8ヶ月ぶりのギャラリー巡り [美術館]
多量の雨を降らせて、なぜかブーメランのように発生場所
に戻っていきそうなおかしな台風も昼過ぎには過ぎ去って
雲間に青空もチラチラ見えていたので、久々にギャラリー
を巡ってきました。
コロナの影響でギャラリー自体も、リアルでの個展をあま
りやってなかったってこともあります。が、8ヶ月ぶりく
らいのギャラリー訪問でした。
先ずは、enoco(大阪府立江之子島文化芸術創造センター)
でやってる黒田征太郎さんの「絵で行けるとこ」。
齢81になる黒田さんが追い求める絵で行けるところをテー
マに、正に今を描いたエネルギー溢れる作品が部屋を埋め
尽くしていました。
1階と4階で展示してあったんですが、4階は3部屋に分け
て作品がインスタレーションのような風情で展示してあ
り、一番大きな部屋は、最近作の産業スクラップを使っ
た作品など、おもちゃ箱をひっくり返したような極彩色
の黒田ワールドが全開って感じで圧巻でした。
小部屋二つではドローイング中心のシンプルな世界と過
去の作品をアクリルに閉じ込めたアーカイブの空間が設
えてありました。
壁一面に浪速の火の鳥が描かれた1階では、黒田さんの
真骨頂て感じのコラボレーションやワークショップ系の
展示がしてあったんですが、コロナで高齢の黒田さんと
直接触れ合えないと言うことで、黒田さんの絵を大阪の
名所に持っていて写真を撮る企画や、近所の小学生に塗
り絵の原稿を渡して阿波座駅の通路で絵本を創る企画。
子供たちが描いたSDGsのポスターを見て“大人は、子
どもたちに描かせているだけでいいのか?”と奮起し、
SDGsの17の目標を描いた作品などなどが展示してあ
りました。
いくつになってもエネルギー溢れる絵を描いてる黒田
さんに、元気をもらった気がする素敵な展覧会でした。
そして次は、北加賀屋にあるモリムラ@ミュージアム
でやってる森村泰昌さんの「北加賀屋の美術館によって
マスクをつけられたモナリザ、さえも」を拝見。
こちらもコロナ禍で起きている諸々の事象を森村さんら
しい視点で作品に昇華してあり、ひとつの部屋は密の味
コースと銘打った展示、もうひとつの部屋は、距離の愛
のコースと銘打って2m離したソーシャルディスタンス
って感じの展示がしてありました。
密の部屋の方は、森村さんの作品がくっつけて飾ってあ
るベラスケスの密、レンブラントの密、女優の密。
ソーシャルディスタンスの部屋では、森村さんのモナリ
ザ作品にマスクを描いた物が離して展示してあったり、
“この距離がこわくなる”と言うタイトルのフェイスシー
トを付けた2体の石膏像が対峙する展示がしてありまし
た(石膏像が思い切り咳き込んでました!)。
ソーシャルディスタンスの部屋では、アベノマスクを
使ったワークショップも行われていて、“誰が正しいの
かわからない”や“何が間違いなのかわからない”などの
ゴム版でマスクに文字を印字する机と椅子が設えてあ
りました。
今回の個展の制作風景の映像作品も面白かったですし、
流石だなって感じでした。
最後は、谷六にあるギャラリー「+1art」さんでやっ
てる中島麦さんの個展「time line」。
+1artさん自体もリアルでの展示をしていなかったの
で、本当に久々の訪問になりました。
中島さんの作品は、長田の下町芸術祭などでも見てた
んですが、今回は斜めにしたキャンバスに複数の色の
絵の具を垂らし重なり合う色味で、コロナ禍で感じた
ままならない時の流れのようなモノを抽象的に表現し
た作品となって、昔見た作品とはかなり印象が違い
ましたが、面白かったです。
ご本人がいらしたので、作品制作などの詳しい話も
聞かせてもらいました。
六甲ミーツアートの一環として、17日から夜の有馬
温泉でARを使った夜間展示をされるそうです。どん
な感じなんだろう?面白そうですね!
1日3ヶ所くらいのギャラリー巡りは日常でしたが、
久々だとちょっと疲れました!体力落ちてます。。涙
に戻っていきそうなおかしな台風も昼過ぎには過ぎ去って
雲間に青空もチラチラ見えていたので、久々にギャラリー
を巡ってきました。
コロナの影響でギャラリー自体も、リアルでの個展をあま
りやってなかったってこともあります。が、8ヶ月ぶりく
らいのギャラリー訪問でした。
先ずは、enoco(大阪府立江之子島文化芸術創造センター)
でやってる黒田征太郎さんの「絵で行けるとこ」。
齢81になる黒田さんが追い求める絵で行けるところをテー
マに、正に今を描いたエネルギー溢れる作品が部屋を埋め
尽くしていました。
1階と4階で展示してあったんですが、4階は3部屋に分け
て作品がインスタレーションのような風情で展示してあ
り、一番大きな部屋は、最近作の産業スクラップを使っ
た作品など、おもちゃ箱をひっくり返したような極彩色
の黒田ワールドが全開って感じで圧巻でした。
小部屋二つではドローイング中心のシンプルな世界と過
去の作品をアクリルに閉じ込めたアーカイブの空間が設
えてありました。
壁一面に浪速の火の鳥が描かれた1階では、黒田さんの
真骨頂て感じのコラボレーションやワークショップ系の
展示がしてあったんですが、コロナで高齢の黒田さんと
直接触れ合えないと言うことで、黒田さんの絵を大阪の
名所に持っていて写真を撮る企画や、近所の小学生に塗
り絵の原稿を渡して阿波座駅の通路で絵本を創る企画。
子供たちが描いたSDGsのポスターを見て“大人は、子
どもたちに描かせているだけでいいのか?”と奮起し、
SDGsの17の目標を描いた作品などなどが展示してあ
りました。
いくつになってもエネルギー溢れる絵を描いてる黒田
さんに、元気をもらった気がする素敵な展覧会でした。
そして次は、北加賀屋にあるモリムラ@ミュージアム
でやってる森村泰昌さんの「北加賀屋の美術館によって
マスクをつけられたモナリザ、さえも」を拝見。
こちらもコロナ禍で起きている諸々の事象を森村さんら
しい視点で作品に昇華してあり、ひとつの部屋は密の味
コースと銘打った展示、もうひとつの部屋は、距離の愛
のコースと銘打って2m離したソーシャルディスタンス
って感じの展示がしてありました。
密の部屋の方は、森村さんの作品がくっつけて飾ってあ
るベラスケスの密、レンブラントの密、女優の密。
ソーシャルディスタンスの部屋では、森村さんのモナリ
ザ作品にマスクを描いた物が離して展示してあったり、
“この距離がこわくなる”と言うタイトルのフェイスシー
トを付けた2体の石膏像が対峙する展示がしてありまし
た(石膏像が思い切り咳き込んでました!)。
ソーシャルディスタンスの部屋では、アベノマスクを
使ったワークショップも行われていて、“誰が正しいの
かわからない”や“何が間違いなのかわからない”などの
ゴム版でマスクに文字を印字する机と椅子が設えてあ
りました。
今回の個展の制作風景の映像作品も面白かったですし、
流石だなって感じでした。
最後は、谷六にあるギャラリー「+1art」さんでやっ
てる中島麦さんの個展「time line」。
+1artさん自体もリアルでの展示をしていなかったの
で、本当に久々の訪問になりました。
中島さんの作品は、長田の下町芸術祭などでも見てた
んですが、今回は斜めにしたキャンバスに複数の色の
絵の具を垂らし重なり合う色味で、コロナ禍で感じた
ままならない時の流れのようなモノを抽象的に表現し
た作品となって、昔見た作品とはかなり印象が違い
ましたが、面白かったです。
ご本人がいらしたので、作品制作などの詳しい話も
聞かせてもらいました。
六甲ミーツアートの一環として、17日から夜の有馬
温泉でARを使った夜間展示をされるそうです。どん
な感じなんだろう?面白そうですね!
1日3ヶ所くらいのギャラリー巡りは日常でしたが、
久々だとちょっと疲れました!体力落ちてます。。涙
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