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歌舞伎座で幕見 [歌舞伎]

次の仕事が銀座で夜の10時からって事で、ゴーギャンを
観ても、まだまだ時間がたっぷり有るので、銀座で時間を
つぶすなら、やっぱり歌舞伎だろうと、歌舞伎座の幕見で、
幸四郎さんの弁慶と吉右衛門さんの富樫と言う「勧進帳」と
福助さんの八百屋お七「松竹梅湯島掛額」を拝見しました♪
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ピリッと張り詰め、心地良い緊張感の「勧進帳」の後は、
コミカルな「吉祥院お土砂」と、福助さんの人形振りが鳥肌
モノの「櫓のお七」、どっちも痺れるほど面白がったです☆

面白かったと言えば、幕見のお客さんの方もちょっと癖の
ある人が多くて、右隣はオーガニック大好きおばちゃんに
左隣はスーツにテンガロンハットと言う漫画に出てきそうな
アメリカ(?)の人、「播磨屋!」、「高麗屋!」の大向こうの
声も飛び交って、いやぁ~!舞台も熱いけど、4階もかなり
熱かったですよ!!
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Beauty うつくしいもの [歌舞伎]

気持ち良く晴れ渡った日曜日、今日はインドアに
映画鑑賞♪
長野伊那谷の村歌舞伎を題材に戦中戦後の人間
模様を描いた、後藤俊夫監督の「Beauty」を観に
十三の第七藝術劇場に行ってきました。
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半次役には片岡孝太郎さん、雪夫役には片岡愛之
助さん、若手の本物の歌舞伎役者を主演に据える
キャスティング。
当たり前と言えばそれまでですが、劇中劇の村歌舞
伎の舞台で演じられる恋飛脚大和往来の「新口村の
段」の忠兵衛梅川の美しいこと!:)))
素晴らしかったです。
ストーリー自体は歌舞伎の内容とはそんなに関係無
いので、歌舞伎が判らなくっても十分楽しめます。
また、舞台となってる伊那谷の四季折々の風景も凄く
綺麗でしたよ。

因みに、お父上の仁左衛門さんも半次最後の芝居の
シーンで登場します。
十三の第七藝術劇場で、5月初旬までやってるので、
是非、見てみて下さい。


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當る丑歳 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎 [歌舞伎]

今日は、と言うか今日もって感じですが、先週、南座を訪れ
当日券が無くあきらめかけた今年の顔見世でしたが、その
時、幸運にも今日のこの日の滅茶苦茶良い席が購入でき、
心待ちの一週間を経て、再び南座へ!
朝の10時、ずらりと「まねき」の上がった南座に到着、これを
見上げると師走だな!って気になりますね☆
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まずは幕間のお弁当を買い、そしてイヤホーンガイドを借りて
南座に入り、いつもはそこからえっちらと3階まで上るのを、
今日は、そのまま1階の客席に直進!!そしてずんずん前へ!
席に座ると、本当に会場のど真ん中!いつもは見下ろす舞台を
軽く見上げている!そしてまじかに花道!
(この時点で、かなりテンション上がってます☆)

そしていよいよ演目開始、まずは「正札附根元草摺」、幕が開
くと、正面に長唄お囃子の雛壇、それが割れて曽我五郎(愛之
助さん)と舞鶴(孝太郎さん)が登場、物語性のある演目では
ありませんが、華やかな舞台で目出度さを醸し出してました。
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次は、十三世仁左衛門さんの最後の舞台「八陣守護城」の佐藤
正清を、今回は長男の我當さんが演じていらっしゃいました。
舞台いっぱいに朱色のデカイ船、その上には、佐藤正清(我當
さん)と雛衣(秀太郎さん)、最後に船がぐるりと回って正面
を向いたんですが、船の先端で正清が見えない!!
(本当にど真ん中の席でした!)
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三幕目は、藤十郎さんの「藤娘」、喜寿をむかえられた藤十郎
さんと言うことでしたが、近江八景になぞらえて恋する娘心を
可憐に踊る姿の美しさと切れの良さ、素晴らしかったです
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そして、幕間の楽しみお弁当は、南座横にあり創業宝暦年間と
言う老舗の寿司屋「矢倉寿し 志満家」さんの“箱巻”です♪
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お弁当の後は、吉右衛門さんの「梶原平三誉石切」、まじかに
見る吉右衛門さんの所作、表情、押し黙って座っているだけで
も絵になる存在感、お腹の皮が張っても目の皮がたるんでいる
暇が無いくらい、見入ってしまいました☆
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最後は、玉三郎さんと仁左衛門さん、そして憎まれ役の甚右衛門
に海老蔵さんと言う森鴎外原作の「ぢいさんばあさん」、江戸中期、
義弟の代わりに愛妻のるんを江戸に残して京都に行くことになった
美濃部伊織、酒宴のあやまちで同僚甚右衛門を殺してしまい、江
戸に戻ることが出来なくなって37年、罪が許され、それぞれに長い
月日を重ねた美濃部伊織と妻るんが再会する。
若々しい玉三郎さんと仁左衛門さんから、最後にお婆ちゃんお爺
ちゃんに変わったお二人の姿にビックリ!笑って泣いての素敵な
舞台でした☆
玉三郎さんのお婆ちゃん、あまりのお婆ちゃんらしさに感動と言う
より感心しました!
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今年は文楽三昧だったせいと、いつもは3階席から小さな役者さん
を見ているので違和感無かったんですが、今回みたいに近くで見る
と、三浦しをんの言葉じゃないですが、人ってデカイ!そんでもって
生々しい!と言うのがよくわかりました!
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當る丑歳 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎 チケット購入 [歌舞伎]

本日、当日券でも有ればと南座に出向いたんですが、
残念ながら全席完売で当日券は無し!

ここ最近、顔見世が師走の恒例になってたんですが、
今回はメンバーが良い(特に玉三郎さんが出演すると
中々チケットが取れないんですよ!)のと、凝った演目
になっているし、土日しか休めずそれも確実に休める
かどうか分からないので、今回はご縁が無かったと諦
めかけたら、「来週の土曜の昼の部なら良い席が空い
てますよ!」と愛想良く声をかけてこられた南座か松竹
の方とおぼしき男性。

紹介された席は、1階7列目のほぼど真ん中!!
お値段25000円!!

さすがに25000円なので、しばらく思案しましたが、
仁左衛門さんと玉三郎さんがお揃いで、人間国宝の
藤十郎さんが藤娘を踊り、その上に、吉右衛門さんと
海老蔵さんが来てて、それを目の前で見られる!
こんな機会はめったに無いと思い、エイヤァー!と
前売り券を買っちゃいました☆
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シネマ歌舞伎 人情噺 文七元結 [歌舞伎]

故志ん朝師匠の「文七元結」が大好きだって事と、
空模様が怪しかったって事で、今日は山田洋次監
督の「シネマ歌舞伎人情噺 文七元結」を見に行
ってみました。
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左官仕事もほとんどせず、博打と酒にうつつを抜
かす長兵衛に中村勘三郎さん、その女房お兼には
中村扇雀さん、この二人の掛け合いが滅茶面白い!
親父長兵衛の借金をなんとかしようと自ら吉原に
身を沈めようとする娘お久には可憐な中村芝のぶ
さん、お久が泣きついていった長兵衛のご贔屓先、
妓楼角海老の女房お駒には貫禄たっぷりの中村芝
翫さん、 番頭役の片岡亀蔵さんもとぼけた感じで
いい味だしてました☆
そして、お店の金五十両をすられたと思い込み、
河に飛び込んで死のうとして長兵衛に助けられる
手代文七に中村勘太郎さん。

「文七元結」は、三遊亭円朝が口演した落語で、
大変のメジャーなネタなので、細かい説明は控え
ますが、借金まみれの親父長兵衛を助けようと吉
原に身を沈めてお金を作ろうとする娘お久、頼ら
れたお駒は来年末までに金を返したらお久はお店
には出さないと約束し長兵衛に五十両をわたす。
五十両を持っての帰り、店の金をすられたと思い
込んで大川端で身投げをしようとする手代文七に
出会い、その五十両をわたしてしまう。
翌朝、長兵衛の家では五十両をめぐって夫婦で大
喧嘩の最中、文七を連れた主人が現れ、金を無く
したのは文七の勘違いだったと説明し、五十両を
返却、長兵衛の気質とお久の優しさに惚れ込んだ
ので、是非お久を文七の嫁にと申し出て、大団円♪

新橋演舞場で上演された歌舞伎を映像化したもので
劇場中継を見ているという感じも残しつつ、役者の
表情や情緒を鮮明な画像で細やかに見せていくと言
う、なかなか面白い映画でした。


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吉例顔見世興行 [歌舞伎]

今日は、ここ数年の恒例にしている年末の京都の風物詩“顔見世”
「當る子歳 吉例顔見世興行二代目中村錦之助襲名披露」を観に
京都の南座に来てます♪
演目は、真山青果作の「将軍江戸を去る」、二代目錦之助襲名披露の
「勧進帳」、他に、「義経千本桜(すし屋)」と「二人椀久」です☆


「将軍江戸を去る」
いかにも歌舞伎!って感じでは無く普通のお芝居で、台詞もすんなり
理解できました☆

「勧進帳」
襲名の中村錦之助さんの富樫左衛門、武蔵坊弁慶には松本幸四郎さん、
こちらはいかにも歌舞伎って感じの華やかな舞台でした☆
  
「義経千本桜(すし屋)」
主役のいがみの権太は奈良のすし屋(熟れ寿司屋)の息子ですが、
イヤホーンガイド曰く、いがみの権太には上方式と江戸式があるらしく
東京の役者さんは江戸弁でいなせな江戸式を、関西の役者さんは
しっとりとした関西弁の上方式で演じるらしい。
今回は東京の尾上菊五郎さんと言うことで江戸式の権太でした☆

「二人椀久」
今回は、孝玉バージョンの二人椀久で、椀久は片岡仁左衛門さん、
松山を片岡孝太郎さんと言う松嶋屋親子の幻想的な舞台でした☆


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師走の京都☆ [歌舞伎]

紅葉も過ぎ、いよいよ冬本番の師走の京都と言えば、南座の「當る亥歳 吉例顔見世興行
東西合同大歌舞伎」
今年の顔見世は、十八代目中村勘三郎襲名披露公演と言う事もあって、ちょいと早起きをして
京都まで行ってきました。
 

京阪電車の四条駅に降り立つと既に南座の前にはお客さんが溢れていてちょっと焦りながらも、
先ずは歌舞伎鑑賞の楽しみの一つ、幕間に食べるお寿司とお茶を購入♪
そして、人波に押されるように会場に入って、次にこれも必需品(私には)のイヤホンガイドを
借り、そそくさと席につき、早速イヤホンを耳につけ開幕までの時間で第1幕目のガイドを聞い
て準備を整えます。

第1幕目は、「猿若江戸の初櫓(さるわかえどのはつやぐら)」
襲名披露公演と言う事で1幕目は、初代中村勘三郎(猿若勘三郎)が出雲の阿国と江戸に入り
芝居小屋(中村座)を立ち上げるまでのエピソードを、息子さん二人(猿若:勘太郎・阿国:
七之助)で演じてらっしゃいました。

第2幕目は、これも祝い狂言「寿曽我対面(ことぶきそがのたいめん)」
曽我兄弟の敵討ちの話で、親の敵である工藤左衛門祐経(我當)の館で行われている祝宴に
舞鶴(秀太郎)の手引きで、曽我十郎(翫雀)と五郎(橋之助)の兄弟が現れると言う話。
荒々しい五郎と落ち着いた十郎の対比が楽しませてくれました。

第3幕目と第4幕目は、義経千本桜の「道行初音旅(みちゆきはつねのたび)」と「川連法眼館
(かわつらほうげんやかた)」、いよいよ十八代目中村勘三郎さんの登場☆
先ずは、「道行初音旅」。恋しい義経が吉野山中に身を隠していると耳にした静御前(藤十郎)、
いても立ってもいられず、お供の佐藤忠信/源九郎狐(勘三郎)と吉野を目指している。
程無く吉野と言う所で暫しの休憩を取り、義経ゆかりの“着長の鎧”と“初音の鼓”を義経と
見立てて物語を舞う。
佐藤忠信に化けている源九郎狐(勘三郎)の時折表れる狐の仕草を勘三郎さん独特のユーモラスな
雰囲気で楽しまさせてもらいました。


次は、「川連法眼館」。義経が身を寄せる川連法眼館に本物の佐藤忠信が駆けつけ、そうこうして
いる内に、静御前も到着。
本物の佐藤忠信が居る事から、お供をした佐藤忠信が偽者と判り、静御前が偽佐藤忠信を誘き寄せ
化けの皮を剥ぐと、源九郎狐(勘三郎)である事が判明する。
源九郎狐が曰く、静御前の持っている“初音の鼓”の皮は源九郎狐の両親の物で、親孝行をしたい
いっしんでついて歩いてたとの事、しかし、正体がばれたからにはおいとますると言い、泣く泣く
去る狐の姿に心に打たれた静御前と義経、初音の鼓を源九郎狐に渡してやると狂喜乱舞して喜び
お礼に夜討ちをかけようとする悪僧達を神通力で退治して、去って行く。
初っ端の源九郎狐登場でいきなりビックリさせられ、早変わり・欄干渡りなどなどケレンが目白
押しの楽しい&泣ける舞台でした。

第5幕目は、「お染久松  浮塒ともどり(おそめひさまつ うきねのともどり)」
ご存知、お染久松の心中の話。江戸歌舞伎では舞台が浅草瓦町の油屋のお染と丁稚の久松と言う
事になっているみたいです。
叶わぬ恋の末に心中しようと堤を歩くお染(七之助)久松(橋之助)の前に女猿曳お梅(芝翫)が
あらわれ、噂の二人だと気付いて意見をするが、二人の思いは変わらず・・・。
陰陽のコントラストがお染久松の心情を際立たせる、しっとりとした素敵な舞台でした。

そして、冬の京都で祇園と言えばもう一つの名物、円山公園知恩院南門横「いもぼう平野屋本店」で
三百年の伝統の味“いもぼう”を頂きました。
棒鱈と海老芋を炊き上げたシンプルな料理なんですが、海老芋のホクホク感と舌の上で溶けていく
滑らかさのバランスが絶妙な、たまらなく美味しい一品でしたよ。
 


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歌舞伎♪ [歌舞伎]

京都の南座でやってる「吉例顔見世興行」を見に来てます(^ε^)
今年の顔見世は中村勘三郎さんの襲名披露と言う事で大盛況です☆


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そんなに好きなのか?祭り寿司☆ [歌舞伎]

今週も旅の空でした。(飛行機に乗ったので本当に空を旅してましたが・・・)

先ずは東京、昼間の空いた時間に、久々の歌舞伎鑑賞なんぞをしてました。
 
<歌舞伎座>                 <歌舞伎座>
狐と笛吹き、高尾、沓手鳥孤城落月(ほととぎすこじょうのらくげつ)、関八州繋馬
(かんはっしゅうつなぎうま)小蝶蜘。
ふらっと入っても大丈夫なのは、歌舞伎鑑賞の強い味方「イヤホーンガイド」のお陰!
これがあるとストーリ以外にも付随する色々な情報が聞けて滅茶苦茶重宝しますョ☆
 

幻想的な「狐と笛吹き」は歌舞伎っぽくなかったけど、福助氏演じる“ともね”(狐)の、
いじらしさが魅力的で、それと男の身勝手さも上手く描いてありました。。(涙)
関八州繋馬は、近松門左衛門の最後の作品、四天王の蝦蟇・土蜘蛛退治は艶やかな衣装と
蜘蛛の糸が八方に飛び交う派手な舞台で歌舞伎見たぞぉ~~!って感じで満喫です。

長丁場の歌舞伎は、幕間の弁当&おやつも楽しみの一つ。
 

夕飯は、歌舞伎座横のシチュー一筋40年と言う専門店「銀之塔」でミックスシチューを
頂きました。小料理屋風の佇まいのお店で、ほうじ茶に和食の付け出しが出てきてた時には
「えぇ???」って感じ、小振りの土鍋でフツフツしてるシチューにもちょっとビックリ!
でも、まろやかでしつこく無くお肉もとろとろで大変美味しかったです。

 

そんでもって岡山に飛んで、ちょっとバタバタ仕事してましたが、夜早めに終わって最終が
倉敷だったので、ちょっとだけ夜の倉敷を徘徊してみました。
なかなか風情がありましたョ☆
 
<駅からのチボリ公園>

 
 
 

そんでもって、岡山と言えば「祭り寿し」だろぉ~!と思って、昼は“権太寿し”と言う
寿し屋さんで食べて、夜は新幹線で「桃太郎 祭り寿し」を食べて、そんなに食ってどぉ~
すんの?ってくらい食べてましたが、美味かったですワ。(苦笑)
 
<権太寿しのばら寿し>            <駅弁:祭り寿し>


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