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春の陽気にフェルメール [美術館]

ぽかぽか陽気の金曜日。今日は有休を取ってちょいと野暮用
で朝からお役所へ。とりあえず午前中に用事を済ませ、平日
は空いているかな?と思いながら門真に移転した人気のうど
ん屋「三ツ島 真打 」に出向いて、温玉ちく天カレーうどん
をいただきました。
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移転して初でしたが、久しぶりに食べたボリュームたっぷり
の美味しいカレーうどんに大満足でした。

せっかく有休を取ったので、こちらも平日なら混雑を避けら
れるんじゃないかな?と言う淡い期待をこめて、大阪市立美
術館で開催している「フェルメール展」を観に行ってみまし
た。
IMG_4402.JPG 
休日がどれくらいの入りかは判りませんが、平日でもけっこ
う人は多かったです。でも、並んで見るという感じでもなく、
ゆっくりと絵を楽しめました。
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17世紀のオランダ画家ヨハネス・フェルメール、窓辺から柔
らかな光の差す部屋で庶民の日常的な情景を描いた数々の作
品の美しさと、35点ほどしか作品がないという希少価値的な
側面も含めて非常に有名な画家です。が、今回はそんな少な
い作品の中から初期の“マルタとマリアの家のキリスト”と“取
り持ち女”。それに手紙を題材にした窓辺の情景“手紙を書く
婦人と召使い”、“恋文”、“手紙を書く女”。手紙のシリーズと
同じ女性かなと言う“リュートを調弦する女”の6点が展示して
ありました。
IMG_4410.JPG 
初期の作品が、なんとなくイメージしていたサイズ感よりか
なり大きくって、ちょっとビックリしました。が、静寂を感
じるフェルメールの世界に浸って楽しい時間を過ごせました。

フェルメールといっしょに展示してあったハブリエル・メツ
ーの“手紙を書く男”と“手紙を読む女”はフェルメールの作品
とシンクロする感じで面白かったですし、ヤン・ウェーニク
スの“野ウサギと狩の獲物”、ヤン・ステーンの“家族の情景”、
レンブラント周辺の画家の“洗礼者ヨハネの斬首”、レンブラ
ント工房の出身ヘラルト・ダウの“本を読む老女”など、同時
代のオランダの画家たちの作品50点あまりも展示してあり。
けっこう見応えありました。

休憩室では森村泰昌さんのフェルメール展を解説する映像も
流れていて、それを見た後で、もう一度会場を一周すると見
る角度が変わって、さらに楽しめました。

2階では、コレクション展示も行なわれていていました。
IMG_4406.JPG 
春をテーマに「啓蟄!考古遺物コレクション」と銘打って、
春になってゴソゴソ這い出る虫のごとく土の中から出てき
た縄文土器、青銅器、弥生土器、須恵器などなどが飾って
ありました。

これも季節モノって感じで3月3日の桃の節句(雛祭り)に
ちなんで「節句を彩る 人形と漆工」と言う展示も行なわれ
ていて、明治から昭和初期に作られた丸平の大木平藏作の
雛人形の内裏雛、三人官女、五人囃子、随身、仕丁。そし
て武者人形の八幡太郎義家などの他、根付や印籠も飾って
ありました。雛人形が若干妖気を感じような風情でイイ感
じでした!大好きな雰囲気です。

そして、春とは関係無さそうですが「都市を描く 洛中洛外
図と名所図会」と言う展示も行なわれていて、六曲一双の
洛中洛外図屏風が3点並んでいて、特に田万コレクションの
狩野派の絵師が描いたと言う洛中洛外図が、人々の暮らし
を細密に描いていて、めちゃ面白かったです。人も少なか
ったので、時間を忘れて見入ってしまいました。

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