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新橋でデカダンスな建築と絵画 [美術館]

今日は、セミナーで新橋を訪れ、予定より少しセミナーが早く終わったので、パナ
ソニック汐留ミュージアムで開催中の「パスキン展 生誕130年 エコール・ド・パリ
の貴公子」に立ち寄ってみました。
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ブルガリア出身のジュール・パスキンは、日本から来たレオナール・フジタ(藤田
嗣治)やポーランド出身のモイーズ・キスリングとともにエコール・ド・パリといわれ
た異邦人画家の一人で、数々の素描と合わせて、真珠母色と評された溶けて混
じり合うような淡く輝く色彩に繊細で儚げな輪郭線で、女性を多く描いた人です。
レオナール・フジタも乳白色に繊細な線で有名ですが、それよりさらに背景と人物
が一体化したというか溶けたような色彩の中に、頼りなげな線で描かれた女性は、
なんとも退廃的でエロティックな空気を醸し出していました。
今回は、パスキンの原点である線画や素描も数多く展示してあり、コミカルで風刺
のきいた作品も楽しむことができます。

改めて新橋を見てみると、近代的な高層ビルの間に、昭和を代表するメタボリズ
ム建築とも言える丹下健三氏が設計した静岡新聞・静岡放送東京支社や黒川紀
章氏設計の中銀カプセルタワービルなどが建っていたり、駅前には、外壁が特徴
的で、これまた昭和の香り漂う新橋駅前ビルやニュー新橋ビルなどサラリーマンの
オアシス?のような建物も建っています。
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それプラスして、レトロな雰囲気の堀商店、煉瓦造りの高架、旧新橋停車場を再
現した建物なども混在する、ちょいと不思議な街です。
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そんな新橋での昼ごはんは、新橋駅前ビルの「鰻 かねてつ」さんで“大鰻丼”を頬
張りました。
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最近はうなぎの値段が上がったので食べる機会が減りましたが、香ばしく焼かれ
たふっくらした大きめのうなぎ!めちゃ美味しかったです。
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