上野で博物館に初詣 [美術館]
今年の初出張は金曜日に会議で東京。夕方まで会議だった
のと週末ってことで、そのまま泊まって気になっていたミ
イラ展ほか、上野公園界隈で諸々展覧会を巡ってきました。
初日の東京ランチは、東京国際フォーラムにある「ラ・メ
ール・プラール」さんのスフレオムレツをいただきました。
インパクトのある泡々の巨大なオムレツ!どうやて焼いて
いるのかわかりませんが、表面はしっかり焼けてて中は泡
立てた玉子、ほのかに塩気があり香ばしく美味しかったで
す(まさに泡を食べてる感じです・・・)。行ったことは
ないですがモンサンミッシェルの有名店だそうです。
そして、今年のアート鑑賞のスタートは、上野公園界隈で
のアート巡り。
先ずは、国立国会図書館国際子ども図書館で開催している
「絵本に見るアートの100年 ダダからニューペインティン
グまで」。
絵本を題材に20世紀のアートの潮流を振り返るような展示
がしてあり、先ずはダダからスタートし、シュルレアリス
ム、ロシアアバンギャルド、チェコアバンギャルド、バウ
ハウスとニューバウハウス、グラフィックデザイン、日本
のモダニズム、第二次世界大戦後の美術(ポップアート・
ニューペインティングなど)で活躍したアーティストの絵
本が展示してあり、古賀春江さん、堀文子さん、安西水丸
さん、赤瀬川原平さん、黒田征太郎さん、新宮晋さん、横
尾忠則さん、大竹伸朗さん、奈良美智さん、スズキコージ
さん、荒井良二さん、アンディ・ウォーホル氏、ダミアン
・ハースト氏、キース・へリング氏、ジャン=ミシェル・
バスキア氏、李禹煥氏などなど150点ほどの絵本が飾って
ありました(開いて読めたら最高ですが・・・眺めるだけ
です)。特別コーナーではアリス、赤ずきん、ピノキオ、
宮沢賢治の絵本も飾ってありました。
次は、東京藝術大学大学美術館陳列館の「第5回東京都特
別支援学校アートプロジェクト展」。
都内の特別支援学校に在籍している生徒たちに芸術活動に
積極的に取り組んでもらうことと、才能をいち早く発見し
て伸ばす目的で生徒が制作した作品を展示し、一般の方々
にも広く障がいのある方々への理解を深めてもらおうとい
う企画だそうです。印象的な作品も有りましたし、面白い
取り組みだなと思いながら拝見させてもらいました。
関西だと大阪府立江之子島文化芸術創造センターで障がい
のある方々のアートを観る機会があるんですが、けっこう
イイ作品がありますよ。
同じく、東京藝術大学大学美術館の本館でやっていた「保
科豊巳退任記念展 萃点」。
のと週末ってことで、そのまま泊まって気になっていたミ
イラ展ほか、上野公園界隈で諸々展覧会を巡ってきました。
初日の東京ランチは、東京国際フォーラムにある「ラ・メ
ール・プラール」さんのスフレオムレツをいただきました。
インパクトのある泡々の巨大なオムレツ!どうやて焼いて
いるのかわかりませんが、表面はしっかり焼けてて中は泡
立てた玉子、ほのかに塩気があり香ばしく美味しかったで
す(まさに泡を食べてる感じです・・・)。行ったことは
ないですがモンサンミッシェルの有名店だそうです。
そして、今年のアート鑑賞のスタートは、上野公園界隈で
のアート巡り。
先ずは、国立国会図書館国際子ども図書館で開催している
「絵本に見るアートの100年 ダダからニューペインティン
グまで」。
絵本を題材に20世紀のアートの潮流を振り返るような展示
がしてあり、先ずはダダからスタートし、シュルレアリス
ム、ロシアアバンギャルド、チェコアバンギャルド、バウ
ハウスとニューバウハウス、グラフィックデザイン、日本
のモダニズム、第二次世界大戦後の美術(ポップアート・
ニューペインティングなど)で活躍したアーティストの絵
本が展示してあり、古賀春江さん、堀文子さん、安西水丸
さん、赤瀬川原平さん、黒田征太郎さん、新宮晋さん、横
尾忠則さん、大竹伸朗さん、奈良美智さん、スズキコージ
さん、荒井良二さん、アンディ・ウォーホル氏、ダミアン
・ハースト氏、キース・へリング氏、ジャン=ミシェル・
バスキア氏、李禹煥氏などなど150点ほどの絵本が飾って
ありました(開いて読めたら最高ですが・・・眺めるだけ
です)。特別コーナーではアリス、赤ずきん、ピノキオ、
宮沢賢治の絵本も飾ってありました。
次は、東京藝術大学大学美術館陳列館の「第5回東京都特
別支援学校アートプロジェクト展」。
都内の特別支援学校に在籍している生徒たちに芸術活動に
積極的に取り組んでもらうことと、才能をいち早く発見し
て伸ばす目的で生徒が制作した作品を展示し、一般の方々
にも広く障がいのある方々への理解を深めてもらおうとい
う企画だそうです。印象的な作品も有りましたし、面白い
取り組みだなと思いながら拝見させてもらいました。
関西だと大阪府立江之子島文化芸術創造センターで障がい
のある方々のアートを観る機会があるんですが、けっこう
イイ作品がありますよ。
同じく、東京藝術大学大学美術館の本館でやっていた「保
科豊巳退任記念展 萃点」。
保科豊巳さんは東京藝術大学の先生で、今年退任されると
いうことでの展覧会だそうです。会場に入るとちょうど保
科さんが、関係者とおぼしき方々に作品の解説をしてらし
たので、無関係者ですが勝手に付いて回って制作の背景や
作品の見どころや苦労した点などをじっくり聞かせてもら
いました。
火や和紙や木材などそれ自体で既に美しいモノの上に絵を
描くというのは、絵の具を塗って汚しているに過ぎないの
ではないかと言う話が面白かったですし、素材に寄り添っ
たようなシンプルな造形の作品が素晴らしかったです。
そして、東京国立博物館本館の新春の企画展「博物館に初
もうで 子・鼠・ねずみ」。
十二支の子(鼠)をはじめ、大黒様とねずみ、浮世絵、鼠
色の着物、涅槃図の中の鼠など、ねずみ探しゲームの感じ
で楽しく拝見させてもらいました。
同じく本館では「伝説の面打たち」と言う能面の企画展示
もやってました。
日光作の三番叟(黒色尉)、伝赤鶴作の伝山姥の他、越智、
文蔵などの十作(南北朝から室町時代のすぐれた能面作家
10人)を中心に同時代の作品が23点展示してありました。
じっくり間近で見る能面も素晴らしですね。
東京国立博物館の東洋館の方では「人、神、自然 ザ・アー
ル・サー二・コレクションの名品が語る古代世界」と言う
古代文明系の展示も行われていました(古代文明好きなん
ですよね)。
紀元前2000年以上前のメソポタミア文明、古代エジプト
文明、古代ギリシア、ペルシャ文明、古代ローマ、ヘレニ
ズム文明、中国漢時代、マヤ文明、オルメカ文明などなど、
おおむね紀元前に作られた、人、神、動物などの造形物や
装飾品が飾ってあったんですが、金や石などで作った品の
写実的な造形美にはただただ驚かされました。アート表現
は4000年以上前からそんなに変わってないなって感じさ
えします。実はこちらにもミイラが飾てありました。
最後は、今回の本命、国立科学博物館の「ミイラ 永遠の命
を求めて」。
先ずは思っているよりお客さんが多くてビックリしたんで
すが、南北アメリカ、古代エジプト、ヨーロッパ、オセア
ニア、日本からの43体のミイラをはじめ、副葬品、棺桶、
CTスキャンなどの科学的研究成果などなど、ミイラにまつ
わる色々な情報を楽しむことができました。ミイラと一言
に言っても古代エジプトのミイラに代表される人為的に作
成したミイラと、何かしらの条件がそろって図らずも自然
にミイラになってしまったモノがあるそうです。
日本からは意図的にミイラになった即身仏の弘智法印宥貞
や柿の種子(お菓子じゃないですよ!)を大量に摂取して
ミイラになった本草学者のミイラ、土葬でミイラになって
しまった江戸時代の兄弟のミイラが鎮座していました。
ミイラと聞いて先ず思い浮かべる古代エジプト系は、きれ
いに寝かせてあってシュッとした感じで、棺桶や巻いた包
帯に死者の書と呼ばれるヒエログリフがびっしりと描かれ
てました。
南米系のチャチャポヤのミイラは、カワイイ顔の刺繍をほ
どこした小ぶりの袋に折りたたんで収められていて、人っ
てこんなにコンパクトになるの?って印象でした。が、CT
スキャン画像では確かに人が入ってまし、袋から顔だけ出
した女性のミイラもあってインパクトありました。
若干気持ち悪さもありましたが、めちゃ面白かったです。
ミイラ展、想像以上に賑わってました。が、賑わっている
と言えば、東京国立博物館本館では「高御座と御帳台」の
特別公開をやっていて70分待ちの列ができていました!
それに負けじと上野の森美術館の「ゴッホ展」の方も1時
間以上待つ長蛇の列が、それこそ巨大な蛇のように公園内
をのたくってました!
ミイラを観る前の腹ごしらえは(観た後だと食欲が無くな
りそうだったので・・)、上野の老舗のとんかつ屋「井泉
本店」さんでヒレかつ定食を頬張りました。
箸でも切れるという柔らかなヒレかつめちゃ美味しかった
です。食べ終わってお店の外に出たらこちらにも列ができ
ててびっくりでした!笑
今年も元気にアートめぐりを楽しみたいと思います。
いうことでの展覧会だそうです。会場に入るとちょうど保
科さんが、関係者とおぼしき方々に作品の解説をしてらし
たので、無関係者ですが勝手に付いて回って制作の背景や
作品の見どころや苦労した点などをじっくり聞かせてもら
いました。
火や和紙や木材などそれ自体で既に美しいモノの上に絵を
描くというのは、絵の具を塗って汚しているに過ぎないの
ではないかと言う話が面白かったですし、素材に寄り添っ
たようなシンプルな造形の作品が素晴らしかったです。
そして、東京国立博物館本館の新春の企画展「博物館に初
もうで 子・鼠・ねずみ」。
十二支の子(鼠)をはじめ、大黒様とねずみ、浮世絵、鼠
色の着物、涅槃図の中の鼠など、ねずみ探しゲームの感じ
で楽しく拝見させてもらいました。
同じく本館では「伝説の面打たち」と言う能面の企画展示
もやってました。
日光作の三番叟(黒色尉)、伝赤鶴作の伝山姥の他、越智、
文蔵などの十作(南北朝から室町時代のすぐれた能面作家
10人)を中心に同時代の作品が23点展示してありました。
じっくり間近で見る能面も素晴らしですね。
東京国立博物館の東洋館の方では「人、神、自然 ザ・アー
ル・サー二・コレクションの名品が語る古代世界」と言う
古代文明系の展示も行われていました(古代文明好きなん
ですよね)。
紀元前2000年以上前のメソポタミア文明、古代エジプト
文明、古代ギリシア、ペルシャ文明、古代ローマ、ヘレニ
ズム文明、中国漢時代、マヤ文明、オルメカ文明などなど、
おおむね紀元前に作られた、人、神、動物などの造形物や
装飾品が飾ってあったんですが、金や石などで作った品の
写実的な造形美にはただただ驚かされました。アート表現
は4000年以上前からそんなに変わってないなって感じさ
えします。実はこちらにもミイラが飾てありました。
最後は、今回の本命、国立科学博物館の「ミイラ 永遠の命
を求めて」。
先ずは思っているよりお客さんが多くてビックリしたんで
すが、南北アメリカ、古代エジプト、ヨーロッパ、オセア
ニア、日本からの43体のミイラをはじめ、副葬品、棺桶、
CTスキャンなどの科学的研究成果などなど、ミイラにまつ
わる色々な情報を楽しむことができました。ミイラと一言
に言っても古代エジプトのミイラに代表される人為的に作
成したミイラと、何かしらの条件がそろって図らずも自然
にミイラになってしまったモノがあるそうです。
日本からは意図的にミイラになった即身仏の弘智法印宥貞
や柿の種子(お菓子じゃないですよ!)を大量に摂取して
ミイラになった本草学者のミイラ、土葬でミイラになって
しまった江戸時代の兄弟のミイラが鎮座していました。
ミイラと聞いて先ず思い浮かべる古代エジプト系は、きれ
いに寝かせてあってシュッとした感じで、棺桶や巻いた包
帯に死者の書と呼ばれるヒエログリフがびっしりと描かれ
てました。
南米系のチャチャポヤのミイラは、カワイイ顔の刺繍をほ
どこした小ぶりの袋に折りたたんで収められていて、人っ
てこんなにコンパクトになるの?って印象でした。が、CT
スキャン画像では確かに人が入ってまし、袋から顔だけ出
した女性のミイラもあってインパクトありました。
若干気持ち悪さもありましたが、めちゃ面白かったです。
ミイラ展、想像以上に賑わってました。が、賑わっている
と言えば、東京国立博物館本館では「高御座と御帳台」の
特別公開をやっていて70分待ちの列ができていました!
それに負けじと上野の森美術館の「ゴッホ展」の方も1時
間以上待つ長蛇の列が、それこそ巨大な蛇のように公園内
をのたくってました!
ミイラを観る前の腹ごしらえは(観た後だと食欲が無くな
りそうだったので・・)、上野の老舗のとんかつ屋「井泉
本店」さんでヒレかつ定食を頬張りました。
箸でも切れるという柔らかなヒレかつめちゃ美味しかった
です。食べ終わってお店の外に出たらこちらにも列ができ
ててびっくりでした!笑
今年も元気にアートめぐりを楽しみたいと思います。
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