コスモスとみんぱく

ぽかぽか陽気と言うか夏みたいに暑くて汗だくになっ
ちゃいましたが、今日は、万博記念公園にコスモスと
国立民族学博物館で開催している特別展「先住民の宝」
を観に行ってきました。
 
コスモスのきれいな場所は関西にもたくさんあります
が、万博記念公園もその一つで、花の丘ではいろいろ
な色合いのコスモスが約13万本も植えてあるそうで、
丘一面コスモスって感じで見応えあります。
  
平日だと人も少ないし背景に邪魔になるよな建物も無
いので写真も撮りやすかったです（休日はお客さんが
多くて、人が写らないように写真を撮るのに難儀しま
すが・・・）。
  
  
  
コスモスの横には蕎麦も栽培してあり小さくカワイイ
赤い花を咲かせていました。蕎麦の花って白いものだ
と思ってましたが赤い花の蕎麦も有るんですね。
  

コスモスの写真を撮っていたら時分時になったので、
ちょっと気になっていたお店、万博記念公園内のみん
ぱく近くにあるピザ屋「薪窯PIZZA・CAFE NORTH
GARDEN」さんでクワトロフォルマッジョのピッツ
ァランチをいただきました。
  
  
モッツァレラ、チェダー、ゴルゴンゾーラ、パルメ
ジャーノの4種のチーズののったクリームソース系
のピッツァで、付け合わせのはちみつをかけて食べ
るのが絶品でした。
ブルーチーズ＆はちみつの味わいが大好きなんです
よね。

お腹も膨れたところで、国立民族学博物館（みんぱ
く）で開催している特別展「先住民の宝」へ。
  
検温や連絡先記入などのコロナ儀式を済ませ、円形
の特別展ブースに入ると、1階では、オーストラリア
のアボリジニ、マレーシアのオランアリス、台湾の
タオ、ネパールのアーディバーシー、グアテマラの
マヤ、アフリカのサンソマリ、カナダの北西海岸先
住民、北欧のサーミの方々が宝とする品々（祈りに
使う彫刻、衣装、仮面、武具、民具など）の展示と
文化の解説がしてありました。
先住民と呼ばれる方々は、世界70ヶ国以上に5000
あまりの民族で4億人ほどいらっしゃるそうです。
偏見や差別に苦しんだ歴史に加えて、昨今ではグロ
ーバル化や商業主義に翻弄されその文化は失われつ
つあるそうです。
2階は全面を使って日本のアイヌ文化について、野
田サトルさんの“ゴールデンカムイ”に登場するアイ
ヌの民具を、描かれているシーンのデジタル原画と
ともに展示してありました（ゴールデンカムイの漫
画は読んだこと無いですがアニメで楽しませてもら
いました）。
現代にアイヌ文化を継承する作家さんの作品も展示
してあったんですが、デザイナーの貝澤珠美さんの
写真にアイヌの模様が刺繍してある作品が素敵でし
た。
 
  
本館のアイヌ文化を紹介するコーナーにもゴールデ
ンカムイの原画が飾ってありました。

そして、本館の企画展示場では、梅棹忠夫生誕100
年記念企画展「知的生産のフロンティア」も開催さ
れていました。
 
みんぱくの初代館長を務めた梅棹忠夫さんは、日本
の文化人類学のパイオニアのひとりで、今回の展示
は、梅棹さんのフィールドワークのベースになって
いたカードを使った情報整理法とその方法を記した
著書“知的生産の技術”を紐解くような感じに資料が
展示してありました。
  
  
12歳の頃に書いたノートが飾ってあったんですが、
内容も字も大人です。アート系でも感じるんです
が、この手の才能のある人って子どもの頃から飛
び抜けてますよね。
 
久々のみんぱくを堪能しました。面白かったです。
  
せっかくみんぱくに来たので、展示会場に鎮座し
ているタイの仏様と秋田のかしま様んなど諸々の
神様にコロナ退散のお祈りをさせてもらいました。