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カワイイ猫虎 [美術館]

昨日まで秋晴れだったのに、なんだか今日は朝から
曇天模様の土曜日。(夜には雨!)
曇ってたからってことでもないですが、大阪中之島
美術館に 「特別展 生誕270年 長沢芦雪 奇想の旅、
天才絵師の全貌」を見に行ってきました。
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今回、大阪初の大回顧展って感じで、円山応挙に入
門する前の作品“蛇図”から最晩年(と言っても46歳
で謎の死を遂げているので若いですが・・)の“方寸
五百羅漢図”までの作品が、前後期総入れ替えで勢ぞ
ろいするみたいです。が、和歌山串本にある古刹無
量寺所蔵の重文“龍・虎図襖”の猫のようなカワイイ
虎が大好きなので、前半に足を運んだ次第です。
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先ず第1章は、師匠である円山応挙の作品と並べる
ような形で展示がしてあり、2人の作品を見比べな
がら、応挙の系譜を受け継ぎつつも芦雪独自の世界
が確立していく様を紹介してありました。
もちろん芦雪も良かったんですが、応挙の“百兎図”
や“仔犬図”を見ると、やっぱり応挙って凄いなって
気がします。

次は、楽しみにしていた“虎図襖”に代表される紀南
で伸び伸びと描いた作品の章で、禅画のような“絵
変わり図屏風”、伸びやかな朝顔のつるが印象的な
“朝顔に蛙図襖”、大きな筆で一気に描いた弧で肉厚
な背中の量感を表現した“寒山拾得図”、どことなく
ユーモラスな表情の鶴が群がる“千羽鶴図屏風”など
など、どの作品も素晴らしかったです。

第3章は、紀南後の作品で、師匠の応挙も得意とし
た“幽魂の図”や“孔雀図”、大胆に丸い月だけを描い
た“朧月図”、ゾロゾロ連なるリアルサイズの蟻が描
かれた“蕗(ふき)図”などなどが展示してありまし
た。
順番は3章より先になってたんですが、第4章では、
同時代に活躍した伊藤若冲と曽我蕭白の作品が展示
してあり、曽我蕭白の“鷹図押絵貼屏風”の病的な緻
密さは迫力ありました。若冲の“達磨図”の赤い衣も
インパクトあって、ほぼ同時代に、同じ京都の地で、
この人たちが絵を競い合っていたかと思うとなんだ
か凄いです。
若冲と言えば、後期(11/7~)には、MIHO MUS
EUM所蔵の“象と鯨図屏風”が展示されるみたいです。

2周ほど会場内を巡りながら、じっくり長沢芦雪を
楽しませてもらいました。素晴らしかったです。

そんな中之島での昼ごはん、肥後橋に在る「ピッツ
ェリア ラ ポルタ」さんのピッツァランチ(クワト
ロフォルマッジ)をいただきました。
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4種のチーズの風味が複雑に混ざり合って、めちゃ
美味しかったです。

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