冬にお盆の映画 [美術館]
冷たい風は吹いてましたが、春っぽい日差しになってきたな、
なんて思いながら、今日は、“ナビィの恋”の中江裕司監督の
ドキュメンタリー映画「盆唄」を観に行ってきました。
東日本大震災にともなう原発事故のために帰還困難地区にな
り故郷を離れざるをえなかった福島県双葉町の人々が伝統の
盆唄(盆踊りの時にやぐらの上で演奏される音頭)を残そう
と奮闘する映画で、双葉町の方々の置かれている難しい現実
を映し出しながらも、富山から福島、そしてハワイへとつな
がる盆唄の歴史と未来。そして諸々の事情で故郷を離れなが
らも移った先で、帰れない故郷を深く思いながら力強く生き
る人々の中に希望を感じられる素敵な映画でした。
100年前にハワイに移住した日系の方々が受け継いだ盆踊り
の中に福島の盆唄(ほぼ原型のまま)が生きていることにも
驚きましたし、双葉町の盆唄が日本で絶えたときのためにハ
ワイの人々に伝授しようとする姿に、双葉町の置かれている
過酷な現実を垣間見た気がしました。
また、江戸時代の飢饉で東北で多くの人が亡くなり、荒れた
地に富山から移住してきた人たちの苦難の歴史が、池亜佐美
さんの温かみのある手書きのアニメーションで表現されてい
ました。
最後は20分は、仮設住宅の地で復活した双葉盆唄のやぐらの
共演、双葉町の色々な地区に伝わる盆唄が、次々と披露され、
太鼓と笛のリズムにのった独特の節回しの伸びやかな歌声に
酔いしれ、盆唄が頭の中でループしました。
今日は、上映後に中江監督の舞台挨拶もあり、監督曰く、震
災直後に写真家の岩根愛さんに福島を撮らないかと誘われた
時は、かかわりが薄い自分が撮るのは違うと思い断ったそう
ですが、別の仕事で沖縄とハワイの日系の方々との交流を取
材する中で、ハワイの日系の方々に伝わっている盆唄と福島
がつながり、今回の映画に導かれた言うことでした。
素敵なお話をありがとうございました。
映画の後は、ホワイティうめだの「たこ梅 東店」さんで、熱
々の関東煮(おでん)定食をいただきました。
おでんはもちろん美味しいんですが、おでんのダシでつくる
素麺の入ったお汁も好きです。
お腹も膨れたので、次は難波に移動してギャラリーめぐり。
先ずは、「特定非営利活動法人キャズ(CAS)」さんで、今日
までやっていた「COVER IV展」を拝見。
カバーと言うタイトル通り、オマージュって感じで、ゴッホ、
ピカソ、ロスコなどの作品をカバーした川口洋子さん、日下
部一司さん、黒瀬剋さん、杉山卓朗さん、堀尾昭子さん、山
崎亨さんの作品が展示してありました。面白い!
ビルの入口スペースの「Gallery 1963」さんでは、工藤玲那
さんの個展「shi-ha-ha-ha-z」も行なわれていました。イイ
感じです。
次は、「TEZUKAYAMA GALLERY」さんで、これまた今日ま
での開催していた「RE: FOCUS vol.4」と「継ぎ接ぎ展」を
拝見。
「RE: FOCUS vol.4」では、岩田小龍さんのポップなブラン
コの絵、大江慶之さんの2人の人物が融合した髑髏のようなド
ローイング、小池一馬さんの枝がちょっと邪魔?な感じの仏
像の絵、住吉明子さんの不思議でカワイイ動物たち、髙倉大
輔さんのおしゃれで不思議な写真が飾ってありました。
隣の部屋の「継ぎ接ぎ展」の方では、厚地朋子さんのシュルレ
アリスムのような不思議な風景画、井田大介さんのとろけたよ
うな彫刻、山下耕平さんの無数のGoogle検索やボールや石が
織り成す世界を楽しませてもらいました。
なんて思いながら、今日は、“ナビィの恋”の中江裕司監督の
ドキュメンタリー映画「盆唄」を観に行ってきました。
東日本大震災にともなう原発事故のために帰還困難地区にな
り故郷を離れざるをえなかった福島県双葉町の人々が伝統の
盆唄(盆踊りの時にやぐらの上で演奏される音頭)を残そう
と奮闘する映画で、双葉町の方々の置かれている難しい現実
を映し出しながらも、富山から福島、そしてハワイへとつな
がる盆唄の歴史と未来。そして諸々の事情で故郷を離れなが
らも移った先で、帰れない故郷を深く思いながら力強く生き
る人々の中に希望を感じられる素敵な映画でした。
100年前にハワイに移住した日系の方々が受け継いだ盆踊り
の中に福島の盆唄(ほぼ原型のまま)が生きていることにも
驚きましたし、双葉町の盆唄が日本で絶えたときのためにハ
ワイの人々に伝授しようとする姿に、双葉町の置かれている
過酷な現実を垣間見た気がしました。
また、江戸時代の飢饉で東北で多くの人が亡くなり、荒れた
地に富山から移住してきた人たちの苦難の歴史が、池亜佐美
さんの温かみのある手書きのアニメーションで表現されてい
ました。
最後は20分は、仮設住宅の地で復活した双葉盆唄のやぐらの
共演、双葉町の色々な地区に伝わる盆唄が、次々と披露され、
太鼓と笛のリズムにのった独特の節回しの伸びやかな歌声に
酔いしれ、盆唄が頭の中でループしました。
今日は、上映後に中江監督の舞台挨拶もあり、監督曰く、震
災直後に写真家の岩根愛さんに福島を撮らないかと誘われた
時は、かかわりが薄い自分が撮るのは違うと思い断ったそう
ですが、別の仕事で沖縄とハワイの日系の方々との交流を取
材する中で、ハワイの日系の方々に伝わっている盆唄と福島
がつながり、今回の映画に導かれた言うことでした。
素敵なお話をありがとうございました。
映画の後は、ホワイティうめだの「たこ梅 東店」さんで、熱
々の関東煮(おでん)定食をいただきました。
おでんはもちろん美味しいんですが、おでんのダシでつくる
素麺の入ったお汁も好きです。
お腹も膨れたので、次は難波に移動してギャラリーめぐり。
先ずは、「特定非営利活動法人キャズ(CAS)」さんで、今日
までやっていた「COVER IV展」を拝見。
カバーと言うタイトル通り、オマージュって感じで、ゴッホ、
ピカソ、ロスコなどの作品をカバーした川口洋子さん、日下
部一司さん、黒瀬剋さん、杉山卓朗さん、堀尾昭子さん、山
崎亨さんの作品が展示してありました。面白い!
ビルの入口スペースの「Gallery 1963」さんでは、工藤玲那
さんの個展「shi-ha-ha-ha-z」も行なわれていました。イイ
感じです。
次は、「TEZUKAYAMA GALLERY」さんで、これまた今日ま
での開催していた「RE: FOCUS vol.4」と「継ぎ接ぎ展」を
拝見。
「RE: FOCUS vol.4」では、岩田小龍さんのポップなブラン
コの絵、大江慶之さんの2人の人物が融合した髑髏のようなド
ローイング、小池一馬さんの枝がちょっと邪魔?な感じの仏
像の絵、住吉明子さんの不思議でカワイイ動物たち、髙倉大
輔さんのおしゃれで不思議な写真が飾ってありました。
隣の部屋の「継ぎ接ぎ展」の方では、厚地朋子さんのシュルレ
アリスムのような不思議な風景画、井田大介さんのとろけたよ
うな彫刻、山下耕平さんの無数のGoogle検索やボールや石が
織り成す世界を楽しませてもらいました。
コメント 0