのかどうかは判
りませんが、平日にもかかわらず、入口に行列もできていて
けっこう賑わってました。

帰りの道すがら、300年ぶりに復興して一般公開されている
興福寺のピカピカの中金堂を横目に(中には入らず。と言う
か広範囲に柵で覆われていて近くにも寄れません)、駅に戻
りました。
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宝物を観る前の腹ごしらえは、近鉄奈良駅近くの「そば切り
百夜月」さんで、ざるそば二八の大盛り。
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風味豊かな蕎麦。美味しかったです。お腹いっぱい!

大阪に戻って夜は、100年ぶりの講談ブーム?を牽引すると
言われる講釈師 神田松之丞さんの「講談漫遊記Vol.2」を聴
きに天満橋のエル・シアター(大阪府立労働センター)に行
ってきました。
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いつもはお客さんの数が少ない講談会にばかり行っているの
で、講談でもこんなにお客さんが入るんだと、松之丞さんの
話を聴く前からビックリ!
開演前からロビーでサイン会をやるなどファンサービスも頑
張っている松之丞さんを横目に会場に入り待つこと暫し。
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幕が上がって松之丞さん登場。「講釈師、冬は義士、夏はお
化けで飯を食い」ってことで、演目は、冬の風物詩、赤穂義
士伝より堀部安兵衛特集と銘打って、安兵衛駆け付け、安兵
衛婿入り。そして、中入りを挟んで、荒川十太夫でした。
端々に少し毒のある話を織り交ぜ笑いも誘いながら、本編の
講談は情感たっぷりの迫力の語りで700人が釘付けって感じ
で、凄かったです。
話にどんどん引き込まれて、アッと言う間の楽しい時間を過
ごさせてもらいました。

講談界で一人気を吐くって觀もありますが、なにきっかけで
も良いので講談を耳にする人が増えるのは、講談好きとして
は、嬉しい限りです。他の講談会ももっとお客さんが増えて
くれることを期待します。

開演後も直ぐにロビーに現れてサイン会をやるなど頑張って
らっしゃいました。素晴らしい!

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