クリスマスに五百羅漢

年末になって出張が続いてるんですが、今日は、お世話になっている関東の
お客さんのところへ年末のご挨拶。

夕方には滞りなく仕事も済んで、後は大阪に戻るだけだったので、これは良い
機会だと六本木の森美術館にちょっと寄り道して、なんとか観に行きたいと思
っていた村上隆さんの個展「村上隆の五百羅漢図展」を拝見。
  
会場に入るとメインの五百羅漢図へのプロローグってことでもないでしょうが、
“727”や“円相”、“DOB君”など、村上氏の代表的なキャラクターの最新作を
はじめ、五百羅漢の布石って感じの“達磨大師”。
 
 
 
“宇宙の産声”や“欲望の炎－金”などの巨大なオブジェの他、
  
 
狩野一信の“五百羅漢図”なども展示されていました。

そして、いよいよ“五百羅漢図”の部屋へ。高さ3メートル、幅が延べ100メート
ルだそうです。が、東西南北を司る神、“白虎”、“青竜”、“朱雀”、“玄武”をタイ
トルに付けた4つのパーツに分かれているので、3メートル×約25メートルの
作品が壁の両側に配置される形で展示されていて、圧巻の一言でした！
  
 
  
 
パッと見の迫力も凄いんですが、五百羅漢を細かく見ていくと、この一体一体
がまた面白い。
 
 
離れたり近づいたり、行ったり来たりしながらマクロとミクロでじっくり楽しませ
てもらいました。
 
そして、最後は、“萌える人生・・・”と“馬鹿”って！ひねてるな～！
 
ともかく、東日本大震災に対する村上氏の想いと祈りが爆発したような迫力と
ある種の無常観を、身体全体で感じさせてもらいました。期待以上に、めちゃ
くちゃ良かったです。

迫力の五百羅漢図を見終わって、地上に降りると、3階のA/D GALLERYでは
森山大道氏ミニ個展「森山大道 ポラロイド展」をやっていたので覗いてみました。
 
ポラロイドで撮った昭和を感じる街角の写真の他、大好きな“三沢の犬”も展示し
てありました。

今回の東京出張の昼ごはんは、高田馬場のとんかつ屋「とん久」さんでロースと
ヒレのあいもり。

サクサクふんわりのとんかつはもちろん甘いキャベツもめちゃ美味しかったです。

そして、品川駅で大船軒さんの「しらす弁当」を買って、週末で子供がバタバタし
て賑やかな新幹線で大阪に戻りました。